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ROBO RACE WERNHERいつになっても始まらないレース、、それがロボレースの現状のようですが開発検証は継続中。5年ほど前にはフォーミュラEの前座レースとして全ラウンドに組み込まれる予定を聞いておりましたが直前に頓挫。パトロンとレース首脳陣がどーっと引いたのが原因と聞いております。大きな要因はレースビジネスにおける採算、残りの諸事情は”開発段階において新たなAIの進化が発生してその使用権限が他の場所(例えばDARPAとか)に強制移管されたから?、、ま私の勝手な想像ですが、レースオーガナイズ影のパトロンが軍事技術産業ならアリな話です。当時のロボレースエンジニアも簡単にレースがスタート出来る、無人でもレースが成立すると確信していたと思います。関係者じゃない私の根拠は”ミサイル誘導技術に転用された鳥の大群がぶつからず方向を変えながら飛び続ける為の指令要素(コマンド)が3つだけ”、三次元じゃないクルマが進む縦横だけの制御ならもっと簡単と考えてました。そもそもレーサー不在、無人機のレースが面白いのか?と言う話ですが、それは人それぞれ、人が居なければモーター”スポーツ”じゃない。と、、そこは私も同感です。イコールコンディションのハードウエア(ワンメイク)で、走り出せば完全自立制御。人間が組んだプログラムが勝敗を別ける争い。代理戦争みたいで味気ない、そして不気味な感じがしますが、無人のレースカーが超高速で駆け抜ける姿にはちょっと感動しますし、その先にある無人機と人間のレースが気になります。機械と人間、どちらがレースで速いのか?これは興行としても絶対正立しますよね。今はSF小説の題材っぽい感じですが、高度に発達したAIが戦うドライバーのスキルを習得して更に速く、より人間に近付く。一方のドライバーは勝つためによりストイックなドライビングマシン化つまり機械に近付く。興味湧いてきましたか?下ムービーは最速樹立までのプロセス。ロボカー無人機がスピンしてコースアウトした映像にちょっと親近感と安堵な感覚を持ちました。私の信奉するデザイナー”ダニエルザイモン先生”の優れたマシン造型とグラフィックが疾走する姿にちょっと感動。機械と人間の関係性が常に良い方向でありますように。 日々精進