CB列伝

HONDA CB750 WERNHER個人的に乗り物の音(主に排気音)で世界で一番いい音!と常に思っているのがホンダのCB750の排気音です。これを越える(個人的にです)エキゾーストサウンドには未だ出会ってません。フェラーリでもなく、ポルシェでもなく、マセラティでもなくこのCB750の音が非常ーーーに好きです。排気音と言うよりエンジンの連続的な爆発音ですね。ほんとシビレますが欲しいとは思わないんですよ。前橋に専門店さんがりまして、一度見に行きましたが、これは自分が乗るのではなく、愛情を持ったオーナーと共に走り去る音を聞く事が大事って感じの引き気味の姿勢w。多分幼少期の原体験で、当時(CB750新車時)亀有駅から環七を渡り、自宅のある中川2丁目まで歩く途中にバイク屋さんがありまして、店内の床がオイルで真っ黒ですすけ気味で雰囲気あるショウルームに佇むオレンジのCB750&お店の前に止めてある諸先輩のCB750と、子供心に”アウトロウ的な危うさ”を感じとっての事かもしれません、、今では私も立派なアウトロウ(納税は怠りませんが)であります。

HONDA CB750 WERNHERそれほど詳しくないのですが、ドライサンプエンジンで、サイドカバーがオイルフィーラーキャップ付きのリザーブタンクです。幻のF1ヘッドっていうのが凄いらしい(どう凄いのかはしりません)。

HONDA CB750 WERNHERこちらは当時仕様の街道レーサー。オイルリザーブタンクの鋳造フィン付サイドカバー(多分高価な代物と)吸排気に手が加えられておりますが、音源は同じで素晴らしいサウンドを奏でる逸品だと思います。前職でマフラー製造プロディユースをしていた事があるので、排気管の事は少しだけ勉強しました。解った事はエンジンの音(燃焼室の爆発音)をそのまま反映させる事が出来ればクルマのキャラクターとして商品価値に値するって事で、音の良し悪しはその後の仕立てです、、つまり元のエンジンの音が良ければ、素敵なエキゾーストサウンドになるって、当たり前の事でした。その後マフラー製作はですね、加速騒音規制が入りお蔵入りとなりました。バイクもクルマもソレを選ぶ基準っていろいろあると思いますが、特にスポーツカーであれば”音”は大事な感覚性能の要素だと思うんです。数年後には更なる追加規制が始まるマフラー(消音機)、輸入車特権のe&ECE(ユーロ間事前認証保持により車検対応)マーク付の製品もNGとなる可能性大です。、、それ大問題じゃないですか!と騒いでいたのは数年前までの事で、今では内燃機関の存続自体危ぶまれてますから問題解決かも?

HONDA CB750 WERNHER日々精進。