SACHS DAMPER FOR AUTOUNION-V16

SACHS DAMPER AUTOUNION V16SACHSのヴィンテージグランプリダンパーです。当時(WW2以前)の最先端製品で、なんてったってアウトウニオンのスーパーチャージャー16気筒に搭載された逸品です。第二次世界大戦直前まで開催されていた1930年代の旧グランプリに使用された通称”レバー式ダンパー”。左の筐体がボディマウント>右のジョイントはナックル(ホイルキャリア)側へ、レバーストロークを介してホイルストロークを制御します。ピストンロッドの工程をレバーが行っていると考えれば今のダンパーのファンクションと変わらないですね。鋼材はマグネシウムだと考えられます。当時のレースは国力の争い!予算もたっぷりで(スポンサーの名前は書けません、、最近ドイツ人も読んでるので)先進性能への投資をこの頃からやってた訳ですから技術の積み重ねもハンパないですね。この1930年代後半の通称レバー式ダンパー、レバーストロークの回転ファンクションを見直した製品が70年後にF1ダンパー(SACHSローテーショナルダンパー)として再度復活する訳ですから”凄いの一言です”。クルマの飛躍的な技術革新の影には必ずSACHSが居ます。今も。