SIMONINI

SHIMONINI MOTO SACHS WERNHER

SIMONINI(シモニーニ?)1970年代後半のダートレーサーでありまして、ご覧の通り、搭載される空冷2stエンジンは”SACHS(ザックス)”製であります。当時のドイツSACHS社はダンパー、クラッチ等の自動車部品サプライ(純正供給とサードパーティーへ)を行いつつ、ヨーロッパのオートバイと小型自動車(メッサーシュミットやBMWイせッタ等)のエンジンマニュファクチャラー(開発&供給)としての一面もありました。この2stエンジン開発の派生から現ロータリー(旧ヴァンケル)エンジンの開発に居たりました。ロータリーエンジンもSACHS(子会社ヴァンケル)が世界初です。エンジン部門の最初のプロダクツは2stの50ccで製品名Saxsomat、、だったと思います。この小さなエンジンを自転車に乗せて売ったら大ヒットだったようで、「ソレ、、HondaのCubと同じじゃないすか?」と、思いますよね。同じですがHondaより20年以上前のプロダクツですから元祖はSACHSです。今は引退されたドイツ人みたいな私の尊敬する日本人”ミスターK(マンネスマン時代から1人日本で戦ってきたSACHSブランドの重鎮)”はHondaとの会合(OEMでの会議?)でよく衝突していたらしく、その都度「お前らがカブ作って売ってる20年前からこっちはやってんだ!」的な言い合いだったそうで、、ブランドを保つ事、そのブランドを扱う上でプライドを持つ事。今も肝に銘じております。