ロストエンジニアリング、、奇跡の再製。

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五右衛門の斬鉄剣!何でも切断しちゃう例の刀、、、最近知ったのですが、ある時期までに創られた刀は普通に大木も鉄も石も斬れていたようです(でなければXX半次郎の話が嘘になります)。現代の鋼材製法では到底適わない往時の鋼材と技術製法、、失われた古刀技術はおじさん達の”永遠のロマン”と言った感じです。さて、画像の使い込まれたE36用ストラット!今年最後のオーバーホール依頼でお預りした製品です。ザックスレースエンジニアリングジャパンことアネブルさん以前の社名(四日市時代)の頃に開発&供給された減衰調整ナシのダンパーセット。つまりRSタイプのヴィンテージ!格好いいでしょー。ダンパー開封前、、、ひょっとしたらもう部品がないかもしれない、、、パーツを新造するコストを考えたら別銘柄の新品サスペンションセットが余裕で入手出来る金額になってしまうかも。と、オーナーさんに伝えたところ「何が何でも直したい。これは私の一部なのだから。」と。ストラットに盛られた金属疲労対策の溶接痕を観ても”これの代わりはない”事が重く伝わってきました。幸い今回もアネブル蘇武さんが頑張ってくれたお陰で見事再製(年末押迫った中ありがとうございました)!これで当分大丈夫でしょう。よかったねNさん。次はあのロゴが張られたマシンと共に登場してください。よいお年を!