「SACHS INSIDE」カテゴリーアーカイブ

速報! 08年SuperGT、日産GTRにおけるSACHSダンパー装着の可否。

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遅くなりましたが速報!です。今期のSuperGT、カテゴリー500。日産さん、ほぼ(微妙な配慮)全車、昨年に引き続きSRE-SACHSダンパー装着!日産GT500GTR付いてます、、、と言うか外されておりませんので、付いてます!と言う関係者からの報告でした。

画像は昨年までのGT500Zです。製品とGTRに装着されるレイアウトは同じですので勘弁してください。

字題 南條紫香先生.

IDM Team INGHART始動開始。

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IDM(InternationaleDeutscheMotorradMeisterschaft)チームイングハウトMVAgstaF4/312R(SRE-SACHS製フロントフォーク&リアダンパー装備。共に4way減衰調整)08年!いよいよ始動開始です。

画像は07年オフィシャルより抜粋。

GT500日産GTR!SRE-SACHSダンパー実装なのか?

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SuperGT第1回公式テストin鈴鹿が、いよいよ今週末に迫ってまいりました。昨年までのZ同様、今回のGTRもSRE-SACHSダンパーを装着してサーキットに帰ってくるのでしょうか?「GT500GTRのSACHSダンパー装着可否速報」はテスト会場の鈴鹿Pitより連絡が入り次第、速報を必ずお伝え致しますので今週末までしばらくお待ち下さい。
それにしても、、GTと言いつつこのGTR、既に原型を留めておりませんね。スペックを確認しましたがFront18インチ、Rear17インチのホイルを採用って、、、いよいよ凄い事になってます。

1939年 AutoUnionD-type F&S KometDuo4DCK

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普段は全く気にしないAudiフォーラム東京に吸い寄せられるよに入ると、、こいつが呼んでました。1939AutoUnionD-Typeに装着されたF&S(Fichtel&SACHS、現ZF-SACHS)のレバー式ダンパーKometDuo(コメットデュオ)4DTC。黒いキャップ部分に当時を偲ばすロゴレリーフが見えますが、、解りますか?SACHS創業当時の社名”シュバインフルト精密ボールベアリング工業”どおり、鷹とボールベアリングがあしらわれております。5年前にSACHSシュバインフルト本社に訪れた時、社内食堂(管理職専門)のカトラリーには、この鷹とボールベアリングが彫ってあった記憶があります。(出されたメニューは覚えてません、、と言う事は普通に美味しかったと思います)
さて、肝心のアウトウニオンタイプD!フェルディナンドポルシェ博士の設計と、党としてではなく個人的にヒトラーが支援したクルマだそうです。(党の看板は当時メルセデスベンツが背負ってましたからね)

明日は神戸で、あさっては京都です。

撮影協力 Audiフォーラム東京

PORSCHE 911GT3RSR Launche!

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Weissah(バイスアッハ)より新車ラッシュです。PORSCHE社においてはレーシングマシンも確固たる販売製品ですので、あえて”新車”と言わせて頂きます。予算とスケジュール(参戦予定表)があれば何方でも購入可能だったと思います。さて、2月7日のBLOGにて先ずGT3CupSの発表と、本日のGT3RSRローンチ!どちらの車両もSRE-SACHSダンパーが標準装備されております。GT3RSRには前後共に4way(伸び側高速+低速&縮み側高速+低速)調整式ダンパーとPorscheAGが発表しております。これにより昨年末からドイツSREと総本山ZF-SachsAGによるPorsche囲い込み政策は一段落したようです。現在までのWeissahPorscheにSRE-SACHSダンパーが装着されたマシンは下記の通り。

2008 WeissahPorsche SACHS Installing.
Porsche997SportCup
Porsche997CarreraCup
Porsche997CarreraGT3CupS
Porsche911GT3RSR
PorscheSpyder(ALMS)
と、、結局全部SACHSなんですけど、、これだけ装着されれば997、Cayman用SRE製サスペンションセットRS-1が売れるかな~?何て考えておりますが、我々としては一刻も早くSREによるPorscheチューナー”*MANTHE(マンタイ)”さん攻略を希望しております。
*MantheMotorsport。オラフマンタイ氏率いる現ドイツ最高峰のPorscheチューナー、08年ニュル24時間ウイナー。詳しくは来月号のafimp誌にて特集されますので是非ご覧になってみてください。せっかく取材時にお誘い頂いたimp熊崎副編集長、、風邪で行けなくてゴメンなさい!次回は是非っ。

以降PorscheAGによるGT3RSR公式コメント
Suspenshion
Front: McPherson spring strut axle; Sachs four-way gas pressure dampers; double coil springs (main and ancillary spring); front axle arms adjustable for camber; adjustable sword-type anti-roll bar on both sides; power steering.
Rear: Multi-arm axle with rigidly mounted axle sub-frame; Sachs four-way gas pressure dampers; double coil springs (main and auxiliary spring); rear axle tie-bar reinforced and infinitely adjustable; adjustable sword-type anti-roll bar on both sides.
Complete suspension infinitely adjustable (height, camber, track).

VW MotorSport BORA(Jetta4) TDI

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1999年のフランクフルトショウの画像が出てきました。10年近い年月を経て、このSACHSブログで初公開です。「古~っ」と言う声が聞こえてきそうですが僕は全く動じません。何せブログスタート時に掲載した写真は、今から約120年前の画像を使っておりますから10年は序の口です。因みに120年前の我々日本は戊辰戦争後の新政府、明治初頭です。その頃から一貫し精密メタル工業製品を創り続けるブランドがSACHSです。さて、古くない!と言いつつ引っ張り出したVWモータースポーツ(現VWR社)のBORAディーゼルレーサー。装着されたダンパーは間違いなくSRE-SACHS製でした。同一製品は高松のスペシャリスト「アウトシュタット」さんのガレージに無造作に置かれておりましたので、興味がある方は直接お問い合わせしてみてください。

 

WRC08 ラリーモンテカルロ。

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最終日の1日を残しておりますが、スバルチーム、、パッとしないリザルトのようです。昨シーズンのSACHSからのオフィシャルコメントは「我々のダンパーはFIA、WRCレギュレーションに申請されている(チームが使用申告を出した=実戦投入されるかは未定)」だったと思います。F1同様、謎が多いのですが僕の知る限りの情報をお伝えします。SACHSの正式コメントは上記の通り、でチーム側(SWRT)はきっぱりSACHSの名前を切ってます。昨年のリザルトを考えれば、返ってよかったのかな~、、なんて思います。デイヴィットリチャーズ率いるSWRT(SubaruWorldRallyTeam)の主要ダンパーは、現在のトコロ”BOSエンジニアリング社”です。倒立ダンパーのアウターチューブ(シェルケース)の内側面にスラストベアリングを敷き詰めた凄いダンパーでした。(強度upとフリクション軽減を両立出来る)と、言った感じで08年モンテカルロは進行しておりますので、このBLOGでのフォーカスはニューマシン投入以降(SACHSが装着されれば)です。勝算はアリマス!昨年末にアネブル(SREジャパン)蘇武さんが「付く予定だよ~」と言ってましたから。掲載写真は、「SACHSフォトシンジケーション」メンバーのKEOさんの作品です。KEOさんダンケショ~ン!!

Photo KeoLabo

1914年 SACHS、GrandPrixへ供給開始。

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第1次世界大戦直前のフランスグランプリ。SACHS製ホイルハブ&ベアリングを装着したMercedesRennwagenが1位から3位を独占。SACHS製品によるグランプリ供給初の栄光として記録されております。とあるエンスージャストであり超精密モデラーのY先生より「このマシンはBenz社との合併以前に製作されたMercedes社のGPマシンです。」とご指摘頂き、訂正致しました。Y先生、ありがとう御座いました!今後ともSACHSブログ(特にヒストリックレジェンドカーへのアドバイス)何卒、宜しくお願い致します。

ドイツSACHS社内報引用。

RenaultSport MeganeTROPHY。

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昨日がモノトーン画像でしたので、発色のいい写真を選んでみました。今日は黄色です。RenaultSPORT社製、メガーヌトロフィーマシンです。聞いた話(いつもスイマセン)によると、このメガーヌトロフィー、大部分の開発が日産のオペレーションによるもので、その証拠にVQエンジンが搭載されております。SRE-SACHSダンパーもツイデニ装着されちゃった感じなのでしょうか?リアーのアクリルウインドの反射が激しいのですが、見覚えのある赤アルマイトのリング付きダンパーは間違えなくSACHSです。イギリスにて執念で撮影した事を思い出しました。

BMW SAUBER F1.07 SACHSダンパーレイアウト?

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う~ん、、失敗!解り辛いですね。でもこれで勘弁してください。通常、フォーミュラマシンのダンパーは完全にシェル&ノーズカウルに収まっているので外からは全く見えません。実際にSACHSダンパーがF1に装着されている事実と、「どうなってんの?」の疑問にお応えしようと思いましたがこれが限界です。(FIAオフィシャルのSRE製CADアニメーションをコピーしました)以降各画像説明です。

SRE社製ローテーショナルダンパー、製品レンジはフォーミュラカテゴリー。このマシンSAUBER F1.07はリアーのみ採用。フロントセクションでのローテーショナルダンパーは使ってないようです。垂直に配置された2本のダンパーと水平配置されたスルーロッドダンパー1本が基本構成です。この3本構成のダンパーがレバーとアームを介してフロントセクションのコントロールを行います。さて問題のリアーセクション。ウイング直下、又はギアBOX上部とでも言いましょうか?左右の白丸がローテーショナルダンパーです。この2つのローテーショナルダンパー、実はシャーシ前方に伸びるトーションバー!と結合されておりました。バーの慣性ねじれを、設定された回転ストロークにより制御しております。凄んごいハナシですね。よってリアーセクションは上部に配置されたスルーロッドダンパー1本と左右配置のローテーショナルダンパー&トーションバー2本と各アーム、レバーによる制御構成です。
どうやって見てもダンパーの調整個所は1つもありません(あたりまえ?)ので、レース毎にユニットごと交換です。