自分が旧型86に乗り続ける理由の一つがドイツ製ザックス車高調こと、ザックスパフォーマンスコイルオーバーサスペンションのフットワーク性能を手放したくないから。そして、自らプランニングし製品化された最初で最後の自称”逸品”で愛着と責任があるから。サスペンション性能は各専門誌をはじめ、ユーザーさん同士で比較検討されていると思いますが、そこにSACHSが話題になる事は既にないと思いますし、そもそもこの製品に限っては最初から性能比較の対象外だったように思います。サスペンションをアップデートする目的の多くはサーキットを走りたいから、と言う話から抜け出せない限りザックスパフォーマンスコイルオーバーサスペンションの優位性を理解する事は出来ないと思いますし、実際、自分で販売してて出来なかった(涙)。35年前くらいにドイツ車用SACHSサスペンションを本格的に販売開始した時、「乗り心地なんてスポーツサスペンションには不要」と言われ続け、「旋回ロールが大きくてダメ」出しされた事を覚えてます。先に限定生産が発表されたGRカローラ/モリゾウRRのフットワークコンセプトは皆さんご存じの通り「スポーツなのに快適、旋回ロールに寛容なセットアップ」と、、ここまで35年。スポーツカーでも乗り心地は大事!その乗り心地を作るメカニズムに最大の安全性能があるんですけどね。それを理解している方々がザックスパフォーマンスコイルオーバーサスペンションのユーザーさんで、特に自動車の組成(自動車メーカー、パーツサプライヤー、ディーラースタッフ)に関わる関係者さんに好評でした。で、今回オーバーホールのご依頼うぃ頂いたユーザーさんも思った通りの業界関係者(86にも搭載されているパーツサプライヤー)さんでした。改めまして、この度はありがとうございました。ド新品と違い、製品組み付け時のフリクションがゼロ(程よいアタリが出ている)ですので、即レスポンスが楽しめますよ。オーバーホール前の減衰レートより更に上げても快適性能は保持されると思います(個人的見解)。テストドライブは是非とも深夜の高速でギア比1.0以上の快楽を伴うハイスピードレーンチェンジを体感して欲しい。
さて、いろいろぼやいてしまいましたが、実製品の抜き身画像がこちら。左がフロントストラットダンパーで、右がリアマルチリンクダンパー。ご覧の通り唯一のどちらも倒立。全長調整式じゃないのはラインランド検査協会の認可が出ないからなんです。※認可がないと公道使用できません。
ドイツZFレースエンジニアリング社オフィシャルパートナー”アネブルAPG社”から戻ってきたオーバホール済みのダンパーセットを検品&梱包の画像。「何か部品多くない?」って思った方は大正解。オーバーホールに必要なパーツが供給されないので、手持ちの新品前後各1本をばらしました、、責任を果たすために(涙)。基本オーバーホール(分解/洗浄/オイル/ガス/組み立て/測定)+アウタートップチューブ交換+フロントストラットスリーブ左右交換+ロッド研磨&修正+インナーバンプラバー交換+ダストブーツ交換とホボ新品状態にリフレッシュ完了! 日々精進