自宅を建てる時、たくさんの建築雑誌を買って読み漁り、自分の理想を探しました。建て終わって大半の本は処分しましたが、この津端邸が掲載された本だけは残してあります。この本は6年前に掲載された号で当時の津端さん(建築家)は85歳。暮らす事>自分と時を刻む事。クルマとは関係ありませんが、モノと人の関係性は同じだと思います。愛着がなくちゃですよね。で津端さんご夫妻、未だご健在で何と映画にもなったそうでビックリです。自分もそうありたいな。と、趣味趣向に共感できる数少ない人生の先輩に感謝。日々精進。
月別アーカイブ: 2017年2月
GENESIS
アニョキングことドライビジョン代表の今市社長から、「ところでしょうちゃん!後期型86&BRZ(M/T)のチューニングECUがほば完成だから宜しく!」と。この一報を受け、弊社のWEB担当がフォトショのレイヤー調整してページ掲載準備しております!の図です。WEB担当、、1人株式会社なので自分で作ってます、、汗。前職では製品のスタートからリリースまで自分1人でやってましたので仕事量は今と変わらないですね。目指すは”みうらじゅん先生言う所の1人電通+1人伊藤忠商事”です。スタート&エンドの全行程に責任を持つ事。これは私もアニョさんも同じ考えです。さてさて86&BRZ後期M/T用の全く新しいチューニングプログラムGENESIS(ジェネシス)。従来(前期)のプログラム構築は日本のドライビジョンを中心にギリシャ、ロシア、オーストリア、スイス、英国の各クオンツ(天才)が編んだプログラムを集積して各パートの実検証(走ってテスト&エラー出し>リマップ)を繰り返した、、と聞いております(うる覚えですが)が今回のGENESIS、、100%ドライビジョンジャパンの編成。後期207ps&212N/mのMT用エンジンって日本だけなんですね。正確に調べた訳ではないのですが、欧州の86後期はボディだけでエンジンは旧型(プラスティックマニフォールド)、米国はMTも後期AT200PSエンジン(赤鋳造マニフォールド)でした。日本だけ特別なんですね。ストック207PSをよりダイナミックに感性に訴えるチューニングのドライビジョンECU-GENEIS!弊社からのリリースは、、ネッツ東埼玉様ブルーエリアMS高木さん曰く「そーですねーー、、3月末から4月頃には」との事ですので日程が決まり次第、またご案内致します。その前にWEBページ完成させなくちゃ!
次期86を勝手にデザイン
自分史上最も格好いい!と、思った86のバンパーデザイン。facebookで大反響だったので、blogにも掲載しました。もし、作るならKOUKI対応のフルバンパー。うーん予算があったらヤリタイのですが、、。
で、元ネタと言いますか、フォトショのレイヤー素材がこれです。新型カローラっ!カローラ、、こんなんだったんですね。
こちらは同じような事を考える人が居ますね(これ自分の方ですね)。と言う見本。猿のイモ洗い現象ってご存知ですか?思考が伝播する現象です。
車高10mm上げの実例。
TRD14RにSACHS(ザックス)PCO(Perfaormance-Coil-Over)サスペンションセットを装備したユーザーさんから画像をお借りしました。車高をノーマル(14R純正車高)から10mm上げてお使い頂いております、、車高を上げて使う事が出来る、、これも製品性能だと思ってまして、このように実践して下さったユーザーさんに感謝!ザックスパフォーマンスコイルオーバーのホイルストローク量はほぼノーマル同等の長さを保っておりまして、これも車高調整形状でありながら驚異のトラベル量を誇ってます。ストリートユースのサスペンションホイルストローク量はそのまま路面接地性能評価の一つになります。リッチなストローク量を生かして、安全に快適に、そして圧倒的に速く楽しいサスペンションで冬の14Rを楽しんで下さいっ!
1964GM Firebird-IV/Concept04
1964年のGMファイアーバードコンセプト04。格好いいなーーっと思い自分のfacebookのカバーにもしました。低いボディラインと構成面とドア等の切り方、そしてルーミーなキャビン。当時のNASA-X系(性能実証機)ジェット機デザインに通じるデザインですかね?兎に角格好いいです。タイヤの丸を無視した造形って自分にとってとても新鮮でした。ドイツ車ばかり見て来たので、、主にポルシェで”タイヤありき”のボディデザインはそれはソレで素晴らしのですが、この頃60年代が見た未来のクルマはタイヤはなくなる、、そう願ってたに違いないと思います。当時のデザイナーの思惑はハズレでクルマの進化はタイヤの進化であります。内燃機関が終わってもクルマはタイヤで当分走りそうですね。
続、2030年問題
1月16日に書いたblog”2030年問題”の続編です。自分のような素人でも思いつく事、やはり総本山VWは既にスケジュールしているようで一安心。電池&モーター搭載の汎用プラットフォームに好みの上物を乗せて完成。スポーツカーでも対面座席のファミリーカーでもOK!いいですねーー。床一台に対して、上物を2つ買えば着せ替えも行けそうですよ!あー安心(笑)。
で、上画像左が対面座席対応(つまり自動運転)のファミリーカー、右がみるからにスポーツカー。モータードライブの利点である進行方向自由自在ってのも凄いですね。
SACHS P-C-O 000484/BMW M2,M3,M4
えー、月末月初の納品書まとめ&ご請求書発行も無事終了いたしまして、趣味の時間です(笑)。下記グラフ(あえて見え辛くしてあります。国際協定の範囲内で公開)はドイツZFレースエンジニアリング社のオフィシャルテクニカルパートナー、刈谷のアネブルさんにて測定&抽出して頂いた減衰レートグラフです。BMWのF系M2,M3,M4用とF系3erを比べてみたら、何か答えが出るかもしれない、、と、自問自答のブログです。
この車両(BMWのF系)にご興味を持っていらっしゃる方、、多分2人はいらっしゃると勝手に思い、その方に向けて(念じて)私も考えながらご説明。先ず上段がドイツZFレースエンジニアリング社が呆れるほど長すぎる開発期間を経て”満を持してリリースした新製品BMWのM2,M3,M4用SACHS(ザックス)パフォーマンスコイルーバー”の減衰展開図です。左がFront、右がRearとなりまして、下が伸び、上が縮みであります。PCO(Performance-Coil-Over)のダンパー構造は、スポーツ&チューニングダンパーの中で最もベーシックなシングルチューブの倒立+ニードル制御による伸び&縮み同調の1way減衰制御です。ダンパー下部のダイヤルを1つ”カチッ”っと回転させる度に減衰が変わります。グラフは18段調整の最強(ニードルプロファイル)と最弱、その間の数ポイントを抽出して描いております。あたりまえですが、しっかりと減衰が変化している事が分かります。またこのグラフは実測でして、いわゆる性能目標(理想数値)ではありません。ホント綺麗に展開されていて、その展開速度の速さ(横軸)、、単位を見たら一目瞭然なのですが普通のダンパー屋さんが使うm/secではありません。さて、この前後の減衰展開でありますが、一つ前のモデルE9X系からフロントの稼働率が格段に上がりました(E46時代まではリア側の制御を重視した設計)。クルマが変わり制御の方法(主に電子的姿勢制御の介在)の変化による事とシャーシの構造強度の考え方にも新しいものがあるように思います。話はグラフに戻りまして、F3Xの減衰に比べM2,M3,M4用の伸び側が強いですね。ストリートスポーツカーにとって高負荷での接地性能は絶対的な要求ですので良い設定だと思います。こんな事言うのは変なのですが、よりSACHS(ザックス)らしい、見慣れたセットアップです。今回考えがまとまらない(どのように製品アピールしていいものか?)まま書いてきましたが、ほんの少しだけ言葉にできる性能が見えてきたように思います。第2世代PCO、このセットは初代セッターから数えて3人目のエンジニアが仕立てました。そしてPCOプログラム(製品)スタートと同時に性能の保証人(最終認証担当者)であったBMW/SAUBER-F1のダンパーエンジニアリーダーだったライナーキルヒェナーの認証サインが入った最後の製品です。扱う側のプライドも問われる製品、、先ずはパートナーを探しつつ、製品をアピールして行きます。作りかけの製品ページ完成まで今しばらくお待ちください。