「BOOK」カテゴリーアーカイブ

祝!創刊10周年40号-86&BRZマガジン

ザッカー86&BRZマガジン交通タイムス社発行、XaCAR(ザッカー)別冊86&BRZマガジンが創刊10周年!40号の発行が完了!大野田編集長はじめ関係各位おめでとうございます!思えばアッと言う間の10年。そう10年前、、タイムスの健さんこと交通タイムス社-広告部エースの高橋さんに呼ばれて本郷ビル社屋に”のこのこ出向いた”自分。その会議室で待ち構えて居たのは元-三栄書房系列FMC出版派(故-城市編集長、大野田さん、ヤマモトシンヤ先生等)XaCAR編集クルー皆さんでした。険悪なムードの中、何で自分がココに居るのか解らないまま「XaCAR誌は今号で終了となる!次号からはXaCAR別冊86&BRZマガジンとして再スタートする。以上」と、聞かされましてXaCAR別冊86&BRZマガジンが誕生した瞬間に立ち会った唯一の部外者が自分でした。あれは何だったんですかね?(笑)

ザッカー86&BRZマガジンさてさて、話題を誌面に戻しまして、今号は10周年にふさわしく、86の進化行程が丁寧にアーカイブされています。保存版ですよ!是非お近くの書店にてお買い求め下さい。この系譜を見てもTRDコンプリートカー14R60と自分の14Rは異端であり良く販売出来ましたよね、と奇跡を感じました。

ザッカー86&BRZマガジン一方コチラは2011年、今はなきIAA(イーアーアー)ことドイツフランクフルトモーターショウのトヨタブースFT-86Ⅱコンセプトの画像。日本では確か黒いボディカラーで展示された記憶があります。これを現地でナマで観て自分は完全にヤラレタのかも。ザッカーさんの謎会議参加と、このフランクフルトFT-86Ⅱコンセプトと自分の人生が軌道修正されたきっかけとなった事は言うまでもありません。改めまして、交通タイムス社XaCAR別冊86&BRZマガジン10周年40号おめでとうございます!、、最近広告出せていないのでがんばらないと。 日々精進

ザッカー誌に掲載

本日の一冊

今和次郎 ジャンパーを着て40年自分の一番好きな服装は軍服(前世の記憶か?)。ジャケットもカーディガンもトレンチコートもジャンパーも軍服なんですけどね。で、今まで生きて来た中で、スーツを着ている時間よりジャンパーを着ていた時間の方が圧倒的に長い自分にピッタリの本を発見!タイトル「ジャンパーを着て四十年/今和次郎-著」40年も前からいわゆる”ラギッドスタイル”を貫いて一定のポジションを確立した日本人のお話し、、ではなかった。ファッションの本質と言うか、人間と被服の古代からの関係性に迫った凄い内容でした。文中に「~服に着られる~」とあり、これはまさしく”キルラキルの原作”に違いないと勝手に確信した次第。

今和次郎 ジャンパーを着て40年たった数百円の文庫本。この本から得た個人的な価値は計り知れない、、マジで凄いよ!今和次郎先生!文庫本でこれだけページを折ったのは久しぶり。”吉村昭-戦艦武蔵”以来かもしれない。念の為に書きますが、読んでも合コンのネタには出来ません。

今和次郎 ジャンパーを着て40年「衣服は着るための機械である」考現学の開拓者”今和次郎先生”の考え方は、自分のライフワークでもある人間と機械の関係性/在り方を無策するお手本にもなりました。民俗学の権威”柳田國男”に従事したのち破門された今和次郎先生、、敗戦から復興へと向かう日本の新しいライフスタイル(衣/食/住)の設計者。古代を検証しながら今を見れば自ずと未来が見えてくる事にも納得。安価な民生服が市場を席捲する。と、ユニクロの出現も見事的中!40年以上も前に書かれた文章なのに、最近のコラムニストが書いたような親しみのある文章に物凄く共感。きっと今和次郎先生は気さくな方に違いない、、と勝手に想像した次第。出来ればご存命中に瓶ビール飲みながらお話しをお伺いつつ、キルラキル(人類と繊維質インベーダー”生命戦維”の攻防戦)を一緒に観て欲しかった(笑)。

今和次郎 ジャンパーを着て40年繊維喪失!(↑クリックでPVムービーにリンクします) 日々精進

自前の衣装で007(NO TIME TO DIE)

本日の一冊

ものがたりの家 吉田誠治本屋さんで凄い一冊を発見して購入しました。プロの背景グラフィッカー(設定デザイナー)が描く”住んでみたい空想の家33件!建築マニアの方にもオススメできる素晴らしい作品集ですよ。家と部屋をみれば自ずとその人の人生が思い浮かぶ気がする。で、掲載された33件から最も自分の好み、、と言うか”ホボ自分の希望通り”と、思った家が”篭居中の情報屋”戦車の家。以下作者設定解説-かつては様々な政府機関を向こうに回して活躍した情報ブローカーだったが、現在は第一線を退いて隠遁生活をしている。大戦後に森に廃棄されていた戦車を改修したテントのような家に住んでおり、今はもう彼の元を訪れる人はいない。<身に覚えがあり、自分の人生における一つの理想でもあります。(アウトプットする必要がなくなりつつも、インプットを積み重ね、雑多に集積した情報の意味が理解できる人が未来に役立ててほしい)想定する戦車の車内と、弊社事務所(三畳一間)の広さも同じ位か(笑)。

ものがたりの家 吉田誠治吉田誠治-ものがたりの家(ISBN978-4-7562-5358-3) 日々精進

本日の一冊

サンテグジュペリ 最終飛行本屋さんの棚で何度も見かけて買わずにいた本、最終飛行/佐藤賢-著。表紙買い(レコードで言うジャケ買い)しました。表紙のイラストレーターさんがジレラサトゥルノを数台所有するクラブマンレーサーだった事が好印象、、。時に”購買欲は全く違う方角から湧いて来る事”を実感しました。逆も然りで自分の商売も気を抜かないでキッチリしないと。と思った次第。読んで勉強になった事は沢山あります。WW2直前の分断された悲惨なフランスからのノルマンディー上陸作戦までの経緯。サンテグジュペリはドゴールを極度に嫌っていた事。この本だけ読むとドゴールが悪者っぽく思いますが、一般常識として国際空港(シャルルドゴール空港)の名前までになった人がタダの悪人である訳ないよね。と、1人納得。ドゴールはフランスの食料品自給率を安定させた英雄。その甲斐あって現在のフランス食料品自給率125%!(余剰25%は輸出-お風呂で読んでいる文春にたまたま書いてあった)いつでも戦争が出来る体制ですね。

サンテグジュペリ 最終飛行フランス史/フランス文学をこよなく愛する文学女史との合コンネタで”小出し(ココ大事)に会話に取り入れる作戦”はありかもです!サンテグジュペリ星の王子様”ファンの方は読まない方がいいと思います。 日々精進

本日の三冊

秋田 本荘 本屋 文弘堂書店本日の三冊、すべて古本。右側-赤頭巾ちゃん気を付けて-昭和44年8月10日、初版本、、コレはついでに買った感じ。左側-ドイツ道具の旅-マルク通貨時代、初めてドイツに行った時の記憶を補完する為に買いました。フランクフルト中央Uバーン(地下鉄)駅のどぶ臭い匂い(これは今でもか?)、中央駅から地下鉄に乗って40分程にあるバッドゾーデン定宿ホテルアムクルパークを拠点にした当時のドイツでの生活が懐かしい。因みに出張中、日本への報告は音響カプラーを使ったダイヤルアップでした(汗)。スパイかよって感じ。因みにこの2冊は文庫本で完読済み。本箱に納めるためだけの本かも。本の識者が言う”紙の本はフィギュアのような物質になって行く”に少し納得。

秋田 本荘 本屋 文弘堂書店もう一冊はこちら、店主のオススメで買った秋田とモスクワの間。「秋田とソ連(当時)の距離感は物凄く近かった」と店主の言葉に興味を覚えました。

秋田 本荘 本屋 文弘堂書店三冊の購入店。文弘堂書店。秋田県由利本荘駅ロータリー付近にあります。

秋田 本荘 本屋 文弘堂書店買った本を天日干し。旅の思い出と共に自分の知的欲求を満たす道具(本)。日々精進

ロードテスト雑記

本日の一冊

神林長平 雪風 アグレッサーズいわゆる”厨二病”ってやつかもしれません。神林長平著-アグレッサーズ(戦闘妖精雪風シリーズ最新作)を買って読んだ感想は、、もう買わない(笑)です。一応全シリーズ作品は読みまして、アニメのDVDも何度も見返し早や20年。人間の推しで例えると”20歳の地味なアイドルに思いを寄せ続けていたら本人が40歳になってた、、汗。”ま、機械(主に戦闘機とか周辺機器)は歳はとらないのかもしれませんが、冷めたと言うか、自分の中で一段落。しかし、戦闘機のSF小説&アニメを推し続けた20年間は無駄だったとは全く思わず、未来の現実を先に観れた事が今の自分の財産なのかもしれません。世界的な軍事兵器ジャーナリスト”PWジンガー”先生曰く、DARPA(米国防省)の最先端研究開発が可視化(製品化/実戦配備/公式公開)される平均的な年月が20年後らしく、まさしくF135エンジンを搭載したF35の空中機動や、無人機X47の飛ぶ姿は既にアニメで見慣れた景色でありました。また作品に感化されたのは日本人だけじゃなく、ルノースポール&アルピーヌのデザイナーもYUKIKAZEのファンらしく支持層の厚さを実感した次第。人間と機械/人と道具の在り方について深く考えたい方にオススメの一冊です。 日々精進

F45CONCEPT-6TH GENERATION JET FIGHTER

本日の一冊(庄司薫-赤頭巾ちゃん気をつけて)

庄司薫 赤頭巾ちゃん気を付けて記憶ではこの同じ本を何度も買って読まずに捨てたを数回繰り返し、この度無事(ナナメ読みだけど)完読。とにかく読むのが辛かった。当時の新しさは感じたけど、どこが面白いのか全く解らず終わった感じ。幼馴染で同級生の高校生(今で言うツンデレ?メンヘラ系で多分美少女設定)+積極的な全裸に白衣の女医(大人の女)+街中の少女(赤頭巾ちゃん?>ロリ枠)と僕(薫君)が主な登場人物。現代で考えると”青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(ブレードランナーの原作アンドロイドは電子羊の夢をみるか?のオマージュ作品なのか?)”的。青春ブタ野郎とバニーガール先輩の話は量子力学のリアルなSFとして筒井康隆先生も評価していらっしゃるらしく自分も納得。もしかしたらライトノベルの元祖がこの本(赤頭巾ちゃん気をつけて)なのかも。さて、本題の赤頭巾ちゃん、自分と同じ名前(ペンネームだそうです)の著者のおかげで少し得した記憶があります。前職で駆け出し営業マン時代のお取引先経営者はおおよそ自分より20歳年上でした。自己紹介で自分の名前を伝えた瞬間、多分この本(赤頭巾ちゃん気をつけて)を思い出し自分の青春時代と、営業マン-ショウジカオルが紐づけされ自動的に好印象>結果良好売上増。自分は何もしないで得を得た記憶。1968年前後に学生だった方々が持つ特異な熱量に今もリスペクトしています。学生運動家は永遠のあこがれ。

庄司薫 赤頭巾ちゃん気を付けて「エンジ、ニアウ(似合う)のか?」 日々精進

819(ハイク)の日

種田山頭火#MeToo。俳句(ハイク)の日。会社の決算報告を終えて(無事受理されました)今月中にお支払い。法人県民税/法人県民事業税/地方法人特別税/法人村民税/国税法人税/国税地方法人税/国税消費税/地方消費税、、どんだけー(汗)。以前”文春”の経済評論家のコラムで”日本国内の58%の会社が法人税を払っていない”と読んで、ズルいとは思わず羨ましい、と思った次第。勝手な想像ですがあまりにも莫大な金額になるので払うと会社が大変な事になる>雇用の問題と取引先に重大な問題が連鎖するから?自分の会社がそこまでの規模になるわけなく、むしろ”小規模零細法人が日本の景気を悪くしている(某経済アナリスト談)”の方に族しますので申し訳ない思いもあり。自社で払った税金が自衛隊皆さんの兵糧(お米とかレーション)の一部に使われていると思えば少し嬉しい。

種田山頭火マジでグッとくる。モチベーション維持というかあきらめの境地で 日々精進

8月15日

浅田次郎 終わらない夏 8月15日 開戦元自衛隊、戦車乗りだった浅田次郎先生著「終わらざる夏/上下巻」。この季節によく読み返す本です。欧州情勢がこんな今、「次は日本(北海道)だ」と言う根拠はこれを読めば十分、、と言っても自分に出来る事はなにもなく(覚悟はあります。)、ただ今の平和に感謝するのみ。諸先輩に感謝。尊い平和に感謝。日々感謝、日々精進

本日の一冊

ジョンガイガー サードマンファクター2022年8月の山の日にオススメする本日の一冊、ジョン・ガイガー著「サードマンファクター/奇跡の生還へ導く人」。SF映画”ゼログラヴィティー”中、死んだはずのジョージクルーニーが宇宙船内に戻り、主役のサンドラブロックに帰還オペレーションを伝え、レーション(非常食)を渡そうとしたら彼は居なかった(死んだ事を思い出した)シーンの現実版。オカルト現象っぽい感じですが、著者のジョンガイガー曰く「その人が持つ強い生還本能が生む幻影」と。もう10年以上前に買って何度も読み返し、自分のサードマン(3番!サード長嶋!しか思い浮かばないんですが、、笑)に”その時はよろしく”と言う気持ちを持ち続けています。-以下本書扉ページ記載引用>>いつもきみのそばを歩いている第三の人は誰だ?数えてみると、きみとぼくしかいない けれど白い道の先を見ると いつもきみのそばを歩くもう一人がいる フードの付いた茶色のマントに身を包み音もなく行く 男か女かもわからない ーだが、きみの隣にいるのは誰だ? ーT・S・エリオット「荒地」  日々精進