前職時代からスタートした試乗車86を使った製品プロモーションも、もうすぐ5年目を迎えます。SACHSパフォーマンスコイルオーバーの販売が主な目的でありまして、当然フットワーク周りの構成パーツには常に気を使って”今出来る最適”を維持してきました。プロモーション当初から使い続けているタイヤがMICHELINで、この先も変わる事のない大事な構成パーツの一つです。タイヤサイズは純正同等、ホイールのリム幅7.5とインセット49もほぼ純正同等です。デモカーなんだからもっと派手に!もっと目立つように!とアドバイスを頂く事もあるのですが、ノーマル設定から外れる事で得られる優位性(目立つ、見た目良し)より、ノーマル基準に併せた上で、SACHSパフォーマンスコイルオーバーサスペンションに換装したフットワークの動きと振動制御感覚を体感して欲しい一心で現在のセットアップを維持しております。ヴェルナーの86試乗車は玄人受け、と言われる所以はここら辺にあるかもですね。ここ最近、ご試乗頂く方も”試乗玄人(メーカー関係者、前々からですが)”も増えてきたようですので”自称試乗運転職人(私)”もSACHSブランドと、MICHELINブランドに傷を付けない様に精進しないと、、。売る前(買って頂く)のお膳立てには結構気を使っています。
で、現在のタイヤはMICHELIN-PS4(パイロットシリーズ4)。PS3からスターとして、昨年9月にPS4へ換装。現在に至ります。ご存知の通りGR86純正装着で、同じSACHSブランドの”Performance(パフォーマンスシリーズ)”のダンパーを装備。トヨタGR開発陣営各位と張り合ってる分けではなく、目指す方向性が同じであれば使うツールも同じって事で、少なくとも私のやっている事、パーツの選択に間違いはないみたいです。試乗評価>即売上じゃなくても、ミシュランジャパンさんのコントロールタイヤを使わせて頂いている弊社としては”少しは貢献出来ている”と思ったりもします。
私のクルマ人生において、SACHSとMICHELINが装着されたクルマに乗れる事が普遍的な幸せであり、安心して踏める条件の大部分を占める性能要素です。現在まで体感した”PS4のざっくり性能は”サイドウォール半分程(およそ)の浸水でも前に進む(しかも超高速走行で)&水しぶきの量がPS3より多い(気がする)排水性能が凄かったPS3より更に水かき性能を上げたPS4で雨の高速も安心です。つるつるテカテカサイドウォールのデザイン性能!FIA-GT3、GT4、CARRERACUP等レースコントロールタイヤをイメージする質感に萌えますしグッドデザイン賞保持も納得の見た目。実際の走行性能は、ミシュランさんのタイヤ性能表現である”空気の入れ物”通り、基本に忠実な運転をする限り、不安や物足りなさを感じる事無く、どんな路面状況でも速度域でも常に感じる安心感が絶対的な性能です。因みに弊社デモカーのPS4空気圧は2.1~2.3近辺を行ったり来たりです。日々精進