東京モーターショウ2017、本業の部品

ニッパツ 中空コイルスプリング 超軽量 ライトウエイト日本発條さんのブースにおじゃまさせて頂き、モロモロ見学。上画像はご覧んの通り中空スチール製コイルスプリング(軽いです)。今からちょうど10年前、2007年にコレを見た時衝撃を受けました。当時はまだ技術が追いつかず実用化の目途は遠いと、、で、製法技術から見直し完成したようです。通常のショットマシン工程の前に平面材を巻いて中空チュープにするそうです。私の本業はドイツのチューニングダンパーを販売する事ですが、プラットフォームから下(懸架)方面の情報は常に最新版じゃないと直ぐに負けですから、実際に目で見て確認っ。86方面の皆さんはニッパツ(日本発條)じゃなくチューハツ(中央発條)の方が響くと思います。今も話題のチューハツ”サイドフォース(非応力変化伸縮)ストラットスプリング”SASC®(SASCは中央発條株式会社の登録商標です。)”は15年前から体感済みでその技術製品は弊社でもスタンバイしております。その先の製品ってなると、このニッパツ製中空ライトウエイトスプリングが現実的な有効策(アフターマーケット向けチューニングスプリング)と思います。その有効策を真っ先に搭載するクルマは残念ながら国産車じゃなく、ディエップ産ルノースポールだそうですよ。

ニッパツ カーボンコイルスプリング 超軽量 ライトウエイトこちらも日本発條さんの製品。炭素繊維(CFRP)製のバネですよお客さんっ!持たせてもらいましたが、超軽い、、鉄バネ重量の70%OFF。2020年実用化目途と。これに発電機能を搭載して各自動車メーカー影の支配者ドイツZF帝国への対抗策に使われる事を強く望みますっ。

ニッパツ FRPリーフスプリング 超軽量 ライトウエイト製品続きます。説明ラベルが????と聞いたところ「業者さんが貼り間違えて申し訳ない、、汗。」との事でラベル無視して下さい。板バネも進化しております。昨今のボルボが積極的にリア搭載して、もしかしたらリア側はコイルじゃなく、リーフがトレンドになるかもですね。床面設計(主にバッテリーポジション)の自由度が高いから?そーいえば、昔のコルベットもリーフでしたね。板バネ時代到来?

カヤバ プラスティックダンパー ストラットケース ライトウエイト変わってこちらはカヤバさんの飛び道具。強化プラスティックストラットダンパーケース。軽かったです。どんだけ?、、感覚ですがBMW用アルミストラットシェルより全然軽いです。同じKYB製86用フルタップ式車高調整ストラットの1/8位かと。で、製品は既に技術的に安定しており即戦力だそうで、解説して下さったKYB株式会社サスペンションコンポーネンツ事業本部/山本さん曰く「あとはコストの壁だけなんですっ!」と。純正装着用供給に関しては1円単位の凌ぎらしいですが、チューニング市場であれば全然受け入れてもらえそうですよ。「日本の高い技術力を普及させる為に、もっとアフターマーケット(チューニング市場)が頑張るべきだよね、誰もやらないなら自分で動かして実績を積み上げる。大きな船(大きな可能性を持った技術製品)を沖まで安全に正確に送り出す事、それがタグボート(COX)を名乗る企業の務め。」とは私の信奉するコックス株式会社の渦尻社長のお言葉。私もそーなりたく思います(`・ω・´)ゞ

ホイルインモーターついでの案件。ホイルインモーターカットモデル。ミシュランさんが世界に先駆けて提唱した時はワクワクしました。このモジュールを買えば誰でもマニュファクチャラー(自動車メーカー)になれそうな気がして、、その後ビックサイト(東京モーターショウ)でもパシフィコ横浜(人とクルマのテクノロジー展)でもフランクフルトアムマイン(ドイツモーターショウ)でも見続けてきましたが、やっぱりホイルインは嫌かな(個人的に)と。何よりバネ下増加は気持ちが良くなく、懸架外装備が望ましいです(車体装備でシャフト又はチューブを介してホイル駆動)。今考えられるホイルイン唯一の恩恵は重量増故ダンパーの消耗が早い事ですかね?日々精進