「SACHS RS」カテゴリーアーカイブ

開発テストツールを実戦投入。亀井さんっ、これで行きます!

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僕ら本牧ふ頭の筑波トライアル?パートナー亀井博士の135に次期装着予定の秘蔵ダンパーセットを”ちょろっと”だけ公開します。まあ観る人が見れば僕らが何をしたかったのか解っちゃうデザインなので、寸止めカットでご了承下さい。

で、この製品、、じゃなかった!このテストツールって何よ!って声が本牧社内からも聞こえて来そうですが(ホントは内緒の、、)これわぁ~、、開発にはロスがつき物なんです!(言い切らないと進みませんので)ドイツSRE社による1way減衰調整サスペンションセットRS-1がリリースされる以前に社内開発を目論んだテスト品です。横浜~刈谷~シュバインフルト~ノルドシュライフェ~近郊アウトバーンルート~シュバインフルト~横浜~近所の道路といった局地的な試乗テストを繰り返し、ほぼ完成~っ!といった矢先にドイツSRE社からRS-1がリリースされました。インポーターの立場からすれば当然、自社開発製品を中断して、SRE社の製品を頑張って多くのオーナー様に使って頂く事を優先しました。結果SRE社RS-1正式ローンチから1年、ドイツサイドから「日本は良くやってくれた!日本のRS-1ユーザーさんにも宜しくね!」と、メールが来ました。

残されたのはこのテスト品。アウター側の構造は何時かちゃんとした製品でお披露目しようと思ってますのでちょっと待っててください。ディメンション&内部パーツはRSシリーズ同様Porsche997GT3Cup用ダンパーパーツを組み込んだ超高精度仕上げで、ターゲットレンジは高速域の運動性能だったと思います。当然ドイツSER社開発RS-1のデータベースにも使われた?ようなのでRS-1の高評価からして、このテスト品のポテンシャルは凄いんじゃないかな?とずっと気にしていました。(半分放置ですがね)テスト品が故に普通に販売できるハズが無く、僕ら本牧SACHSにご理解と縁のある方のマシンに是非とも使って頂きたい!、、、ありがたい事に、そこに亀井博士とマシンが”ピタリ”とはまりました。引き受けて頂ける方が決まったらもうテスト品ではありません。今からこの製品は「RS/Pro EAT SpecT」と命名します。(意味はこれから考えます)そんなかんなでアネブル蘇部さんっ!ストラットラベル前後4枚「RS/Pro EAT SpecT」で用意してくださいっ!

AudiA4、RSダンパーセット。アデナウさんにてB6/S4に装着。

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SRE社製AudiA4B7用RSダンパーセットをB6S4(4.2V8)に装着。フィッティングは元ヴィーマック(GT300/SACHSダンパー装着車両)パイロットの密山選手(社長)のお店、国立府中のアデナウさん。

で、このS4オーナーさん、以前”A4RSダンパー内覧試乗会inアデナウ”の時にご試乗頂き、数日後にご購入頂いた方でして、北海道の唯一のA4B7RSダンパーオーナーさん同様、某クルマ関連メーカー関係者でして、そういった方々の”直感的な目利き度”は見習わなくては!と、思いました。S4オーナーさんの話に戻ります。

インプレッションは「総体的にGOODですよ!このS4というクルマの魅力が更に増した感じですね。SRE社とこのRSダンパーのポテンシャルを信じてよかった!」と、おっしゃって頂きました。4.2V8搭載のS4!僕らのデモカーB72.0ターボとのコーナー(ウエイト)分割重量差26~28kg。僕らの認識としてスプリングの許容範囲は想定モデル荷重のプラス35kg増しまでならOKと考えてました。年の為にメーカーさんと設計者に確認したところ「大丈夫でしょう!」と言う事で装着頂きました。嬉しかったですよ、自分の理想をキッチリ持つオーナーさんと、アデナウの担当高麗さんとの信頼関係の上に成り立ったスペシャルなA4に装着されたRSダンパー。何分始めてのトライですから、、この理解あるオーナーさんとアデナウ高麗さんじゃなかったらお断りしたかもしれません、、何て今頃になって思いました。(S4へのセットアップモデルケースが確立されましたので、今後はドンドン4.2V8S4へのアピールを強化します)

何時までも見つづけていたいトワイライトに輝くS4オーナーに感謝っ!

撮影協力 Adenau&S4オーナー様

いよいよ明日から高松のアウトシュタットさんでの試乗会!

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明日、11月1日~3日の間、香川県高松市のアウトシュタットさんにてAudiA4B7用RSダンパーセットの試乗会が開催されます!A4B7にお乗りのオーナーさんは勿論、「SRE製のRSダンパーって、どんなだろう、、」と気になっているダケ?のオーナーさんも大歓迎!あ!あとコンペティター(対向ブランド)のスタッフさんもっ!この機会に是非ご試乗してみてください。僕も行きます!と、言いたいところですが、今回は断念しました。でも大丈夫です!SACHS社、SRE製品への理解度、またAudiA4B7を熟知した岡林さん(アウトシュタット店主)がシッカリ、解り易く製品特性をご説明して頂けると思います!

A4B7用RSダンパーセットは、日本国内でのAudiA4B7のユーティリティを徹底的に考え、目指した目標はメーカーレベルでの快適性と運動性能の実現を目指しました。現輸入車アフターマーケット製品にとって、見えにくい普通の性能の底上げ(微速域~市街地での乗り心地と安全で快適な高速巡航)を開発目標に掲げプロジェクトを進行中です。当初は、見えにくい性能がゆえに販売店さんの興味の対象外だったようですが、反面多くのA4B7オーナーさんから支持されるようになりました。ほんと嬉しくて、、(涙)
001号機、RSダンパーセット装着のドクター岩田さんからはこんな事を言われた覚えがあります。「ずっとこんな製品を探していたんですよ!ショウジさんもっとこれ(RSシリーズ)宣伝しなくちゃだめですよ~」と。僕も宣伝は必要だと思うのですが、何せ数量限定生産のスペシャルモデルですから、対広告コスト何て考えられません。見えにくい性能の見つけにくい製品、、、でも、これを探し出せた!と言う喜び。って、言うのもアリだと僕は思うんです。(会社的に困るかもしれないけどね)本当にこのRSの持つ製品性能を必要としているオーナーさんに四国、高松でも巡り会えますようにっ!岡林さん宜しくです!近々行きます!

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いよいよ今週末よりAudiA4B7に装着されたRSダンパーセットの試乗会が四国で開催されます。先ほどアウトシュタットの岡林さんに電話した所、「準備はほぼOK!」との事なので安心しました。で、今このBlogを書きながらA4B7用RSダンパーのピッチブック(仕様説明書)製作を同時進行しております。ばたばたです!アウトシュタット岡林さんのリクエスト通り、高級ブランドの雰囲気を醸し出す?ページ(写真と冷たい言い切り文章)構成で進行しますので宜しくお願いします。で、巻末でのユーザーさんインプレッションには001号機のドクター岩田さんと、先日アデナウさんにて装着頂いたオーナーさん(明日宜しくお願いします)に登場してもらいます。実際にご購入頂いたオーナーさんの評価!これは大切ですからね。でもでも”百聞は一見にしかず”。いくら文字を並べても、クルマの綺麗な旋回写真を写しても、伝わらない事の方が多いです。四国近県でA4B7にお乗りのオーナーさんで、「ちょっと気になるな、、」な方は是非とも一度乗ってみて下さいませ。高松アウトシュタットさんでお気軽にどうぞっ!

AudiA4/B7、プロジェクトカー001号機。無事四国入り。

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SACHS(ザックス)の日本国内向けレースダンパーのR&Dを一手引き受けるSREジャパン(刈谷アネブル)にて設計、組み立てられAudiA4B7用ダンパーセット(サスペンションセット)”RSシリーズ”。そのRSダンパーセットが搭載された僕らのB7プロジェクトカー001号機が、無事四国入りしました。現在、高松のSACHS専門店アウトシュタットさんにて車高を含む全ての微調整を行い、より快適にご試乗頂く為の準備段階に入っております。横浜本牧をベースと例えるなら、香川高松(アウトシュタットさん)は的確な精密作業が可能なドックって感じです。僕も高松ドック入りして”うどん三昧”などと考えちゃう今日この頃、、一応このA4B7プロジェクトの責任者を任されておりますので近々高松入り出来ると思います。(四国での試乗会詳細スケジュールは来週前半までにご案内出来ると思いますので、少しお待ちくださいませ。)アウトシュタット店主、岡林さんの作業の合間を縫って、常連さん達が駆けつけ「話しに聞いたダンパーセットって、実際どんな?」また「何時まで001号機ありますか?」などなど、、半ば関係者内覧会状態の様子です。でも試乗会前からこれだけ盛り上がっていただけるって事はホント、感謝しなければなりません。アウトシュタット岡林さんと、常連の皆さんっ!何卒宜しくお願い致します!

ああ!と、思い出しました。ASMさんの905/3号機(S2000)オーナーさんもご都合が宜しければ是非ともご試乗頂きたいです。ASM金山総店長様も宜しくです。

さて、製品の話しを少々。多くの販売店さんから「何故?AudiA4B7用がラインナップ(製品化)されたの?何故他のドイツ車じゃあないの?」とよくよく質問されます。おっしゃりたい事は良く解ります。現マーケットを見渡して、もっと活発に製品をご購入頂けるクルマがあるでしょ、、僕も思いますが、これにはちゃんとした訳があります。先ず、RSシリーズは数量限定の試験的要素(製品精度の問題ではなく、あくまでも企画においての話です)の高い製品です。

1つのプロジェクト(製品企画)には必ずその他の複合要因が含まれます。Audiを企画する前に展開していたBMWミニR50~53のRSダンパーセットの場合、新しい概念のコイルスプリングを組み合わせ、その精度に併せてダンパーを仕上げる。結果は製品をご購入頂いた数少ないラッキーなオーナーさんが常に評価して頂いております。(徳島のJCW32Sさんに感謝)現在は既に生産終了した製品ですが、未だに探されている方もいらっしゃる程、評価の高い製品です。この評価を元に僕らからスプリングメーカーさんへのフィードバックを行いました。SFCスプリングがショートホイルベース(ミニ)の輸入車での効果を実証と。今回のA4B7はその発展系、バネのレートを更に上げてハイレスポンスを狙う。但し”絶対的な乗り心地(どんな人が乗っても乗り心地がよい、快適と感じる事)”が1番の開発目標でした。サーキット走行も可能なスプリングレートと高速収束を可能とするレースパーツを組み込んだSER製RSダンパー。でもターゲットはあくまでも、快適性を伴った一般ユース。さて、この”究極の普通”を目指したA4B7用ダンパーセット。お伝えしたい事はまだまだありますが、次回にまた。

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SRE社製RSダンパーセットが装着されたAudiA4B7”001号機オーナーのドクター岩田さん”から「ショウジさんね~僕のクルマのSRE製RSダンパーセット、、毎回のドライブが快適で、高速域の運動性能も満足していて、おまけに奥さんからも乗り心地が良くなったって好評で文句ナシなんだけど、、1つ疑問があってね、、何でSRE/RSシリーズ第2弾がA4B7だったの?おかげで僕のクルマは凄く良くなったんだけどね。」実は多方面からドクター岩田さんと同じような質問を頂いてますので、説明しなくては!と、思い書いてます。

先ず僕らのポジション、輸入発売元ですからメーカー(ドイツSRE社)の創った製品を日本国内で販売する事が1番。SRE社唯一のストリート向けコンプリートセット(サスペンションセット)RS-1にラインナップされた車種モデル(E90/GOLF5&TT/Cayman/Elise/LancerEVO)は自社開発から外さなければなりません。製品の輸入販売を引き受けた以上これは絶対で、紙の約束(契約書)より人と人との信頼関係を重んじる企業との(意外と古風でしょ、でも本当です)同盟関係と言ってもいいでしょう。しかもRS-1生産プロジェクトはドイツSRE社、社長のトップダウンと聞いておりますから頑張らざるを得ません。よって以降の日本限定RSダンパー開発プロジェクトに上記車種がラインナップさせる事はありません。幸いにもAudiA4B7はドイツ本国のラインナップ(RS-1プロダクツ)に挙がらず、「ならば僕らが、、」と、相成った訳です。

AudiA4B7のサスペンションレイアウト(写真上スケルトン画像参照)、フロントが変形ダブルウイシュボーン。セットアップされたダンパーとスプリングは直接的な応力剛性を必要としませんからRSダンパーにはライトウエイトアルミシェルケースを採用致しました。ちなみにリア側のAudiで言うトルベゾイダルレイアウトにおいてもRSダンパーはアルミシェルケースを採用。バネ下が軽減される恩恵はもう皆さんご存知だと思いますので省きます。ストラット車両(E46/90/GOLF5etc)をメイン開発車両としたRS-1、自ずと倒立&ストラット強度=スチールケースを採用しています。この点からもAudiA4B7がRS-1ラインナップから外れ、現在進行形のRSダンパーセットに至る経路がご理解頂けると思います。当然従来より製品開発に関して保持すべきドイツサイドのエンジニアリング(OEMデータ等)も異なっている事もお伝えしなければなりませんね、、大半のAudiA4B7純正装着のダンパーはフロント/モンロー製、リア/カヤバ製。SACHSの名前は何処にも無い訳ですから、、続きは後ほど。

AudiA4/B7、RSダンパーセット。その実用性は、、

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あなたの”フットワークをチューニングしたAudi”は、食後にすぐ走り出す事が出来ますか?本牧戦線SachsBlogをご覧頂く皆さんは、ご自分のクルマのフットワーク(サスペンション)をチューニングしている(又はしていた)と思います。上記の質問に「ああ、、俺のはダメだな、、」なんて落ち込まないで下さいね、僕のクルマもダメですから、、あはは。SRE社製A4B7用RSダンパーセットは食後すぐに走り出せます。※)本来は体調への配慮から食後の運転は十分休憩してからが望ましい、、、例えの話ですよ、、ここで、と言うかSACHS(ザックス)製ダンパー全般に言える事なのですが、SACHSの言うチューニングは、そのことば通り、調整、調律です。強化ということばとそのニュアンスはSACHSには当てはまりません。そんな思いを伝えたい!と思い、弊社門橋さんに中華街を走ってもらい写真を一枚撮りました。

さて、弊社門橋ヨシユキ(独身)は、このままヨコハマ中華街を抜け、一路北陸を目指します!プロジェクトカー001号(SRE社製RSダンパーセット装着)の試乗会を兼ねて明日の北陸ユーロミーティングに参加します。(詳しくは画面右側のバナーリンクボタンでご確認下さい)A4B7にお乗りのオーナーさんは勿論、「どんな感じなのか?ちょっと乗ってみたいな~」な、オーナーさん、また業者スタッフさん、、、コンペティター(対向ブランド)さんだって歓迎しますよ!「お前ら凄い自信じゃん!」何て言われそうですが、僕らの目指したAudiA4B7に、より良いフットワークを目指す仕事に携わる方々から”真っ向ダメ出し”って事は考えられませんから。ぜひぜひお気軽に「乗りたいっ!」と、門橋(クルマの廻りをうろうしている内気な眼鏡のオジサン)に一声かけて下さい。

また、この機会にA4B7RSダンパーセット購入を本気で考えているオーナーさんへ大事なアドバイスを1つ!ご家族同伴での試乗(助手席&後部座席)が有効だと思います。

今週末はイベント目白押し&A4B7のホワイトボディにさよなら。

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横浜本牧はすっかり秋の気配、、、10月この先のイベントに向けてバタバタ準備を開始しています。先ず、今日の午後より本牧専属デザイナーAG小林さんと一緒にA4B7のカッティングシート貼り作業が開始されます。いよいよ純白のボディとお別れです。(綺麗で良かったんですけどね、、目立たなくてはデモカーの意味なしです)張り込むデザインのイメージはタクシーのような雰囲気を予定してますので、横浜の街にもすんなり溶け込むはずです。(ってのは無理だような~)さてさて、何故タクシー風なのかと言えば、気軽にご試乗頂きたい一心からですので、今週末の北陸ユーロミーティングでは沢山の方のご試乗をお待ちしております!

その他、10月週末イベント目白押し!情報はこんな感じです。
10~12日、富士スピードウエイにてCarreraCup2008最終戦&F1。
12日、北陸ユーロミーティング、門橋(妹募集中)が参加。A4B7の試乗会を予定。
13日、BMWミチノクオフ参加(予定)
19日、富士スピードウエイにてVWフェスタ。
26日、岡山WTCC。

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昨夜12時までかかって作業しました。門橋さんの難題なリクエスト「格好より宣伝最優先にしてくださいよ!いっつも僕1人でイベント参加してB7に乗って行くんですけど、見向きもされないんですから、、頼みますよぅ(涙)。」こんな泣き言を言われれば、ヤラナイ訳には行きません。AG小林さん、遅くまでご苦労様!僕も門橋さんも出来栄えに大満足!0号機(プロジェクトカー)の名称も001号に改め、タクシー風カラーリングA4B7、完成です。

AudiDrivingExperienceにRSダンパー装着AudiA4B7、2台で参加。

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アウディドライビングアカデミーが主催するAudiの為のドライビングスクール”AudiDrivingExperience(アウディドライビングエクスペリエンス富士スピードウエイ)”に参加させて頂きました。天候はQuattro日よりの雨。ブリーフィングの後、ドリフトコースに移動。放水されたコースで急制動&回避をレクチャー。ドイツADACでの”怒涛の安全運転講習”に比べたら普通に参加出来たと思います。(ドイツでの教習はあまりにも激しくて自分の運転で酔った、、しかも普通に課題をクリアするとADACインストラクターのドイツ人が発狂しながら助手席からサイドブレーキ引くんですよ、あれは何だったの?、、)話しは戻ります。
特設スキッドパッド(ドリフトコース)のレクチャーのまとめとして、今回の担当インストラクター”金子陽一先生”から素晴らしい話を聞かせてもらいました。掻い摘んで紹介します。「現代のクルマは電子制御が多様化されています。勿論Audiも、先ほど皆さんが体感された急制動&緊急回避はABSとESPが正確に作動して運転をサポートしている事が解ったと思います。昔と違いドライバーの入力方法(主にペダル操作)も変わって来ている事を覚えて下さい。難しい事は何1つありませんから、、先ず自分の意志を(入力操作によって)確実にクルマに伝える事。僕は止まりたい!!イコール>ブレーキペダルを思い切り蹴り飛ばして下さい。クルマに意志が伝われば必ず止まります。そして最後までけっしてあきらめない事。」また飯田裕子先生は「ABS作動時のガクガクは決してクルマが壊れた訳ではないんです。これは体感してもらわないと解らないですからね」と。素晴らしく的確で解りやすい説明に脱帽しました。
その後メインコースに戻りコースイン。実は新しい富士スピードウエイを初めて走りました。3周のインカム先導講習の後、自由走行で日頃のA4B7の気になる挙動をチェック、、いろいろクルマが居なくなるのを待って”やりました”よ。先ずダンパーに関しては開発当初からサーキット走行は考えて設計してなかったのですが普通のスポーツ走行レヴェルであれば問題ありません。まあA4B7ターボで富士2分切りを目指す!何て方はいらっしゃらないハズなので問題ないでしょう。で無茶な運転(詳しく言えません)の結果、アウディの操縦性と言うか走破性を改めて認識。全天候型スポーツサルーンの本領はESPが作動してからだった。と、初めて解りました。A4B7のリアデフの効きを問題視していた僕にとって、マシンから明確な回答を受け取った記念すべき日だったのかもしれません。
で、このAudiDrivingExperienceをサポートしているのがコンチネンタルタイヤさん。当日ばったりコンチネンタルのブランドコミュニケーターの宮川女史にお会い出来てびっくりしました!今回の成果は「A4B8で160Km安心して出せました。自社製品の優位性を再認識しましたのよ、おほほほ」流石宮川女史っ、近々新橋(浜ゴムビル)に訪問させて頂きますので、宜しくお願いします。

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僕ら本牧ふ頭のご近所、ASMさんには常時3台のS2000がテスト配備されていて、各プロジェクト毎に1号機~3号機がスタンバイ、、ソレが格好いいの何のってさ~。僕も出来ればAudiA4B7のプロジェクトカーを複数所有したいっ、、何て思っていた所に、世界で1番最初のA4B7用SRE社製”RSダンパーセット”をご購入&装着頂いたオーナーさんから嬉しいお誘いを頂き、んでもって意気投合~っ!って事で、オーナードライバーさんのマシンを1号機に任命させて頂きました。僕らのA4B7はプロジェクト継続中で、言わば半完成の状態が常に続く訳でしてSRE社製”RSダンパーセット”も装着されていますが最終の実製品に組み込まれるSFCスプリング(詳しくは後ほど)も入ってません。そんなかんなで僕らのA4B7は未完成の意味を込めて0号機、今回のオーナーさんのマシンが1号機と言った編成(まだ2機ですけど物理的に海外発送された製品を除くと33号機まで編成可能)です。

前置きが長くなりました。鹿児島の拘り派、四元(よつもと)氏率いるAudi専門店「コンセプトE」さんにてA4B7用RSダンパーセットをご購入頂いた岩田さん(1号機オーナー)さんのご好意で、富士スピードウエイで開催されたAudiドライヴィングエクスペリエンスにご一緒させて頂きました。いんや~今回はホント僕の想像を遥かに越えた巡り会わせで”製品と人とストーリー”と3拍子揃った素敵な出会いを目の前で体感できました。何せ僕が勝手に”A4B7用RSダンパーの最初のオーナーさん”と決めつけた方に製品をご購入頂き、そのオーナーさん、そうドクター岩田さんのドライヴィングスタイルは僕が当初想定したRSダンパーの恩恵を最大限に堪能できる方でした。長距離を絶対安全に短時間に移動しなければならない>運動性能と快適性を両立、長時間のドライブを苦痛に感じさせず、退屈もさせない、、昨今の自動車メーカーレヴェルくらい高い開発目標を掲げたSRE社製A4B7用RSダンパーセットですが、実製品をご購入頂いたドクター岩田さんの評価を聞いて安心しました。ご満足頂いているようでホント嬉しい。ドクター岩田さんが最後まで気になっていたリア側の収束レスポンス向上にもRSダンパーが一役買っているようで「これでますます安定方向になって、家族を守れる、安心してドライブが出来そうですよ」と言って頂けました。そもそもドクター岩田さんがAudiをチューニングしようとしたきっかけは、お嬢様とのドライブ中に「クルマの挙動に違和感(怖さ)を感じたから」と聞きました。自分の手に馴染むように道具に手を加える、、クルマは単なる道具じゃない!!なんて聞こえてきそうですが僕は道具だと思いますよ。敬意を持って道具と接していれば言い切っていいと思います。
話しが逸れました、、そんなドクター岩田さんのB7のエクイップメントはSRE社製RSダンパーセットを中心に関係者好み?のパーツ(GladTypCV、レイズエンジニア、EATuning、SEVetc、、)で構成されてました。機能を追及した結果の選択!と言い切れるドクター岩田さんは清いですね。今日お誕生の息子さんと、ご家族皆様でこれからも安全で快適なドライブを楽しんで欲しいです。

不安なままスタートしたSRE社製A4B7用RSダンパーセットのプロジェクトですが、今回ばかりは製品を介して創ってもらったエンジニアさんと性能を十分理解して評価いただけたオーナーさんとをデヴァイス出来た事が嬉しかった。

PHOTO AG小林&ショウジ

AudiA4/B7、RSダンパーセット。実製品(完成版)の凄さ。

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東北~東海地区~都内、横浜界隈の関係者向け内覧試乗会において非常に高い評価を頂いているSRE社製A4B7用ダンパー(サスペンション)セット。関係者皆様にご試乗いただく前に必ずお伝えしている事が1つあります。それは、「僕らのプロジェクトカー(A4B7)に装着されたRSダンパーセットは半完成品(正確にはダンパー単体は実製品同等、バンプラバー&コイルスプリングがテスト用)ですので、プロジェクトカーに実際乗って頂いた評価より実製品(完成版)は20%以上評価が上がるはずです。」と、言い続けてきた僕らですが、「実製品がこうであればいいな~、、理論上はこうなるはず」、、まあ早い話しが完成版に乗ったことが無かったんです。びっくりですか?そうですよね、でも、乗らずに製品を説明する無謀な僕らより、理論上80%のポテンシャルのテスト製品(試乗車装着)にも関らず、今まで試乗したほぼ全員から100点の評価を得たSRE社製RSダンパーセットの方が凄いと思いますよ。
さて、ほぼ全員と書いたのは「もう少しっ!」とコメント頂いた方が2人おりまして、、弊社ウチダとASM金山総店長、、、もう少し!の原因と対策は、バネ反力とリバンプレスポンスのバランス化。つまりスプリングの行程精度と車高見直し>これは実製品に組み込まれる中央発條製SFCスプリングとNisomoスペック2バンプラバー、そして適正車高で必ず解決出来る!!信じた甲斐がありました。A4B7RSダンパーセット実製品版をご購入&装着頂いたオーナーさんの2.0TB7アバントを少しだけドライブさせて頂き、、びっくり!完成度、、完成された製品の通り、ぴしっ、ピタッ!これは凄いよ。

SRE製AudiA4/B7用RSダンパーセット、アデナウでの内覧会でも好評。

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ニュルブルクリング旧コース、ノルドシュライフェの第1セクション最終コーナー”アーレンベルク”の旋回応力は1.3Gを越える。リングランナーとっての最初の難所を越えた第2セクションはややなだらかな丘陵地帯”アデナウアフォレスト”が6km以上続くいわば”臨戦体制でありながらひと息つける場所”と言う事から命名された期待の専門店がAdenau(アデナウ)さんです。僕個人的に33号車(GTRニュルテストカー)見たさに内緒で潜入してから(あはは)早や半年。ようやくAdenauさんにおけるSACHS(ザックス)ダンパープロジェクトが本格始動します。
Adenauさんのホームページでも当初からSACHS製品の取り扱いに関して積極的だったのは、GTR開発関係者以外知りえない事実”結果が出たのに採用されなかった”事への痛恨だと僕は勝手に解釈しております。(あくまでも僕の個人的意見ね、、言い過ぎ?)しかし最後の最後までSACHSダンパーを推奨して頂いた水野さん始めGTR開発陣営と、サプライヤーであるZF-SACHSジャパン、開発テスト協力を請け負ったSREジャパン(刈谷アネブル)、そして僕らと、、みんなの思いと、期待を背負っている場所がAdenauである。と言う事には間違いないと思います。そして、、、Adenauの代表密山さんと言えば、コンペティションにおけるSACHS-SREダンパーのポテンシャル十分に知り尽くした現役レーサー(GT300ヴィーマック、SACHSダンパー搭載車両ドライバー)って聞いたらねぇ、、期待度が高まるばかりでしょ。
SRE製AudiA4/B7用RSダンパーセットは凝って造り込んだ結果、限りなくスムース&ジェントルな乗り心地(意図したところなんですが)のお陰で「ぼ~っと運転していると何だか解らない、乗り心地すら気にならなくなる」そんな製品ですから(勿論踏めば凄い応答性ですよ)、提案側と試乗して頂いたオーナーさんとのコミュニケーションが大切になってくるんです。そんな中、Adenau代表密山さん始め高麗さん、スタッフ皆さん全員から「凄い!大人!やったね~SACHS」と大絶賛!その後に乗っていただいた常連さん(僕の中では既に関係者)からも高い評価を頂き、自分の感じたフィーリングとAdenauスタッフさんとのディスカッションで「感じたところの再確認」して頂いたようです。知る事、(運転して)感じる事、そして正確に解りやすいように伝える事。製品販売以前に大切な事をAdenauさんで再確認した気がします。

ようやくフルキャストが揃った。さあ幕開け!って感じです。演目は勿論ドイツの超高精度ダンパーSACHS演舞歌劇。Adenau密山社長、高麗さん、スタッフ皆さん、今後とも宜しくお願い致します。