コロナ禍以降、生産が止まったままのドイツZFレースエンジニアリング社製、ザックスパフォーマンスコイルオーバー(減衰調整式車高調整サスペンションセット)。製造元ZFレースエンジニアリング社のチューニング&アフターマーケット部門も縮小され現在1名らしい。目下、アジア主要都市を担当する香港の代理店さんが再生産交渉をしているようですが難航中の様子。特に弊社宛に製品のお問い合わせや、バックオーダーを残している訳でもないのですが、ココ最近86&BRZ用ザックスパフォーマンスコイルオーバー製品ページに閲覧数が多く、一言お伝えしなくちゃ!と、思った次第。旧86&BRZから現GR86&BRZ-Gen2に乗り換えて、以前に使っていたザックスパフォーマンスコイルオーバーに換装したいけど大丈夫なのかな?って方もいらっしゃるので弊社からコメントとして、「製品は問題なくお使い頂けます。」ただし、ダンパー機能が正常に働いている事が前提。出来れば一度オーバーホール作業をオススメ致します。また”問題なく使える”根拠として、1)車両重量が変らない事-コイルスプリングのキャパシティも同じ、2)サスペンションレイアウト並びプラットフォームが旧型からキャリーオーバーされている事、3)新型になりボディ剛性が上がった分、バランスポイント&使える減衰域も高くなりましたが製品の減衰調整域範囲内でベストポジションが必ず得られます。以上が弊社としての見解です。※TÜV(ドイツラインランド検査協会)認証はありませんが日本の車両法には必要がない事項です。さて、ZF-ザックスダンパーを搭載した限定車のGR86は即完売!だったらしく、その勢いでザックスパフォーマンスコイルオーバーを売り続ける計画でしたが上記事由により断念。今はドイツと香港の調整が上手く行く事を願うばかり。 日々精進