IRP BMW TYPE-CS

IRP BMW Type-CSメイドインリトアニアのBMW用IRPスポーツシフタータイプCS(センタースプリング)の在庫が完売しました!BMW用は年間5セット程度しか売れない(笑)ので1日で2セットも売れると凄く嬉しい。ご購入下さいましたE36各オーナーさま、この度はありがとうございました。販売店さん、取次店さんにも感謝!ありがとうございます!

IRP BMW Type-CSタイプCS制御の根幹。センタリング機能が強化された製品ですので、変速ポジションに迷うような事はないと思います。短いシフトストローク+ステアリングに近くなったシフトポジション+ギアを抜いた時、瞬時にニュートラル位置に戻る反力その全てがIRPスポーツシフターBWMタイプCSの性能です。アクセルを抜いてクラッチペダルを踏みながらジュラルミンモノブロック構造(ノブ+シャフト一体切削成形)の細めのシフトを握り変速&アクセルオン!気持ちの良さと、新しい変速動作リズム。マニュアルトランスミッションを楽しむ最高のツール(IRPシフター)を装備したBMWがマジで羨ましいです。昨晩BMWが発表したマニュアルトランスミッション選択時の追加コスト検討と、今後の採用に消極的なニュースを見る限り、現存するマニュアルトランスミッションBMWは今後さらに希少価値が出るはずです。自分は諸事情(主にトヨタ86方面仕事優先)によりE36/8(Z3Mクーペー)を降りてしまいましたが、今乗られていらっしゃる皆さんっ!大事に&楽しんで乗り続て下さいね。出来ればIRPシフター買って付けて欲しい。 日々精進

オートモーティブワールド視察

オートモーティブワールド2023千葉県の幕張メッセで開催されたオートモーティブワール2023を視察してきました。様々な企業規模&その道一筋の各スペシャリストさんから製品説明を受けて久々にワクワクしました。熱量多め&マニア度高め(笑)。殆どのメーカーさんが自動車メーカーに向けたOEMがメインのビジネスでしたが、アフターマーケット(チューニングマーケット)でも買ってもらえそうな優れた技術製品を数点発見しました。技術者のお話を直接聞く事はやっぱり大事ですね。行って良かった。

オートモーティブワールド2023サンプル展示品。いわゆるオーガニック(有機化合物)カーボン材。これはヘンプ(麻)の繊維を配合して圧縮加熱した試作品。既に強度は従来の炭素繊維同等まで設計可能との事。またオーガニック材の恩恵は対振動にも優れていると聞きました。色目はご覧の通りなのでボディ外板に使う場合はペイントですかね?エンジンルーム内のパーツ(シュラウドとかエアクリーナーケース)ならこのままイケそうですかね?ランダムな繊維とほうじ茶色、見た目が変わると工業製品が工芸品に見えてくる不思議感。廃棄される段ボールを再生してオーガニックカーボンパーツする!こんな取り組みをすればもしかしらSGDS採択補助金もらえるかも、、、笑。いやいや日本には段ボールより優れた世界最強&最軽量の繊維があるのでそっちで勝負か?日本の伝統工芸品”和紙”を使ったオーガニックカーボン!、、こっちの方が補助金の額も高いような、、笑。

オートモーティブワールド2023続きましてサンプル展示品その2。ヤマハの小型電動モトクロッサーで前後輪駆動!

オートモーティブワールド2023フロントハブにレイアウトされたホイールインモーター。バリエーション豊富なモーターを持つヤマハさんとちょっと仕事してみたくなりました。

オートモーティブワールド2023戦利品。各企業案内&ご担当さん名刺。モノ造る人々に敬意を込めて 日々精進

本日の一冊

株式会社ヴェルナー本棚の奥にしまっていた本”エンジンのABC/檜垣和夫-著”。つい最近本棚の手前に置いて読み直してみたら凄かった!今の自分が知りたかった事が全て手に入りました、、、ああ!これがインターステラー効果!と一人で興奮(笑)。1996年に書かれたエンジン全般の解説書で、自分が買って読んだ時期が2009年/第13刷発行。2009当時の自分には書いてある事が理解出来なかった記憶、、それから14年、自分なりの研鑽の恩恵か?全て理解して納得。エンジニアでもなく、専門知識を持たないただの高卒(自分)が各スペシャリストとの共通言語(知識のレベル)を得るための野次馬行為が無駄じゃなかった、、そー思いたい。で、知りたかった事の一つが”エンジンの熱勘定”。燃焼室で発生(爆発)した熱エネルギーが駆動車輪に伝わるまでの損耗率。F1マシンで約50%のロスらしく、乗用車の場合は約70%がロスで残りの30%で動いている勘定になります。ま、運転している手応えもそんな感じですよね。だからと言って内燃機関が嫌いになったわけじゃなくて、ロスを認識する事で、対策(ハード&ソフト)の一部が自社の売り上げになれば嬉しい(マジで何か買って欲しいっす)。以下、本文記載から抜粋。

ガソリンエンジンの熱勘定/著-檜垣和夫-エンジンのABCより抜粋
有効仕事 28~33% >72~67%が全体的なエネルギーロス(損失)となります。
機会損失 9~10% >最新の解析によるとクランク回転が90°変位するだけで15%のロスが発生すると言う見解もあり。
排気損失 32~35% >今では法律も変わっていますので現在ではもー少し損失が多いか?技術発展でイーブンか?
冷却損失 23~30% >熱交換、温度差、冷却し過ぎも注意

パワーフレックス縦置きFRスポーツカー。動力変位(プロペラシャフト>デファレンシャル)と、熱源(燃焼室)から駆動輪までの長い距離もロスなのかもしれません。それでも気持ち良い操縦感覚はやめられない、、贅沢なノリモノに感謝。 日々精進