ボツネタ

下記画像とテキストは、今年2020年2月後半に某スバル専門誌に私が寄稿してボツになった(笑)コラム原稿。ボツの原因は”媒体(専門誌)とメーカー(スバル社)の関係性悪化の懸念と編集部で負える責任の範囲を越えている(かもしれない)”と。自分の文章が誰かの迷惑になっては困るので即”じゃあボツで!”と申し入れ事なきを得た訳であります。今回はもう半年も前の話なので”ボツネタの蔵出し”的に掲載。会社のブログなので責任は代表取締役(私)。信じるか?信じないか?それは貴方次第、、みたいな都市伝説気分でご覧頂ければ幸いです。

TIM SCHRICK BRZ SACHS SUBARU仮タイトル/はみ出しマニアックコラム、ティムシュリックって何物??>>ドイツスバルのウエブサイトにて静かにリリースされたBRZの特別仕様限定車、Timschrick-Edition(ティムシュリックエディション)その販売台数はたったの60台。詳細情報をつかむ間もなくドイツ市場で完売、、スバル専門誌でもフォーカスを逃してしまったのでありますが、後追いで調査を開始!そこから見えて来たのは近未来スバルの新しいサスペンション構想??

そもそもティムシュリックって?>>昨年のWRXニュル24時間レースドイツ人ドライバーで事実上のエース。ドイツ人選手が何故起用されるのか?コースに慣れている事はもちろんですが、それより大事な要素が”夜が見える”事。地元ドイツ人を含む多くの欧州ドライバーが何故ナイトセッションに強いのか?その答えは古代からの習慣である狩猟民族だから。夜ぐっすり寝て、朝から田畑を耕し続けた私達日本人(農耕民族)には到底及ばない”夜間の圧倒的な視界”を持つ強みですね。しかしその分、日差しが強い(早朝、夕方)と日本人より見えないらしく視界性能はイーブンと考えて問題ありません(マメ知識として)。さて、ティムシュリックのバイオグラフィーに話を戻します。本業がレースドライバー&ジャーナリスト。昨年に続き今年もWRXニュルブルクリンク24時間チャレンジのドライバーに起用されています。レース関係者や、欧州車にお乗りの方には”シュリック-ハイリフトカムシャフト”のイメージを持つ方がいらっしゃるかもしれませんが、その名の通りシュリックハイリフトカムシャフトメーカーの御曹司。当時ポルシェやBMW用ハイカムで一世を風靡したシュリック社は、現在パワートレインサプライヤーAVL社のグループ傘下となり国産&欧州車向け開発&供給を行うグローバルカンパニーに、、つまりティムシュリックは”走って良し!乗って解説して良し!家柄(資産)良し!”自動車業界において一定のポジションと発言力を持つ人物と言うプロファイリング結果です。うらやましー(笑)

ドイツスバル-BRZティムシュリックエディション>>ティムシュリック率いるチーム”ルーツレーシング”がスバルBRZを駆って、2018年ニュルブルクリンクVLN耐久レースの年間クラス優勝を獲得。その優勝を記念したスペシャルモデルが”ティムシュリックエディション”。アルカンターラートリム&カラーステッチ、60台限定シリアルナンバー記載、エディションステッカー貼付、ザックスダンパー搭載。プロデュースバイルーツレーシング/ティムシュリック。

ティムシュリックリコメンドブランド”ザックス”?その真相>>ザックスは皆さんご存知の通りBRZ-GTグレードに標準装備されるダンパーのブランドで、ドイツZFグループのフットワークセクションを担うドイツの老舗サプライヤーでもあります。昨年末ドイツのエッセンで開催されたモーターショウZFブースには、ザックス(スバル純正)からザックス(車高調整)に換装されたティムシュリックエディションBRZが展示され、ティムシュリック自らブースに立ちホストを務めた様子。一方ではVLNニュルブルクリンクレース用BRZ(FA20からEJ20へ換装、そして今季最新バージョンが6気筒EG33搭載!)も展示され、こちらのマシンも当然ザックスのレーシングダンパーが搭載されている。今シーズンのVNLニュルブルクリンク用BRZは更に戦闘力を上げる為、新型のザックスレーシングダンパーの搭載が噂されています。兎に角、プライベートでもレースでもザックス!ドイツ国内において、ティムシュリックはザックスブランドの単なる旗振り役ではなく、何らかのロビー活動を、つまりスバルとザックスブランドの”いい流れ(近未来的関係性)”を構築するキーマンなのかもしれない。具体的には、FA24の搭載が噂される次期BRZに向けたスペシャルセッティングダンパーの供給や、新型レヴォーグ、スバルスポーツのフラッグシップを担う次期WRXの世代を飛躍的に越える事の出来る電子制御ダンパー&マネジメントシステム(ブガッティシロン等に標準搭載)搭載の可能性など。往年のスバルファンの方からは「スバルにはビルシュタインがあるから必要ない!」と言われそうですが、考えて欲しい。何故シビックタイプR(FK8-ザックス電子制御サスペンション搭載)がFFでのニュル最速を獲得できたのか?更に往年のスバルWRCファンには、無敵だったソルベルグが急に勝てなくなったのか?(チームプロドライブのオーダーでザックスダンパーが外れた)全ては想像の範囲内の話ではありますが、既に答を手にしている人々(スバル開発陣営)は「あれ?バレてる、、汗。」と言う事も無きにしも非ず。真実、その答えが出るのは数年後。それまで楽しみに待ちましょう。 追記:実はもう答えが出ているようですよ。スバル方面の皆様っ!お楽しみにー 日々精進