私の本職は精密動体振動制御部品の売り子さんですが、他にもモロモロありまして、音が出るマフラーにも興味があります。あ!音も空気の振動ですので、これまた振動制御(音質調整)の分野でつまり結構得意です。とはいいつつも昨今の車両法(車検)と電気モーター化には抗えませんので、現在の法律と数年先の新法案を見越してのチューニングマフラーを考えなくてはなりません。もうそろそろ新しい法案(追加規制、ノーマル音量越えたら即アウト)も始まりますし、ユーロ圏の事前認証システムe/ece刻印保持製品もなんだか怪しい雰囲気(検査場によってはNGの話がチラホラ)で、こんな中音を楽しむ事が出来るのか?考え続けているのですが、明確な答えは見えず。現加速騒音規制以前から”マフラーチューニングは音量から音質へ”と自分に言い聞かせ、ではそのお手本となる音は、、これまた難解で音質の大半は結果的な音量に依存して聞こえるので今の最善策はドイツチューナーが使うディーゼルエンジン用モジュール(ヤカンみたいなループ式サイレンサーと電子デバイス)が行けそうと考えてます。A90スープラは国内規制じゃなくe/ece認証で、ヴィッツGRMNと同じ音量規制値にあります。ノーマル音量ですでに近接音が最大値って事もありますので、国内マフラーメーカー皆さんは苦労するかと、、。ここにチャンスがあればいいのですがねーー。話は画像に戻りましてホンダCB750K0、通称ケーゼロ。私的にパーソナルな乗り物における最高峰のマフラー音を持つマシン。それより素敵な音を持つ乗り物は機関車SLの蒸気排気音なじゃく、汽笛の音です。日本人の琴線に響く音、誰もが気持を揺らす情緒のある音。これが私の最終目標です、、笑い話に聞こえますが結構同じような事を考えトライエラーをしている良きライバルが居ましてその一人がBMW専門店Studie(スタディ)の鈴木社長。排気音イコールマフラーレイアウトと排気量そして根幹の燃焼室とエンジン自体のキャラクターが全て、、じゃなかったんですね。エンジンルームに収まる補器をチョイチョイ調整&改造して音を変えているという都市伝説(正確にはスクーデリアフェラーリの乗用部門エンジニア)に則り、自前のBMWで散々テストしたそうです。結果は今だ見えず(汗)。スポーツカーはエンジン音を楽しむ道具と私は思っておりますので、あきらめずに日々精進
追伸:私のパーソナルマシンが全て騒音規制前(1998Y-Z3Mcoupe3.2&1978Y-XT500)なのは開発をあきらめたからじゃなくお手本です。