CDC累計製造が1200万台突破!!

モミアゲのイケメンT.ケラーさんが組立てているダンパーが”次世代”と命名されたSachsのCDC(コンティニュアスデヴァイスコントロール)ダンパーでありまして、ZFのシャーシ部門SACHSの誇る”世界最高峰のスタビリティとコンフォート性能を両立するダンパー”です。

SACHS CDC ザックス WERNHER

そんなCDC、、制御の手法は様々なようで(最大4wayかと?)ですが、応力とその予想(アクティブ)を常時解析演算して瞬時に最適化された減衰を発生させる、誰がどー考えても今の最高峰ダンパーである事は間違いありません。僕が先週末観に行った映画に登場した9リッターV型16気筒のスーパーマシンも多分SACHSのCDCが搭載されていたのでしょう。そのスタビリティはスクリーンを通じてでも解ります。最近”乗り心地の改善”についてのお問い合わせを多く頂いておりまして、真剣に改善をしたいのであればSACHSのCDCが装着された車両をそのままお乗り頂くのが最適です!それがSACHSダンパーの本当の実力です!とは書きませんが、そう思っています。

SACHS CDC ザックス WERNHER

さて、イケイケどんどんのZFさんっ!2012年初めに1200万台のCDCダンパー生産&装着を達成したそうです。2016年までの生産&装着目標はグラフの通りで、各自動車メーカーの開発主導を握るZFさんの事ですからココで言う目標は既に”決定した事”なのでしょうね。
で、凄いねー!とは思いますが、僕らSACHS製品輸入販売元としては脅威以外のなにものでもありません。高度に調律&制御された電子&流体&車体統合制御システムを保持した超高性能ダンパーが標準搭載されてしまえば、、、もう”次の手”はありませんから。上がり(高度に完成した)のマシンを目の前にしたらお茶飲むくらいです。右肩上がりのグラフの反転が自分事(SACHSアフターマーケットの売り上げ減少)と思うとモロモロ急がないとゆけませんっ!
以下、本文どーぞ!
ZF Produces the Twelve Millionth CDC Damper for Passenger Cars.
Production anniversary for the adaptive damping system for passenger cars.
12 million units since start of production in 1994.CDC (Continuous Damping Control) increases safety,driving dynamics, and comfort At the beginning of 2012, the twelve millionth CDC damper for passenger cars left the line at ZF Friedrichshafen AG in Schweinfurt.
This production anniversary emphasizes the electronic damping system’s success: thanks to the adaptive control, CDC dampers offer a considerable added value compared to conventional dampers. For this reason, more and more automotive manufacturers rely on Continuous Damping Control in their vehicles. Since 1994, ZF has been providing the CDC adaptive damping system, now in the fourth generation. The production figures have increased significantly during that time; the year 2011 marked the temporary record high with more than 2.1 million produced dampers for the following customers: Alpina, Audi, Bentley, BMW, Ferrari, Maserati, Opel, Rolls-Royce, Mercedes-Benz, Porsche, and Volkswagen. This huge success was achieved thanks to the expansion of the range of applications: first, the CDC was only provided for the premium segment, but now the damping system is also available to other segments including the compact class. ZF rounds up the lower end of its portfolio with the new rear axle CDC for subcompact cars which again increases the sales opportunities: ZF expects an annual production of about three million CDC units for passenger cars by 2016. This does not include the systems that are produced for buses, trucks, agricultural machinery and motorbikes. The advantage of the adaptive CDC dampers compared to conventional dampers is obvious: they are not “ex works” brought.

SACHS CDC ザックス WERNHER

SACHSのCDCダンパー、、今のところ僕らにとってネガティブな事ばっかりなのですが、このマシンの開発手法を考えると、ちょっとだけ明るい希望、、が見えてきそうです。ベッテルのインフィニティFX!日産、インフィニティに純正装着されたCDCダンパーを、レース部門(SRE)の手でリチューニングしています。

SACHS CDC ザックス WERNHER

その開発手法は至って簡単明快!僕がドイツで5年前から”頼むからやって下さい”と叫んでいる手法です。少しのローダウンスチールスプリング(ベッテルFXはノーマルに対して20mm車高下げ)と、ハードウエア(標準搭載のCDCダンパー)はノーマル。ソフトウエア(減衰設定)のみチューニングされています。これが僕の望む製品パッケージで、次世代の先を行くSACHSフットワークチューニングです。これが出来れば、、。

PerformancePLUS全国縦断体感試乗会の準備中。

SACHS VW

ザックスの純正形状スポーツサスペンションセット”PerformancePLUS(パフォーマンスプラス)”のVW用ラインナップの販売促進を目論み、九州から北海道までの50拠点での試乗会を予定しております。今、、まさに仕込み真っ最中でありまして、各専門店様へのご案内(協力依頼)と方面打ち合わせ、またハンズのSachsWEB組み直し全て同時進行で行っておりますが、、なにせ人手が足りませんっ!全国のザックスブログファン読者の方で、無報酬にてご協力して頂ける”応援団(正式名称は後日決めます)”を募集することにしました。写真が趣味な方特に大歓迎デス!応募はショウジ宛てでお願い致します。詳細は追ってご連絡申し上げます!どーか宜しくお願いします。
※福岡の大下健一郎さんと、山口県の川上さんは既に登録済みデス!ありがとーデス!

AudiB7RS4の定番となるのか?

装着出来るのか?否か?そもそも使って下さる(大枚叩いてご購入して下さる)お客様がいらっしゃるのか?そー言った企画営業マンの基本的な思考が吹っ飛ぶくらいに刺激的で魅力的な製品、、それがB7RS4用PCS(パフォーマンスクラッチシステム)!!但し、このパッケージに限りレース専用品!とレース屋(ドイツSER社)さんが自ら念押しした逸品でありまして、先ほど開封してみました!あったりまえですが初めて実物見ました!例の如く、最初で最後のアレかもしれませんっ!(興奮気味)

SACHS AUDI A4 B7 RS4 クラッチ  ザックス

SRE Part No-883089000038/530NmアウディB7RS4用のクラッチコンバーションセットです。今回はオーガニックフェーシングのディスクを選択してみました。ライトウエイトフライホイル+オーガニック&スプリングディスク+ハイプレッシャーカーボンカバーがパッケージ内容です。この組み合わせで530Nm(54Kg-m)の出力トルクまで対応します!とドイツ人ドイツ製品らしく製品性能を数値化表示してあります。因みに価格は¥454、650-税込みっ!どーですか、、。って言われてもでしょ、、。

SACHS AUDI A4 B7 RS4 クラッチ  ザックス

レース屋さんがあえて、ここまで(レーザー刻印)念押しする意味は、、組んでみないと解りませんっ!ベイシス中西社長とB7RS4オーナー様っ!今回はありがとうございます。無事セットアップできたらまたご連絡くださいませー。

ProjectFT86、第1回進行報告。

86 SACHS ザックスサスペンション

えー、もろもろの進行ご報告申し上げます。、、と、言いたいトコロでは御座いますが、一切進行しておりませんっ!

ので、一連の経緯をご説明申し上げます。先ず!86の純正装着(OEM)ダンパー銘柄ですが、ミドル&ベーシックグレードはSHOWA(ショウワ)さんです。全車両SACHS(ザックス)装着と言うのは誤りでした。ではSACHSダンパー装着車両はどうなったのか?と申しますと、これから出るスペシャルモデル(グレード等一切不明)に装着されるのでは?ないかな?と、個人的に思っておる次第で御座います。ドイツで見て聞いて、そして年末のZFシャーシ部&広報部&インディぺンデンスの合同銀座串揚げ会議でのニュアンス(何も具体的な話は聞いてません)から勝手に想像(妄想)した結果であります。今は、ただドイツSRE社とのメールディスカッションを続けて行くのみです。さて、僕らが何も出来ていない一方で、86&BRZにおけるフットワークチューニングの目標到達点が確立されつつあります。画像の86に装着されたタイヤがその指針です。ミシュランパイロットスーパースポーツ!その高性能を如何にバランス化出来るか?フットワークのチューニングは常にタイヤ性能をコントロールしつつ、ドライバー&車体と路面コンタクトの要素バランスを図る事にあります。86、BRZ共に標準装着されたミシュランパイロットプライマシーHP(ハイパフォーマンス)。同じ銘柄でアップグレードして行く、そこでSREのRS-1がきっちりバランス化出来て完璧なデヴァイスとなればね、良しですからね、、。自身はあります。先ずは(フットワークを)取り替える明確で解りやすい動機がフォーカスされて喜んでます。と、書きつつ「それじゃTRDやSTIと同じじゃない?」と思われるかもしれません。そんな事言ったら僕らとACシュニッツアー(92M3+パイロットスーパースポーツを提唱、、掛け声も似てましたが目的も同じでした)と、どうなん?って事になります。F1技術を担保したザックスレースエンジニアリング(SRE)社が仕立てた製品を扱うと必然的に課された性能と責務上、同等またはそれ以上のポジションを担う事になりますから、、同じと言われても仕方アリマセン。

メガニック相川さん(Adenauさんメカニック)を激写!

ADENAU アデナウ メガニック 相川さん

orzでお馴染みのアデナウ相川さんを先日の富士で激写してみました。

ADENAU アデナウ メガニック 相川さん

コースイン前の各部チェック、、流石です。丁寧で素早く確実な作業、、その真剣な眼差しに真のプロフェッショナル(997GT3CUPマイスター)を感じました。その後アデナウ蜜山社長と共にコクピットレクチャー。主にモーテックのモニタリングかと思われます(勝手に想像)。恐るべき事に、この距離で撮影しているにも関わらず、一切気づかれませんでした!気配を消す術を得た俺も凄いのかも、、と、一瞬思ったりもします。ニンニン。

ADENAU アデナウ メガニック 相川さん

で、無事コースイン。今回のブログは裏方さんマニアにはたまらないかもしれませんねー。レース(今回は合同練習走行)は皆で戦っている、、本番になればココに大勢のオーディエンスが集って”共に戦えるように。”今から楽しみです。

ADENAU アデナウ メガニック 相川さん

戻って再び走行チェック。余念がありませんっ!997GT3CUP!何度も言いますがザックスダンパー標準搭載です!

第三回、振動制御技術展視察。

日本で唯一の”振動制御ブログ(自称)”を書き綴る身としては、どーしてもみに行かなくては!な衝動に駆られて古巣付近のパシフィコ横浜へ向かいました。

WERNHER ヴェルナー 振動制御 WERNHER ヴェルナー 振動制御

昨年もパシフィコ横浜に視察に行ってまして、その約1ヶ月後に震災が発生しました。振動制御イコール国家プロジェクト、、これが俄然真剣みを帯びて来ている。と、感じました。

WERNHER ヴェルナー 振動制御

これは凄い!と思いました。オーストリアの振動吸収材メーカーさんのOEM製品。スノーボードの左右トウ&ヒール部に仕込んだ振動吸収材。ポストイットくらいの面積x4枚でボード面の振動を緩和できるんですって!!これは、、アレですよ、、シンジケーションを結成してモロモロ開発かもしれません!何より軽い!ってのが自転車に強みであります。

WERNHER ヴェルナー 振動制御

柱の本数が少ない(構造上在来工法より少なくて済む)ツーバイフォー建築用の免振ダンパー。

某日、秦野COXさん訪問。

VW GOLF SACHS ザックスサスペンション VW GOLF SACHS ザックスサスペンション

富士スピードウエイにて一枚。お隣のGT3RS(MY11)は何と北九州から、、自走ですか?と聞いたら「、、フェリーです。」と。ああ、その手があるのねーと納得。さて、ゴルフ6Gti+ザックスレースエンジニアリング社製RS-1!ゴルフ5用と何が違うのか?と言いますとフロントスプリング以外全て専用設計であります。フロントダンパーはケース長こそ同じですがストロークが増やされています。リアダンパーはショートケース化されております。前後共に有効ストロークが伸びています。で、今回の試乗結果から申しますと、減衰高めでバランス化する事が判明しました、、、と書くと全部の6Gti&RS-1の推奨と勘違いされるかもなので、今回のマシンつまりミシュランパイロットシリーズを装着した場合に限りです。(※車高のバランスもありますので模範にはなりません)減衰ダイヤルを前後中立位置からフロント2段+へ(硬く)が今のアウトメカニカさんの6Gtiセットアップだそうです。因みに僕のアドバイスはF+4、R+2。もしくはFのみ+2でした。アウトメカニカ代表の門橋さんから「しょうじさんセットアップいい感じー。」と連絡頂けたので、先ずはOKじゃないでしょうか?今までは製品に対するアドバイスのみ書き綴ってきましたが、もう一歩踏み込んで対応車種と製品&その場合のセットアップまでご案内して行こうと思っております。そして、現在まで続く心の問題”乗り心地論”に終止符を打てれば、、と思っております。”乗り心地は目的ではありません。結果です。”を正当化するために。

Polo WRC.

SACHS POLO WRC WERNHER SACHS POLO WRC WERNHER

VWモータースポーツファン待望のWRC!!あのカルロスサインツがアドバイザーポジションに就任したそうで、、チームVWR、早々に勝つかもですねー。で、このWRポロにもしっかりとSACHSダンパー(正式にはザックスレースエンジニアリング社製のコンペティションラリーダンパー)が実装着されております。この目で見てきましたから間違いありませんっ!フロントは普通のストラット。リアーはナックルアームを突き抜けてオフセットマウントされています(ストロークが長い)。と、アネブルの蘇部さんに話したところ「そーですかーチームフォード(WRC)の手法で、最近のトラディションですよ。フリクションロスよりストローク&熱対策を優先した結果ですね。」とコメントいただきました。必勝体制のVWRポロ、、宇留野さん(SAFメンバーカメラマン)写真宜しくお願いします!待遇等只今ZF方面にモロモロ申請中です!