正月にStudieStyle2を読み解く。(RS-1解説引用)

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07年の末に本が会社に届いておりましたが、バタバタでじっくり読めてませんでした。ただ、鮮明なビジュアルには”ジー”と見とれていて44&45ページの破損してもなお走り続ける、疾走感たっぷりのTeamシューベルトZ4MCが僕のお気に入りページです。発色が綺麗で大きな写真は紙媒体の特権ですがらね。皆さん、紙媒体の応援を今年も宜しくお願い致します。さて、StudieStyle2!新商品SRE初のストリートサスペンションセット”RS-1”E90用のスタディ鈴木社長による貴重なインプレッションが掲載されておりますので、ここで一部紹介させて頂きます。

1、微速域でもステアリングフィールの違いが解る、ノーマルに比べ落ち着いて感じる。(微速域から減衰レートの適正化が出来ている)

2、車体のロールはあるが、ゆっくりである。前後のピッチングは落ち着いている。(SACHSは元々ロールに関しては肝要なブランドです。ロールさせてコントロールする理念からだと思います。ピッチングは走行ロスのナニモノでもないと思ってますので<前に進むエネルギーが上下にスポイルされる訳ですから>しっかり制御出来ている証だと思います。)

3、荒れた路面での低速走行でも乗り心地が良い。乗り心地はとてもフラットで、下側(フットワーク)だけが忙しく動いている感じがする。(理想的なサスペンションだと思います。スタディ神戸店、原田さんのお客様でRS-1をご利用頂いているオーナー様も、全く同じご意見を頂きました。)

4、やる気が削がれるほど大人しい。それほど、静かにピタッとクルマを収束させる上に、全くといっていいほどカドがない。実際気合を入れて走ると、こういうアシが一番速い。270度コーナーでも、とにかくアシがよく動いている。(製品の本質を衝かれました!スタディ鈴木CEOが凄いな~、と思うのはメーカーの意図をズバッ!と読んでしまう事です。昨年末にSRE社の現場TOPオラフシュバイヤーさんから「ノルドシュライフェを走る時はね、出来るだけコンフォート!(ホントです)その方が確実にタイムが出るんだよ」と教えてもらいました。RS-1の総体的コンフォート思考の実は”乗り心地”のためではなく、あくまでも”速く走るため”の結果です。また、シュバイヤーさんからは「円熟したエンジニアリングとは、カドが取れた許容力のある(使いやすい)製品なのだよ」とも教えて頂きました。。。あの~鈴木CEOっ、、横浜社屋の何処かにドイツSREの抜け道があるんじゃないですか??今度調べに行きたいと思います。)

テスト車両  E90/325
減衰イニシャルF9、R9
車高     F635mm、R630mm(地面~フェンダー頂点計測)
装着タイヤ アドバンスポーツ18インチ
テスター  Studie鈴木CEO