「SACHS INSIDE」カテゴリーアーカイブ

備えよ常に!(カタログ発送準備)

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えー、9月になり幾らか涼しくなりましたねー、、、何て事全然ありません。しかも僕ら本牧部隊、現在8月”32日目”に突入中です!過去と未来を自在に行き来出来る仮想空間”本牧戦線SachsBlog(命名、松延秀夫先生)”とは違い、我々は今現実に32日を戦っておりますっ!同業の皆さんにはこの”32日”の意味、、当然お解りでしょう。往生際が悪い?そんな事関係ありませんよ。これは勝つ為の戦いでは無く、負けない為の意義ある戦い(と、思いたい)です。そんな”歩兵の本領発揮中”の事務所脇で新しいカタログ(アヘッドさん式のザックス&フォクトランド価格&適応表)の発送準備が静かに進行しております。今回は7000部を印刷!7千刷るとですね、、結構な費用なんですよ、、でも、これで「SACHS(ザックス)製品市場から全面撤退&ハンズも取り扱い辞める(事実、ZFジャパンさんもこの件に関しては憤慨していると思いますよ)」と、言ったデマが”悪質な嘘”であった事が明確になるのではないでしょうか?ザックスは続きます!勿論ハンズトレーディングでの取り扱いも至って普通です。カタログは全国の代理店&販売店さんに順次発送予定ですが、先ずは”悪質な嘘”が流布されたと思われる東北方面の販売店さんにお届けしたい。皆さんザックスの製品を引き続き宜しくお願いいたします!

JettaR登場!

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VWR社の気まぐれなのか?はたまた暴走なのか?兎に角、その希少性と、”テストモデル的ただならぬ雰囲気”を醸し出す謎のマシン”JettaR”が一時完成致しました。

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で、謎のJettaR!お披露目に相応しい新潟ビックスワンでのイベント”ノルドオステン”にマシンを展示しました。昨年のノルドイベントには伊藤さん(5Gti+RS-1ユーザーさん)が掛け付けてくれたのでSACHS(ザックス)ダンパー装着車両1台(会場、、約150台?中)。今年は200台中の1台がこのマシンです。アウエィ(ホントなんですよ、、)だからこそね、、インパクト!と思ったのですが、、、。

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UK&USAにて開催されたJettaCup用のバンパーを装備。サスペンションセットはVWR社専用ザックスレースエンジニアリング(SRE)社製の1Wayを搭載。JettaRの目玉!かな?シロッコニュル24&シロッコCup等VWR社のワークスマシンに標準装備されるrial(ドイツのホイルブランド)社のGTRのVWR社専用サイズを装着!?言わば”全てにおいて玄人好み”に仕立てられたマシンでして、案の定、場内でガン見していた方は少数です(ほぼドイツ事情に詳しい、興味がある関係者だと)。当然このJettaRのオーナーさんも”玄人好み”でして、走りに対する拘りをお持ちの方でした。今回はありがとうございました!SRE社製対IDM(インターナショナルドイチェマイスターシャッフェン)用MVアグスタF4フロントフォーク&リアダンパー(共に4Way)の件、モロモロ宜しくお願い致します!

Porsche997GT3R/2010(フロントストラット詳細)。

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週末に開催されたSuperGT/SUGO戦。ここでバイスアッハの2010年マシンが新たに投入される話を聞いたのが4ヶ月前、、、「この日は必ずSUGOに居よう。そして走る姿をナマで観るんだ!」と意気込んでおりましたが諸事情により断念。無念のせいか?夢の中にまで出てきたマシン、、その名はGT3R!ドイツ語で無理やりカタカナにすると”ゲーテードライアール”。新規導入したチームは勿論GOODSMILERACINGwithCOXさんです!ニューマシンでの初戦は12位と聞いておりまして、相当の手応えを持って次回の戦いに挑むと思われます。う~ん観たかった、、次回は必ず観に行くぞー!さて、お題目のストラット詳細。と、言っても画像だけなのですが、997GT3R/MY2010に標準装備されたザックスレースエンジニアリング(SRE)社製4wayフロントダンパーです。アジャストユニットが従来のR、RSR系に比べ簡素化されておりますが制御に変わりはありません。詳細は、、簡単になら説明出来ますので後ほど。

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※追記、4wayの制御でこんなレート展開が出来るんですよ。

画像協力 GOODSMILERACINGスポーティングディレクター鈴木康昭さん&SAF市川支部(マシン画像協力) 

週末はカレラカップ(第7戦Sugo)。

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今週末の土~日曜日(23&24日)仙台菅生サーキットにて100%SACHS/SREダンパー装備のポルシェカレラカップ第7戦が開催されます。カレラカップラウンド中、最も過酷なステージ(何せ暑い&天候不順)です。しかもここでのポイントは折り返しの後半戦において非常に重要、、と、言ったキーセクションでもあります。森の都”仙台”で繰る広げられる暑い、、X。熱い戦いに期待しております。更に、同日併催されるGT戦もお見逃しなく!今回からGT300に投入された新型997GT3R!勿論SACHS標準装備です。皆さん頑張って下さい!そして応援宜しくお願いします。

1897年 Torpedo.

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ウインブルドンが閉幕してワールドカップ頂上決戦。一息つく暇もなくツールドフランスが始まっています。永い寝不足(KEOさん大丈夫?)が続いてる方、結構多いんじゃないでしょうか?ハイエンドスポーツ、、観出したらキリないので僕は”出来るだけつまみ食い”を心がけております。さて、ツールドフランス!有力チーム詳細は最近全く解りませんが、ハードウエアの精度&性能が勝敗を別ける「道具の勝負」と、マシン(自転車)と人間のドラマティックなインターフェイスが僕の興味をドコロです。そして”もう一つの興味”が、、、例の如く装着率!各チームのマシンに装備されたコンポーネンツ(駆動変速系部品>前後のディレーラー、シフター、クランク&BB、チェーン、カセット&ハブ)でありまして、皆さんご存知シマノ、カンパニョーロの2大ブランドの他に、いよいよ(やっとかな?)頭角を現したブランド!それが僕の最大の興味であり、40数年生きてきて一番の後悔事でもあります。

その名はSRAM(スラム)、、、前身はSACHS(ザックス)。

15年前初めてドイツ、シュヴァインフルトのSACHS社を訪問した際に「御社の自転車部品を取り扱わせて欲しい」と切り出した僕に当時の担当者は残念そうに「一週間前に自転車部門の売却が決定しました、決定を覆す事は出来ません、、私も残念です。」と。ドイツ渡航前にSACHS自転車部門アジア地区セールスマネージャーのペータさん(Mr、PeterMay)と打ち合わせした際に「本気だったら早くドイツに行って欲しい。出来るだけ早く!」、、、彼が急いでいた理由がドイツに行くまで解らなかった。渡航が一週間早ければ何とかなった?そんな考えは後の祭りですからね、、今はただSACHSの流れを汲むSRAM社を応援するだけです。さてさて、話はツールドフランスに戻ります。2010年のエントラーチーム中、、確か3チーム(参考/八重洲出版サイクルスポーツ誌/近藤女史に感謝)だったかな?シェア率といったら先のニュル24時間と同じくらい(10%未満)です。でもそれでいいんです。少数精鋭で勝てばインパクトは大ですから。画像は今から113年前のSACHS(F&S)社が開発した自転車用のハブ”トルペード式ハブ”です。これ、世界初の画期的なシステムを搭載しているんですよ。今では普通ですが”ペダルを漕がない時に空回り”、、「それ当たり前」って程普及しているSACHSの発明の一つです。”移動手段をより快適に!”このSACHSの企業理念は100年以上変わる事無く掲げられ、この先100年も揺らぐ事はないでしょう。

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灼熱の戦い(2010GtiCup第2戦/筑波)。

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昨日、筑波サーキットで開催されたGtiカップ第2戦を観戦&視察してきました、、、凄く暑かった、、、夏のレースはマシンにもドライバーにも観戦者にも過酷だ!と言う事を再認識したレースデイでした。推定路面温度50℃の中、全車ザックスレースエンジニアリング(SRE)社製の1wayCup専用ダンパーが搭載されたGti(5&6)によるレース。第2戦のウイナーは、やっぱりヴェンチラー浜崎さんでした。

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S印が大きく掲げられたBASISさんのマシン。ドライバーさんは7年ぶりの筑波サーキットだったようですがブランクを全く感じさせないリズミカルなマシンの動きに見惚れました。サイドウインドから覗くジェットヘルも格好いい!

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ゼッケン00!事実上のワークスマシンを駆る”モーターライフジャーナリスト島下さん”も大健闘!ご苦労様でした。継続は”ちから”也。しかし、、マシンの自立制御との葛藤、、僕も観ていて痛感しましたよ

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今回のウイナー!ヴェンチュラー浜崎さんのマシンです。次回に浜崎さんに会った時にはSRE社の1way減衰調整式Cup専用サスペンションセットの優位性と、Cup専用サスペンションセットの兄弟製品であるRS-1のパフォーマンスを大いに語って欲しいな。と、思ってます。ヴェンチュラー浜崎さん宜しくね。今回のGtiカップ、実は久々の現場でして誰か知っている方居るかな?何てきょろきょろしながら歩いてましたが旧知の同士が沢山で嬉しかったです。imp熊崎編集長、カメラマンの田村さん、ルボランの相澤さん、萩原さん、レーサー坂本さん、小倉さん。皆さんこれからも宜しくお願い致します。

bond-MINI”RS-1”試乗会、ご来店の皆さんに感謝。

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先週末の土曜、日曜に埼玉県のbond-MINIさんにてR56+RS-1の試乗会を開催させて頂きました。ご来店頂いた十数名のMiniオーナーさんに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。またご来店頂いた半分のMiniオーナーさんが試乗を遠慮された、、、と、言う話を後から聞きました。原因は本牧R56デモカーがマニュアルトランスミッションだったから、、って事らしく、これには僕も参りました、、全て僕の責任です。そもそもRS-1のデモカーは3年落ちの中古車でして、走行距離は2万キロ弱(だったかな?)。サスペンション(&タイヤのリフレッシュ)のアップグレードタームにばっちりの車両と言う事で静岡のガルフストリームさんに今後の試乗会スケジュールに間に合う様、緊急手配して頂いた車両です。それがたまたまマニュアルミッションだった訳で、、、マニュアルだったらRS-1以上のSRE社のヒット商品”PCS(パフォーマンスクラッチシステム)”の装備も可能でうれし~、、、等とぬか喜びしていた僕がバカでした。現Miniオーナーさんへの配慮が欠けておりました。せっかくの休日にご来店頂いたのに、本当に申し訳ありません。サスペンションの説明、製品特製を見えない相手に書き説明するって事はとても難しく、大枠が”感覚の問題”であり、それは”何をどう感じるか?”と言った”心の問題”でもあります。僕がOKでも相手はNG!よくある事かもしれません。個々に培った経験値が違いますからね、ですから先ず乗って頂きたかった。ご自分で体感して頂きたかったです。次回のbond-MINIさんの試乗会時には、僕又は内田が試乗専属ドライバーとして立ちますので宜しくお願い致します。週末のご多忙中にも関らずRS-1&R56試乗会を開催して下さったbond-MINIさんに感謝!本当にありがとうございました。この後、中国&四国&関西&東海地方の試乗会を経て、再びbondさんでの試乗会をお願い致します。

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先に開催されたドイツ、2010ニュルブルクリンク24時間耐久レースでの1コマです。SAFのエースフォトグラファー(実は女子)が眠気と寒さに絶えながら切り取った”力作”。実は渡航前に「ゼッケン144と145は必ず押えて下さいっ!マシンはR56ミニで―す。」と、伝えたのですが「乗用車は全く区別がつきません(専門がフォーミュラの方なので)、、、ゼッケンだけで追います。任せて!」と、頼もしい返答の元、無事画像が届きました。いつもありがとーございます!さて、画像のゼッケン144番R56Mini!ドイツのシラーさんが走らせているマシンで、ザックスレースエンジニアリング(SRE)社の4wayダンパーが搭載されています。このマシン(&同型の145番も)こそR56用RS-1の動体データベースとなった車両、、、勿論ドイツサイドからは一切インフォメーションされておりませんが、ドイツSREの製品開発進行と、シラーさんのレースプロジェクト(2009年のニュル24も参加)がオーバーラップしておりますので僕の読みはあながち間違いではないでしょう。昨今のニュルブルクリンク信仰はもうご存知の通り、ここで”しっかり安全に走れるフットワーク”って事が絶対的な性能評価になっております。「あのー、、僕ら日本しか走らないよ、ニュルの優位性?意味あんの?」って方も多いかもしれません!おっしゃる事も十分解かります。しかし、性能は邪魔になるものではありません。実証された可能性(ポテンシャル)は使わなくても携える事で安心感に繋がるはずです。シラーさんのマシンに装備された4wayダンパーデータを元に、一般市街地での走行レートをトレースしてスプリングと、減衰レートの幅を適正化したドイツSRE社のRS-1!静かにブレイクの兆しかな?

タンブリーニのF4にも付かなかった超高額なSACHS.

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付かなかった、、と言うか(コストが合わず)付けられなかった。と言うのが実際かもしれません。画像の部品が”それ”なんですが解かりますか?ドイツ、ザックスレースエンジニアリング(SRE)社が某MotoGPのマシンに搭載するべく開発した左右独立4way(伸び&縮み+ハイ&ロー)減衰制御が可能なフロントフォークのボトム部です。、、、何でハブ軸&ステアブリッジで固定された左右のフロントフォークの減衰を変える必要があるのか?、、、えー多分な話ですが、クルマのタイヤと違いバイク用タイヤはバンクして面圧を稼ぎますから、左右、、in&out又は、旋回中であれば上&下となるのかな?タイヤゴムの僅か数ミリのタワミに対して完璧なコントロールを可能にする為、、かもしれません。で、この製品、僕の知る限りmotoGPには供給されておりません。価格が高すぎたのか?現場の要求がそこまでの性能を求めていないのか?こればっかりは解かりません。

念願のクラス優勝。

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全日本ラリー選手権(JRC)にSACHSダンパーを装備して戦う小さなマシンにフォーカスしてみました。今回のlog画像は全てフォトグラファー宇留野さんの作品(何時もありがとー)です。ラリー北海道、JAF-JRC/JN2クラス優勝!天野選手、井上選手おめでとうございます。

アニョキング戦記/武士(もののふ)編に注目!

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今頃ルマンは前夜祭で盛り上がっているハズですが、今回はベンツの凄いモデルに注目してみました。画像は某日の本牧BASEで秘密会議を終えた”アョキング大統領”のマシンC63です。このAMG/C63!実は凄いんですよ。何てったって純正でザックスレースエンジニアリング(SRE)社が仕立てた電制ダンパーを搭載してますし、その制御に添うように”通称100万円デフ”と呼ばれるドイツ製ドレクセラーが搭載されています。ダンパー&デフの調律は100%完璧で、乗る人が乗れば(要求入力/速度に達すれば)まるで生き物のように”ぬる~っ”と、車体が身を捩る、、?言い方が変でした。クルマ自体がバイクでハングオン旋回するような感じで、クリップをなめるようにカーブする、、そんな幻影を残して走り去るC63!これ以上何もありません。、、と思っていました、、このマシンが出現するまでは、、

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SLSです。撮影は全てアニョキング大統領!兎に角っ、アニョさんの写真力に完全にヤラレました。SLSいいですねー。SREのダンパーが標準搭載ですしねー。僕はアニョさん(本業写真家)の決断を待ちます!是非SLSを購入をしてですね、現代のDavidDouglasDuncan(デヴィットダグラスダンカン-写真家。W196初代300SLのカタログ撮影のカメラマン。ファインダー越しに観るそのマシンに一目ぼれして購入。その後300SLと共に世界の果てを目指して写真旅行に出る)になって欲しいです。で、写真&レポートの続きは下記リンクからご覧下さい。ついでに僕のSLS妄想大ハズレ編もリンクしておきます。ベンツを!メルツェデスを!アーマーゲー(懐かしー)を!そして全てのHWAファンに観て欲しいです。鉄の結束!魂のエンジニアリング!ドイチェラレンドウーバアーレス!!ベンツ最高ー!ポルシェ博士万歳っ!(完全にシュトウトガルト住民になっております)