「BOOK」カテゴリーアーカイブ

真鍋博

真鍋博今月の29日まで愛媛県美術館にて開催している”真鍋博展”。こんな状況ですので行く事をあきらめ、作品集の本だけ買いました。星新一、筒井康隆等のSF小説を読み込んだ方々には懐かしいイラストだと思います。じっくり鑑賞した後、実家の父母へのプレゼントに。真鍋博が描いた懐かしい未来に感謝! 日々精進

追悼 ショーンコネリー

007 ショーンコネリー子どもの頃に観た格好いい世界観。アタッシュケース+スポーツタイプの時計+細身のスーツ+スポーツカー。007シリーズ”ゴールドフィンガー”は公開から約50年を経た今でも”最先端のキラキラした世界”に魅了され続け、テーマソングが流れてくると”ヤル気”になります(笑)。現代のボンドは私と同じ年。現場製作スタッフも多分同世代じゃないかな?と思うのが、ココ最近の007シリーズ(ダニエルグレイク主演)は常にゴールドフィンガーへのリスペクトを感じ、”そーだよね!それな!”と、1人納得の連続です(笑)。さて上画像、ジェフリーディーバー著”白紙委任状(007シリーズ)”の上に置いたMI-Q課仕立てDB5ミニカー。屋根はご覧の通り。自分の2号機86に装備したIRPシフターのリバースボタンを押す度に、あのシーン(屋根と助手席シートが飛ぶ)を思い出します。初代MI-6/007に感謝!おかげでスポーツカーで仕事を続けられています。 日々精進

ハチロクの日

 

本日の三冊

森博嗣 松本零士 押井守 スカイクロラ 株式会社ヴェルナー WERNHER読書の秋。その1)ジャイロモノレール。レール1本で済む鉄道技術の初歩が学べます。ピッチング(前後荷重)とロール(左右荷重)は2つのジャイロ(ジンバル)があれば制御可能との事で、試作車両は2ジャイロ搭載。今話題のBMW-G8系M3&M4と同時発表されたBMW-M S1000RRは6ジャイロ搭載。信号待ちでも足つかなくてもOKな単車は凄いの一言。その2)番狂わせ。いわゆるパトレイバーシリーズの番外編です。サッカーファン必読。その3)零士のメカゾーン。主にヲタクと呼ばれる人種のバイブルであります(個人的見解)さて、3冊の著者の個人的な関連性が下の戦闘機。

森博嗣 松本零士 押井守 スカイクロラ 株式会社ヴェルナー WERNHER当時の松本零士先生の理想が詰まった戦闘機。リアルタイムで敗戦を受け止めて居ない自分でも当時”これさえあれば(高高度迎撃戦闘機)1945年の8月6日以降が変わっていたかもしれない。”そんな悔しい思いと、純粋にハイスペックな機械への憧れを感じる造型。で、この戦闘機にそっくりな飛行機が出てくるアニメの監督(押井守>上2の著者)と原作(森博嗣>上1の著者)の関連性が3冊の選択事由です。昨年イタリア出張中に体調を崩された松本零士先生、、現在は回復されたようで一安心。数々の作品を全て完結させる事はもう無理だと思いますが、完結しない良さって事もあるかもしれませんね。 日々精進 昨年の10月1日も本ネタでした。↓

再読、エリア51

本日の一冊

パラダイス山本 ヴェルナー世間は明日から4連休&東京GOTO解禁!旅行の方はご安全に!で、GOTOしない方に向けた本日の一冊がこちら”パラダイス山本の飛行機の乗り方”。読書感想を一言で言えば”狂ってる”、、それ以外の言葉が見当たりません。成田~フランクフルト往復(片道12時間、観光ナシ)ただ飛行機に乗り続ける事を目的としたストイックで修行のような趣味の世界に大笑い。凄い!凄すぎるよパラダイス山本さんっ!もしかしたらこの本のヒットでパラダイス山本さんデザイン初代レガシィツーリングワゴンの中古相場が高騰するかもしれません。後書きには「この一冊はすべて機上にて執筆」とあり、巻末資料には被ばく覚悟の1年間1,024回!の搭乗空路記録が付属されています。「飛行機乗ってどこかに行きたいな~」と思っている皆さん、これ一冊を読めば疲れてもう満足。因みに私、飛行機に乗る事は苦痛でしかありません。エコノミー席にはもともと人格がないと思ってますので、ただひたすら言う事を聞き、静かに餌の時間を待つ家畜の覚悟です。 日々精進

本日の一冊

株式会社ヴェルナー私個人的な研究テーマのひとつに”機械と人間の関係性(在り方とか)”を子供の頃から考え続け現在に至ります。超個人的な見解になりますが、先ず主導権が使い手(人間)にある事が前提です。そして、人間が使う道具の域を越えない性能上限がある事。使い手と使われる側(機械)が逆転するとろくなことにならない。と言う持論もあります。別に機械(&制御)の進歩を否定している訳ではないのですが進歩し過ぎて、使い手である人間が置いて行かれる事が凄く怖く、悲しく思うんですね。そんな中、戦闘機を操ってミサイルと空中戦を繰り広げる使い手の本が上画像”F-16エース・パイロット戦いの実録”であります。空中機動(超高負荷G)には人間の生理的限界があり、使い手不要の無人機が席巻している中、人間が使いてとしての制御を死守する生き様と、迫力ある限界域での操縦が詳細に綴られたノンフィクション。一部の話には、この本の内容が次作のトップガンに描かれる、、と言う噂もあり。その筋の方々(笑)にオススメの一冊です。

ORFINA PORSCHE NATOおまけ画像。長年愛用しているオルフィナ製ポルシェデザインNATOクロノグラフがトップガン(1作目)のマーヴェリック愛用品と言う設定(昇進後にIWCに変わりますが)を知りちょっと嬉しくなりました。文字盤の表記が少し違うんですけどご愛敬で。 日々精進

ダニエルイザイモン タイムレスレーサー

ダニエルイザイモン タイムレスレーサー

ダニエルイザイモン タイムレスレーサー本日の一冊、ジャッキーイクスに捧げる”大人の絵本-タイムレスレーサー”。ステイホームでモヤモヤしている気持ちを切り替える、自分のクルマ好きを取り戻す感じで本棚から抜き出して眺めつつ、再考してみました。作者ダニエルイザイモン、、、この名前に響かない人であっても、ブガッティヴェイロン、トロンレガシーのライトバイク、オブリビオンの丸い殺人兵器、インターステラーの宇宙船、シンガービークルのウイリアムズ4.0搭載のボディーワーク+インテリア&専用BBSホイール+専用MOMOステアリングのデザイナーと言う事で納得ではないでしょうか?デジタルワーク主体にあって、あえて紙の本としてリリース。粋ですね。

ダニエルイザイモン タイムレスレーサー時は2027年。あと7年ですね。タイムレスレーサーは時を越え、その時代のテクノリジーに沿ったマシンでレースを続けるらしく、「過去に戻れば蒸気機関もありえるかもしれませんね」とはダニエルイザイモン先生談。

ダニエルイザイモン タイムレスレーサー7年先のエンデュランスレーサー。エンジニアが丸一日かかってボディを止める”ネジ”だけを設計製作、、精密CGの話です。

ダニエルイザイモン タイムレスレーサー「子どもの頃からクルマが好きだった。日々クルマの絵を描き続けて居た」とダニエルイザイモン先生。自分とほぼ同年代で、幼少期の出発点もほぼ同じ。今更ながら、何で自分はこーゆー人になれなかったのか不思議でなりません(汗)。日々精進

本日の一冊

ライカ 田中長徳田中長徳著書”ライカを買う理由”。15年以上前からの愛読書でモノ&ブランドと向き合う姿勢と、オトコの買い物行為における理由付けに今でも激しく納得します。歴史の深いドイツ製ハイエンド光学機器メーカー(ブランド)に、1ユーザーとして寄り添い続ける姿勢が、私にとってブランド伝道師としての良いお手本であります。1870年初頭エルンストライツ社>約40年後にオスカーバルナックによるパーソナル撮影機、今のカメラの原型を発明。その70年後の1979年に創業3世が自社株放出、130年続いた直系企業の終焉。”三代目が身上潰す”は、ドイツSACHS(ザックス)ブランドと全く同じです。その後ミノルタやパナソニックとの提携や、エルメス資本が入ったり抜けたりと。技術的&物質的な大転換フィルムからデジタル移行を乗り越え、カメラ部門はドイツの単独企業として健在。この歴史の流れ、マニュファクチャリングの移行とデジタル転換。”全てを受け入れ、それでもライカが好き!身銭を切って使い続け、静かに同士を集める。”長徳先生のぶれない姿勢を見習いつつ 日々精進

本日の一冊

朝倉世界一朝倉世界一朝倉世界一朝倉世界一朝倉世界一”月は何でも知っているかも”。と、言う短編マンガ集。嫁の本箱から拝借。と、言うのも女性向けマンガ雑誌に掲載されたお話なんですよ、、ビビリますよね。女性に向けて本気でトライアンフ描いてる、、読者のどれだけの方が響くのか?確かに嫁には”これ素敵!”と届いたようですが少数派に思います。他の作品にもホンダCB750K0とか出てきまして、朝倉世界一にもう夢中。凄い人が居るもんだなーと久々思った作品。バイクにロマンを感じる皆さんにオススメの一冊で日々精進

本日の2冊、LAURENT NEGRONI-SPEED BIRDS

LAURENT NEGRONI-SPEED BIRDSこんな時期ですから、部屋に1人籠り読書を、本を楽しみませんか?と言う弊社提案で、つまりどうでもイイ話のつもりでしたが、シリーズ2回目にして早くも仕事ネタ”スポーツカーの組成に関する事”を発見!どうでもイイ話じゃなくなりました。上画像の2冊、7年程前にフランス人のヲタクAntony-Villainから教えてもらった飛行機のイラストレーション本Speed birds、作者Laurent-Negroni。

LAURENT NEGRONI-SPEED BIRDSSpeed birdshはシリーズ化されておりまして、この2冊がLaurent-Negroni(ローレントネグローニ)氏の作品です。簡単に言うと飛行機の絵本。キモイ、、かもしれませんが、自分の信じる格好いいカタチが詰まった傑作で、見る度に迷いが吹っ飛ぶ感じです。

LAURENT NEGRONI-SPEED BIRDSページを開くとこんな感じ。さて、本題でありますが、軍事評論家の岡部いさく先生が「クルマが先か?ヒコーキが先か?」と言う本を書かれておりまして、その最も新しい関係性が下のスキー板を積んだスポーツカーのイラストレーション。

alpine-a110-sportsx LAURENT NEGRONI-SPEED BIRDSALPINE A110 SPORTS X。ノーマルA110に比べワイズ80mm+ハイト60mmのオールラウンドスポーツカーでデザイナーが何と、上の絵本作者Laurent-Negroni(ローレントネグローニ)氏でありました。全体的なフォルムを崩さずボリューム感が出たタフネス性能を感じますよね。更に、飛行機由来の各コーションプレートのようなデカール仕立てがホント素敵です。イラストで終わらずに、プトロの実車化され自分を含む”その筋の方々”大絶賛!

alpine-a110-sportsx LAURENT NEGRONI-SPEED BIRDSローレントネグローニ氏デザインA110 SPORTS Xプロトモデル!ミシュランのクロスクライメート装備。で、これを撮影したカメラマンがヲタクのフランス人ことAntony-Villain(Typ-01所属/実はアルピーヌのデザイナー)。自分の2号機86もこんな感じが目標だったりします。下記リンクもご参照お願い申し上げます。 日々精進

ALL RACE OUT SIDE , ALL BUSINESS INSIDE

本日の2冊

株式会社ヴェルナー今必要な情報は、どうでもイイ話かもしれない。と勝手に思い込み、キーボードを叩いてます。本の装丁、これは私が憧れる仕事の一つ。わが青春期を単車と港湾肉体労働に捧げ、そのままインポーター業務に励み、今ではしがない”キモイパーツマニアな卸業”。大学に行けなかった代わりに本を買い、著者の教えを乞う習慣が今も続いています。その知識は誰に言う事でもなく(言えば皆ドン引きですよ)ただただ己の知への鍛錬の為。活版印刷を生み出したドイツグーテンベルクに感謝しつつ、やっぱり読書には”紙の重さ、本の物質量”が絶対に必要だと思います(e-bookには興味がなく、一度も買った事がありません)。さて、紙の本。外箱や表紙を含む全てのデザイン、フォントの設計選択と紙質と、本を仕立てる仕事に憧れます。「装丁道場」は装丁のお手本/教材として、自分が本を書き上げた後、装丁も自分で仕上げる準備。もう一冊の「戦艦武蔵」は信奉する吉村昭先生の代表作で、先に海底にて発見された戦艦武蔵を再検証して”改訂版戦艦武蔵”を吉村昭先生亡き後、自分が引き継ぐべきじゃないか?みたいな錯覚を感じつつ、何度読み返しても恐怖と号泣に襲われる素晴らしい作品。戦時下に比べたら、今尚平和です。諸先輩に感謝。 日々精進