操縦する楽しみ

土屋賢二 ワインディングワークス「自動車メーカーは、運転の欲望をかなえてきた。」哲学者土屋賢二先生の文春コラムに書かれた一節。ただ運転したくてクルマに乗る自分にとっては”そーですよね”と納得。欲望と言う字を見るとチョット重たい感じですが、業務上過失(パーソナルなドライブの運転でも法律は業務)を追う可能性があっても”乗りたい”のでやっぱり欲望なんです。道路を走る自動車の運転手は運転したくて自動車に乗って居る訳じゃないし、出来れば運転なんかしたくない。と言うご意見が圧倒的で”自動運転化”の流れが現在。技術の進化方向が”楽に、より便利に”向かう必要性は理解できますが、操縦する楽しみが失われるのは悲しいですよね。技術の進化方向を”よりドラマチックで官能的に”も今の技術なら絶対可能です。太古からの人間本来の欲求”(動物を含めた)のりものを操って速く遠くへ移動する”。高揚感を伴う操縦と疲労。大事だと思います。 日々精進