一応クルマの仕事をしておりますので、情報収集の為、毎回熟読している雑誌が2冊あります。交通タイムス社のカートップと、講談社のベストカーでどちらもタブロイド版自動車雑誌の王道!コストパフォーマンスに優れ、webでは取れない細かい情報収集には欠かせないメディアで、読んでいて楽しいです。この2冊を隅から隅まで読み漁り情報をアップデートして行くのが私の手法です。後は海外の技術フォーラムとか、ZFのリポート等webを読みますが、こちらは近未来の(販売車両じゃなく、性能実証とか)発売前のクルマ技術がメインで主にプロ(クルマ関係者)に負けない為の情報装備です。で、お題目の”ジャーナリストの試乗記”に関してなのですが、先のカートップか、、ベストカーで特集が組まれており「試乗記が読まれなくなってきた。この先どうあるべきか?各ジャーナリストが答える」の中で国沢先生(国沢光宏自動車ジャーナリスト)が「体感した事のない事を伝えるのは非常に難しい。自動車離れが加速して行く中で、ステアリングの応答性とか書いても多分意味が全く通じないように思う。それは味わった事が無い食べ物のような事で(食べた人なら比較できて理解できるが)、結局解らないから興味の対象から外れてしまう。今後は、小説のようなドラマ性を持った試乗記じゃないと読まれないかもしれない」と。これを読んで私も”そーですよねぇ、、ハンバーグ食べた事のない人にハンバーグを伝え、食べてみたいと思わせるのは難しく、、。私もSACHSサスペンションの仕事に携わり、散々書いてきましたが未だ実にならず、常に徒労感だけを感じています。クルマの先の部品の話で、自分のやっている事の難しさは理解出来て、と言うか覚悟を持ってやってますがこの先報われる事なく終わる感じです。1人戦い続け意地でも辞めませんけどね。そんな中、常に勇気付けられる試乗レポート(コラム)がカートップ誌”黒沢元治先生の試乗記”で、特にBMW-M2に乗られた時の総評が「4輪ダブルウイッシュボーン式( ゚Д゚)であれば尚良し!(自分の理想を貫く感)」って、括られた文章を読んで全くブレナイ、動じない姿勢に驚きました。ソウイウヒトニワタシハナリタイで日々精進
「VW」カテゴリーアーカイブ
TAS2018-9 VW COX
2018年オートサロン開催直前にCOXさんから展示案内がありまして、もー話題騒然。年末からパサートを組んでいるって事だけ聞いておりまして、まさかこんな姿になってたとは、、兎に角びっくりな1台です。
言われてみればパサートですね。バンパーの上から追加されたフロントダクト部のモールディング造形、、プロの仕業じゃないすか!!!多分ですが、近々のオートファッションimp(交通タイムス社)さんの表紙になるような気がします。元祖チックチューン(懐かしー)で熊崎編集長宜しくお願い申し上げます。
フロントナナメから。フェンダー部の造り込み、、スゴーーー。因みにバックの2台(バスキャンパーとF3)もCOXさんプロディユース車両です。
リアナナメ。ウイング装備!サイドステップも触らせて頂きましたが超剛性装着のホンモノでした、、TCRにエントリーなんですか?汗。
ステアリングコラムはご覧の通りでシートはモータースポーツシェルに換装済み。やる気ですね?
ミシュランとザックスのコンビネーション!SACHSダンパー実装備ですよ。、、で、、やる気ですね?
毎度おなじみCOXカスタマーセンターの佐藤さん曰く「2018年VWチューニングにおける攻めの姿勢的な、、」と。今年のCOXさんは更に凄い、、と言いますかもともと凄いのですが”表沙汰にして行こう!”と言う事なのかもしれません。引き続きご指導宜しくお願い申し上げます。日々精進※エアジャッキは流石にダミーです(細かいですね、、( ゚Д゚))
TAS2018-3 TCR&86 GREEN-BRAVE
VWブースに展示されたS耐TCR-ADENAU/Racingline-GOLFっ!会場内の配置が絶妙でよかったですねっ!因みに弊社、英国レーシングライン製品の代理店ですので、何なりとお申し付け下さいます様、お願い申し上げます。詳細↓
ブース配置の妙!と言いますのも、VWブースの向かいは埼玉トヨペットTEAM-GREEN-BRAVEさんのブース。車両番号は違いますが86ワンメイクレースゼッケン328(ミツヤ)ADENAU代表取締役、密山選手(社長)を応援っ!引き続き宜しくお願い申し上げますっ!日々精進
GTI-CUP
画像整理の産物的ブログで本日も宜しくお願い申し上げます!今年は売りに走りますよっ、、。で、出て来た画像はフォルクスワーゲンによるJAF戦ワンメイクレース(ゴルフ5時代)”Gti-Cup”の筑波戦。当時はポルシェカレラカップと、このGtiカップ両方を掛け持ちしてサポート(野次馬行為)しておりまして理由はどちらのワンメイク車両にもSACHSダンパーがレギュレーション装着されて居た事で、それを追えば売り上げが上がる!と勝手に思い込んでたんですね、、若かったのであります(汗)。でもそのおかげで今でもCOXさん(ポルシェカレラカップ&ワーゲンGtiカップオーガナイザー)と良好な関係が構築できたので、これがあって今が在ります。関係各位に感謝。
当時の筑波ヘヤピンはバリゲードも低く。素人カメラでもこんな構図で撮れたんですね。マニアックスさん(弊社お取引先様)を猛プッシュするワークス(ゼッケン00)。見ていても楽しかったです。
( ゚Д゚)、、思い出しました。このラッピング、、アイドルギアの小林さんと私二人で泣きながら秦野COXさんにて夜中までかかって仕上げた車両でした、、何でそんな事になったのかは思い出せません。
確か前の週にポルシェカレラカップ富士戦がありまして2週連続で出張りました。ポルシェカレラカップの豪華なケータリング(感謝です)に対してGtiカップは筑波食堂の食券(勿論感謝です)、、格差問題とかではなく庶民的なレースで好印象でありました。フォルクスワーゲン(国民の為のクルマ)の神髄でそのベーシックパフォーマンス(すべての量産車が比較する基準値)は常に2世代先を行く感じです。ゴルフ5Gtiは今でも全然通用します!
VAG(フォルクスワーゲングループ)と、旧SACHSシャーシ&プラットフォーム開発陣営が世界に先駆けてリリースしたPQ35型広域共用プラットフォーム。今から20年以上前(ゴルフ4全盛期)にプロトタイプのトゥーランをドイツで見せられながら共用プラットフォームのレクチャーを受けた記憶があります。ベース設計からホイルベースの延長、搭載するエンジンと車体、FFと四駆どちらも可能で「このシステムは世界を席巻するよ。」と解説されまして、その時関連企業株を買っておけば良かったと後悔、、。話は戻りましてGtiカップ!この車両に搭載されているSACHSレーシングダンパーは当然ワンメイクレースの専用設計で、このレースが無かったら今の乗用パフォーマンスコイルオーバーは生まれなかったかもしれません。レース由来、レースの副産物品イコール>レース直系の製品。セールストークは嘘じゃないんです。さて、このGtiカップの動体性能に乗用性能を追加した製品が下記ザックスパフォーマンスコイルオーバー品番118451番。私の知る限り、適合製品の中で一番売れた製品で、オススメの逸品です。現在即納在庫が御座いますので、皆様宜しくお願い申し上げます!↓をぽちっと押して製品ご確認頂ければ幸いです。
初荷
本日より持ち越した(バックオーダー合計税別定価換算¥227万)ご注文の製品を順次発送させて頂きます!昨年12月が弊社の半期(6カ月後に決算)で見事に前年比割れ(涙)だったのですが受注残の合計金額を合算すると、希望の光がキラっと輝いて一安心。ご予約ご決断頂きました皆様に感謝!で、本日は群馬伊勢崎倉庫(ハンズ北関東ロジスティクスセンター)からZF-SACHS-Performance-Coiloverの発送が数台、そのうち1台は、1人で4セット目のご購入のF80/M3オーナーさん(86用として2台+F30/320用として1台PCOをご購入済)。事ある毎に”製品をご購入”頂き、会社と私を後押しして下さるエンスージャストさん。ドイツの製品を体感して頂いた事でクルマ趣味の世界と更なる性能追求&制御への理解が深まれば幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。下記リンクはSACHSパフォーマンスコイルオーバーのドイツ車アプリケーションページです。地道に構築しておりまして、品番ボタンを押すと製品詳細がご覧頂けます↓。あと少しで完成で日々精進。
T.M.G.P.S
米国から小さな荷物が届きました。人生の目的は”愛するマシンと共に趣味の時間を過ごす事”的な(テキトー、、汗)ポリシーを掲げたデザイン&プロダクト集団(米英同盟)CURB。その所属デザイナーが放つTMGPS(ザ・マニュアル・ギアボックス・プレサベーションシ・ソサエティー>マニュアルミッション保護団体)シリーズが今年最後の入荷です!
米国経済誌最大手”ウォールストリートジャーナル”でもフォーカスされ、カルチャーを越えた社会性を携えた”作品”。日本国内でもマニュアルミッション(3ペダル式)の希少性がささやかれておりますが、米国においては”ほぼ絶滅危惧種”であり、保護団体発足に至った経緯であります。彼らの活動を遠くの国から応援する。そんな意味で作品の取り扱いを開始致しました。3ペダルからクラッチペダルが無くなりその技術進化(トルクコンバーター>ポルシェスポルトマチック等電磁式>DSG等ツインクラッチ式)の全ては私の信奉するドイツSACHS(ザックス)の発明品で心境は複雑であります、、が、メインストリーム(利便性を追求するモータリゼーション)とは違った”趣味性と愛する&楽しむ”少数派(マニュアルミッションユーザー)ドライブファンの入団求むっ!
シュポルトさんのテストに立ち合い
石川県のVW&Audi専門店”Sport(シュポルト)”さんのテスト&セットアップに立ち合いました<ただ見ているだけですがw。アドバイザー&セッターの坂本選手とシュポルト東社長。ブレーキチェックの風景。昨今のチューニング派ワーゲンの中心はGtiではなく、R(GOLF7R&7.5R)だそうでベースポテンシャルが高い方が上乗せ(動体性能向上)も楽でありますし、何より頼もしい4WDっ!私も予算があったらシルバーの7Rヴァリアントを営業車にしたいっ。<遠い夢、、汗。
坂本選手のバイザーだけにピンが入った謎の画像、、雰囲気は出てますかね?ほぼピンボケ画像を堂々と掲載。で、GOLF7Rのチューニングなのですが、各欧州チューナーさんから物理的要素(パーツ)もECUも出そろっておりまして、後は日本国内で使う(交通事情とユーザーさんにとってのユーティリティ)最終仕立てを確立するべくのテストだそうです。86ワンメイクレースもそうですが、高負荷での連続走行は制御干渉との闘いでもありまして、その塩梅って言うのはやはりトライ&エラーを繰り返して確立するしかありません。東社長のお店シュポルトさんのノウハウはココにあります。
一方私のビジネスにおける軸足は、、現在のところ86とドイツ車ほぼ半分半分でどっち付かずと言われればそれまでなのですが、どちらも知っている強みを生かしてですね、国産車の目指すグローバルパフォーマンスにも対応可能なサービス体制を目指しております、、、と言いつつ次期カローラのスポーツハッチのベンチマークがGOLF7Rって事と、TRDさんがCOXさん付近にお引越しって事を考えると私の出番は無いかもですね。今自分に出来る事、SIEMNS-SIMOS18とかの区分別け(次期製品展開準備)で目がシバシバする作業を開始致しました。
前回の富士(11月後半)にて1:59.182のベストタイムを持つシュポルト東社長のGOLF7R!今回は新しいブレーキとかもろもろ導入で56秒台目標、、達成出来ましたかね?FFのシロッコR(COX乗用仕様のワークスマシン)で53秒台の坂本選手なら大丈夫でしょう!
と言っている間にピットイン。ハーフウエットからドライになった路面対応。
減衰レートはそのままに、フロントの車高をちょい下げ(想定6mm)。搭載されるダンパーはドイツZFレースエンジニアリング社製COX-SACHS-Racingダンパー。SACHSパフォーマンスコイルオーバーの姉妹品って感じであります。
この続きは下記リンク、シュポルトさんのwebにて。東社長様っ!&坂本選手っ!今回もありがとーございました。
SACHS PCO + EIBACH ERS
先日、横浜のマニアックススタジアムさんにて、VWポロGti用SACHSパフォーマンスコイルオーバー+アイバッハストレートスプリングの取り付け風景。オーナーさんと共にセットアップに立ち会いました。構想から半年以上、永らく、、ホント永らくお待たせ致しました。第1弾のモディファイフィッティング(付属バネを使わずアイバッハを新規組み)は無事成功!スプリングレート&自由長も想定通りの高さとライド感で一安心。最初のオーバーホール時に第2弾のモディファイ”減衰変更”と言ったスケジュールを予定致しております。助手席に同乗させて頂きましたが、これなら欲しいマシンと感じました。難解、、そして突き詰めると迷宮入りするショートホイルベースVAGプラットフォーム”PQ25”における私なりの1つの答えを得る事が出来ました。オーナーさんに喜んで頂けて私は幸せです。6速マニュアルミッションの素敵なポロGti用のもう1つのSACHS-Performance製品”Performance-Cluch(スポーツプレッシャープレート&オーガニックスポーツディスク)もラインナップ御座いますので、こちらも宜しくお願い申し上げます!マニアックススタジアムスタッフ皆さんにも感謝!
フロントセクションを下から見上げる図。フロントダンパーの初期減衰(0.25sec付近)のデザインがGol5Gti-Cup用ダンパー(SACHS-Racing製)とそっくりでありまして、それを聞いて減衰レート(ダイヤル位置)を黙視でカチカチ決められるメカニックさんは当時を良く知るGol5Gti-Cup当事者だったりします。この度もお世話になりました!
リアセクション。PQ25シャーシが難しいと言われる所以がノーマルスプリング単体レートが限りなく1kg/mmに近い事&トレーリングアーム。ゴルフ2を一生懸命やった人なら簡単に答えが出るんですね。
SACHS-Performance-Coilover + EIBACH ERS、、今回ポロGtiにセットした全容です。いい景色ですよね。ストロークをスポイルしない線間密着まで普通に使える事がERSの性能で、もちろんSACHSと同じくドイツ一級工業製品ブランド。パフォーマンスコイルオーバー用付属スプリングに関してはモロモロ思う事がありますので、ドイツ車用アプリケーションのアップデートとして、ERS組みのメニューを真剣に考えて行く事にします。先ずはMQBからです。日々精進
スプリングの組み換えとショートパーツ
SACHS-Performance coilover用コイルスプリングの組み換えのご依頼を頂き、発送前に各部チェックの図です。VWポロ用の新品一台分+Eibach-ERS&ACCとリッチなセットアップ。内径60mmで自由長とレートが合えばどんなメーカーでも使えますが、ここはキッチリ、ドイツ一級工業製品を組み合わせて最大限の性能(線間密着までしっかり使えるERS)を期待しましょう!と言う作戦です。ゴム製の純正UPマウントと、ベアリングの当たり面もしっかり確認済み。PQ34系とPQ25のマウントは硬度と若干のハイトが違いますが形状はほぼ同じでしたね。
こちらが内径60mmストレートスプリングと、PQ25純正マウントをフィットさせるカラー(スペーサー)。オーナーさんの拘りに応えるためにドイツから取り寄せたZFレースエンジニアリング社の純正品。何てことのないアルミ+ブラックアルマイト処理されたパーツですが、ドイツZFレースエンジニアリング社のノルドシュライフェ前進基地であるガラディ社の仕立てた製品です。オーナーさんのポロGtiへのセットアップは今月半ばらしく、時間が合えば立ち合いたいと思います。ここまでの長かった道のりにお付き合い頂いたオーナーさんに感謝、販売店スタッフさん、セットアドバイス&1Gセット長確認とライドワークにお付き合い下さったアウトシュタット岡林社長に感謝。一歩前進で日々精進
TMS2017雑記
東京モーターショウ2017でモロモロ見ました的な雑記です。忘れないうちに、、ですね。
VWブース。これしか見ませんでした。EVバスコンセプトに搭載された浮遊魔人。個人的にライド感(EVバスの空飛ぶ絨毯感覚)のアイコンかと思われます。で、ボディサイズ等の確認をして車体の撮影までには及ばず。現場にはチェックしなくちゃいけないマシンがあと一台ありました、、UP-Gtiが在ったそうで無念です。白のゴルフ1Gtiシンドローム世代がもっとも注目する一台で当然私も興味あり。VWにおけるPCD4/100最後の市場で次のチャンス(多分来年のオートサロンに展示かと)を見つけてチェックします。
全く現実感が湧かなかったコンセプトZ4。目で見たサイズ感から次期スープラの大きさがざっくり解りました。隣の新型M5がいよいよ4WD(X-DRIVE)搭載って事も後で聞き、FR絶対主義は時代の波と共に本格軌道修正ですね。
ポルシェブースの展示品。70年代からの純正対向4PODSキャリパー。組立位置がこんなだったんですね。
アイシンワーナーのキラキラ感を一枚。
TOYOTAのコンセプトマシン。久々にクルマ造形で垂直を見ました。
↑SUBARU↓LEXUS。マットボディとグロスモールドの表皮仕立て。当分こんな感じですかね。
日々精進