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Mr,Bernd Grasser (Senior Manager ZF Services)

ドイツ、シュヴァインフルト地獄の森(店舗名ね)レストランでシュニッツェルをかじりながらビールを飲み、翌日SACHS本社社屋会議室でコーヒーを飲みながら、そして銀座で天ぷらをつまみにビールを飲んでのコミュニケーションで発覚した事が、、僕とグラッサーさん実は同じ”挫折感を抱える(あははー)”同士でした。正確には”やり残し感”が正しいかもしれません。16年前に解散(売却)したドイツSACHSの自転車パーツ部門(現SRAM社)にグラッサーさんが在籍していて、SACHS独自の先進性を備えたイージーバイキング(フルオート電制シフター)プロジェクトの真っ最中に突然部門売却。グラッサーさん曰く「しょうがないよ、ボードの決定は何時も突然だからさ、、でも、やりたいことがまだあったのは事実。」と、クールな鉄人!エクストリーム系スポーツ(マウンテンバイク、スキースノーボード、ウインドウサーフィン)に没頭してストレスフリーなんだそうです。”それでいいのかいね?”と聞く前に、彼から「実は僕の息子が学生しながら、trainee(研修生)としてSREで働くことになったんだ。」と。同じブランドで”モノ創り”をご子息が引き継ぐのであれば、それ以上の幸せはないですからね。
※グラッサーさんの愛車(マウンテンバイク、コンポーネンツは当然SRAMでした)詳細と、SACHS~SRAM騒動は下記リンクをご参照下さい。

で、僕とグラッサーさんの共通の知人(であることを彼は知らない)ペーターメイさんの名刺画像です。当時のSACHS自転車パーツ、アジア地区担当ペーターさんからこの名刺を受け取ったのは16年前、、、未だ捨てられないんですよ。チャンスを逃した悔しさは勿論ですが、二度と同じ轍を踏むまい!といった戒めの為にとってあります。さてさて、現在のペーターさんは何と!SRAM社に勤務(重役のようです)とグラッサーさんから聞きました。旧SACHS自転車パーツ部門の流れをしっかり汲んでいる、、名前は変わっても製品の精度と、先進性はしっかり受け継がれているようで一安心。カンパニョーロ、シマノのツートップの後方で、淡々と過激な製品を送り出し、ツールドフランス有力チームを優勝に導く。カンパ&シマノ陣営が「製法も解らないが、そもそもソノ意味が解らない、、」と言わしめたSRAM独自の超絶インゴット削りだしリアカセット(モノブロック多段歯車)の”ソノ意味”はユーザーが勝利した後にしっかりついてきていますから、市場ツートップから観たSRAMは”非常に薄気味の悪い3位”だと思います。そう言った意味では僕らSACHS(日本のアフターマーケット)も、大手2大ブランドのビルシュタイン&KWの遥か後方なのか、又は違う方向を行く”不気味な存在”であり続けたいと思っています、、、そんな考えでユーザーの支持が得られるか?答えはYesですよ。僕らのSACHSユーザーは”ソノ意味”を知っているハズですから。
彼女のサンロク。

おじさんだらけのブログにサヨナラ!おじさんじゃんかよー!!!と言う声が聞こえてきそうですが、、彼はただのおじさんじゃありませんよ。SACHSブログレギュラーメンバーで、所属は四日市総本山(ピレリ四日市さん)の合計18祈祷(気筒)の経典修行僧。僕と同じ変なデジカメ(SONY/DSC-R1)フルオプション同士で、今回はV8のE36(アルピナ)を駆って富士スピードウエイに集合してもらいました。これでピレリ四日市の山本社長より多くお会いした事になりましたねー。ざわっちさん次回も宜しくデス!
で、本題の”彼女のサンロク。”

霧の富士スピードウエイに佇む後姿。白いブーツ、、じゃなかったボディに大きく貼られたS印&SACHSロゴに注目して欲しい!こんなに大きくS印を掲げているマシンは僕らのレジアスエースと、このE36たった2台じゃないでしょうか?えー、、別に罰ゲームとかじゃないんですよ。普段の通りです。

ミッドハイトのウイング下、トランクリッドに貼られたS印&SACHSロゴにも注目して欲しい!「あ!時計はカルチェですね」とかのコメントは不要です(念の為)。えー、、何度も言いますが罰ゲームじゃありません。普段の通りです。筑波2000で1分06秒コンスタントです。

じゃじゃーん本人登場っ!僕らの元同僚”Nika店長”です。一時でも同じ釜の飯を食った同士の結束を大切にしたい。その思いに応えてくれて登場して下さったNikaさんにありがとー。これで”おじさんだらけのブログ”から脱却できるかもしれまい、、、。で、Nikaさん登場でweblogアクセスが飛躍的に伸びたら彼女もレギュラーメンバーとなりますので、方面各位のご協力宜しくお願い致します!

さてさて、この実戦的でリアルアスリート然としたチューンドE36/328Coupe(A/T)!オトコだろうが、オンナだろうがそんなの関係ない。そもそも他人が入り込むスキも無い程”人(Nikaさん)と機械(E36)”の密接した関係が構築されている事はご理解頂けるでしょう。マシンを自分の分身、もしくは身体の延長と言い切る彼女。そのクルマに対して真っ直ぐな姿勢が、僕にはどーしても深井中尉とスーパーシルフの刹那感を想像してしまいますが、、まあ”理屈抜きで兎に角格好いい”彼女とサンロク。なのであります。と、今回はこんな風のご紹介って事は、、次回もあります!Nikaさん引き続き宜しくです!乞うご期待!
AudiA4B7RSダンパーオーバーホール。

石川県のVW&Audi専門店”SPORT(シュポルト)”さんからAudiA4B7用SRE製ダンパーのオーバーホールを承りました。完全限定生産20台の1台です!コレを販売するのにB7一台を購入して全国行脚&ブログ掲載60回以上!完売させた後、次からのバリエーションで利益を出して行こー!と、言った戦略で進行していたRSシリーズです。で何故に戦略が頓挫して先に続かなかったのか?と申しますと、ドイツ本国の大幅価格上昇が唯一の原因です。減衰調整ナシで50万~、、僕らはチャンスナシと判断しました。後に続くクライアントさんなんて居るのかな?等と思っていたらTRDさんのISFがラインナップされて大好評のようです。価格は凄いですが評判も凄い!今まで全く誰も問題にしていなかったISFの”乗り心地”が”今までのは何だったんだ??”とSACHS/SREの優位性が際立っているようですね。でもそんな事、RSダンパーユーザーさんの間では2年前からの常識ですものねっ!”基準をも変えてしまう高性能”それがザックスレースエンジニアリング社製品の底力です。えー、お預かりしたダンパーは再来週にご返送致します。RSダンパーオーナー様っ!今回はありがとうございます。引き続き宜しくお願い致します。
Porsche 997GT3Cup MyXX Cluch System.

997GT3Cup(G97/63)の動力伝達における心臓部を公開。マニア必見(笑)アデナウのメガニックこと相川さん、、実は997CUPカーマイスターだったって事が発覚致しました!素晴らしい!!ヴァイスアッハの仕組みを正しく理解出来ているって事ですから羨ましい限りデス。さて、997カップカーのクラッチ!滅多に観られない”ドイツの逸品”でありまして、ヴァイスアッハ(ポルシェモータースポーツ)&ザックスレースエンジニアリングのダブルネームブランドです!えー、、有り難さから言えばシードゥエラー(エスケープバルブ付)にCOMEXマーク!に匹敵するかもしれない、、と勝手に想像。兎に角っ、想定出力450hpの駆動伝達もザックスが担っておりますっ!(月末故バタバタですいません)

逆三角形にP印のポルシェデザイン、当然ポルシェ純正品番、そしてメイドインジャーマニーの名の下、ZFザックスレースエンジニアリングの刻印。これだけでも欲しい、、と思うのは僕だけじゃあないでしょう!

VW GOLF6Variant1.4T + PerformancePLUS.

一方、僕らのゴルフ6バリアントはドイツ自動車技術の中枢”BOSCH”さんで、最新のダンパーテスター(SDL43シリーズ)を駆使してテストを実施しました。全てがドイツ基準のBOSCHさんから「最新のダンパーテスターでSACHS製品を装着したクルマを測定してみませんか?」と、とても有り難いお誘い頂いて某所のBOSCH総本山(日本のドイツ)に訪問!画像をご覧頂ければ”何となく日本じゃない雰囲気”、、ファクトリーの空気感までもがドイツだ!と、感じているのは僕だけじゃないでしょう、、、実証機テストを真面目にやってきてよかった(涙)。誰からにも(お客さんにも)相手にされていないかも、、でも実施する意味は必ずある!それが報われた嬉しさでいっぱいでした。見ていてくれている方は僕らの活動をちゃんと評価して下さってるんですね。引き続き頑張ります!

BOSCH最新のダンパーテスター”SDL4390/95”シリーズにて性能測定です。高周波~低周波のフットワーク稼動負荷を与え、想定される速度域と走行条件における路面追従率(サスペンション稼動率)を数値とグラフ化してゆくテストです。このテストでノーマルサスペンションの数値を上回れば性能の証明になります。で、結果はどうなったのか?純正スプリング&ダンパー(メキシコSACHS)と、前後20mm車高を下げた専用スプリング&チューニングダンパーのセットアップPerformancePLUSサスペンションセットの対比、、、実は、数値だけ見ると、あんまし変わらなかった。と、言うのが結果であります。車高を20mm下げても稼働率イーブンであれば性能は担保されている証拠だと僕は思います。グラフは近々公開予定!しばしお待ちください。

BOSCHの皆様!今回はありがとうございました!引き続き宜しくお願い致します。
ラストラン(Porsche Carerra Cup 2011 Final)。

世界最速最高峰のワンメイクレス”PorscheCarreraCupJapan2011”ファイナルラウンドが無事終了しました。関係各位の皆様、今シーズンもありがとうございました!エントラー、、もとい、、カレラパイロットの皆さん!熱い戦いをありがとう!

そして、今シーズンのウイナー安岡秀徒選手!おめでとうございます!TOPの画像は最終コーナー抜け、チェッカー直前の安岡選手のマシンです。

モロモロ打ち合わせのカレラカップクルー3名。(特別出演)

コース閉鎖18秒前。

今シューズンのレースは全て終了しましたが、撮り貯めた画像と情報が沢山ありますのでお楽しみにっ!■協力※ポルシェカレラカップジャパン事務局
F430 ChallengeStradale Damper オーバーホール。

先日、ヴァイタミン西宮店さんからお預かりしたF430チャレンジストラダッレ用ダンパーのオーバーホールが完成致しました!乗用の430に標準搭載されるSACHS製電子デヴァイスダンパー”CDC”とは違い、純然たる機械式!オリフィス制御ダンパーです。と、書いてますが僕も初めて見ました。乗用(と言っても天下のスーパースポーツフェラーリ)430の評価は皆さんご存知の通りで、SACHSにおける電子制御の優位性は立証済みです、、では何故電子制御がチャレンジストラダッレに搭載されなかったのか?SACHSのCDCダンパーの複雑で緻密でワイドなレート設定であれば追従出来ないはずが無い、、、その明確な”答えの一つ”を僕は知っています。細かく言えば”僕と、SRE/RSダンパーシリーズをお使いのユーザーさん”なら解っている。と。それは、、、”心地の良さ”なんです。AudiA4B7とMiniR53で展開したRSシリーズと、F430チャレンジストラダッレのダンパーは同じドイツザックスレースエンジニアリング社製RDダンパーをベースとしています。常に演算を繰り返し、最適化されたレートを細かく反復するCDCに対して、一筆書きの伸び、縮みの潔さってものあるかもしれません。まあ、、どちらにしてもSACHSですから、、凄いねって事なんですけどね、、、。さて、ヴァイタミン西宮大辻さん&スタッフ皆さんっ!並びF430チャレンジストラダッレオーナーさん!今回はどーもありがとうございました。イイノモ拝見させて頂き勉強になりました。
IAA 2011 FT86 + SACHS.

ドイツシュヴァインフルト(SACHS総本山)詣で最大の目的はこのマシンに関してだった、、と言っても過言ではありません。FT86!SACHSダンパー標準搭載。モロモロ仕込、、構想中です。勿論、SEMAのザイオンFRSも追っかけますよ。今回は本気です。
IAA 2011 NewCIVIC + SACHS.

フランクフルトのHondaさんブースにて”何だか気になるクルマ”だったので数枚画像を撮っておきました。このマシンが135(BMW)や、FT86(TOYOTA)同様ザックスレースエンジニアリング社(&ZFシャーシRD)が開発に関わった(&ダンパー純正装着)特別な車両である事をシュヴァインフルト(SACHS総本山)で聞いて”あー撮っててよかった。”と、安堵しましたが、SRE社担当から「今991(Porsche)と同時進行でこの新型CIVICのサスペンションセットを開発準備中だけど、、、ショジさん?何台予約くれる?」と聞かれ固まってしまいました。”991は欲しいけどシビックは、、考えますね。”と言うのが精一杯。そんな感じでドイツでは新型シビック!盛り上がりそうです。※新型シビックに搭載されるダンパーは普通のオリフィス制御、機械式です。