Moto-GPにも搭載されているメイドイン群馬のセラメタクラッチを2号機86TRD14Rに装着。いよいよヤリます!未だ走行距離1万5千キロちょいでクラッチパーツの劣化は交換まではしなくても、、と、思いましたが元ネッツ群馬前橋おおしま店さんの試乗車(いろんなスキルの方が運転した痕跡)で、既にレリーズベアリングからノイズが発生してましたし、なにより800N/mのトルクキャパを持ちながら普段使い出来るユーティリティーと、Moto-GP御用達ブランド”セラメタ”に換装する事での所有欲を満たしたかったから。競技関係者の間では超有名な”使えるクラッチ”と言う確固たるポジションを持つセラメタクラッチ。競技をしない、変速の時にしかクラッチペダルを踏まない自分にはオーバークオリティかも?と思いましたが”普通に使える事”をアピールして販売に繋げる作戦です。製品性能の25%(200N/m)しか使わない贅沢&75%の余力を楽しむ感じをアピール(笑い)。勿論、サーキットの旋回開けにアクセル開けたままクラッチ踏んで回転合せる人にも100%対応ですよ。
今回の作業は近所のGRガレージ(自宅から約15分)こと、渋川のGRガレージネッツ群馬ジースパイス店さんにお願いしました。先ずは14Rをリフトアップしてパーツを外す作業から。エンジンアンダーパネル、キャタライザーが外れました。
ジョイントパイプ。熱でフランジボルト変形>対策作業でOK。
プロペラシャフトもご覧の通り。持ってみましたが、予想していたより重かった。FRスポーツカーの醍醐味はこのプロペラシャフトだと個人的に考えてます。FF車両やRR&ミッドシップには使ないパーツで、エンジンクランクの回転パワーをエンド(デファレンシャル)までの余韻に浸れる感覚が好き(個人的見解)。それから、これも個人的な感覚ですがCVジョイント付近に86の旋回中心があれば気持ちイイと感じます。
あ!っという間にトランスミッションが下りました。流石のレース屋さんです。
ミッションケースが好きな方向け画像。
ミッションケース画像続きます。奥の青いヤリスは仕立て中のカップカー。
今まで搭載していたノーマルクラッチ。消耗具合/ダメージは距離相当との事でした。
右がこの後換装するセラメタクラッチ。クラッチカバーのダイヤフラムスプリングのレートを上げる事無く、摩材の摩擦力で伝達するトルクハンドリングシステム搭載。
レリーズベアリングはトヨタ純正の新品に交換。
各部洗浄フォーク&フォークブーツ洗浄点検してベアリング装着。このミッションベルハウジング部にエンジンの熱が伝達されるらしく、熱害でフォークブーツが溶ける事もあるそうですが、、ベルハウジングに風があたる走り方って思いつきませんので日々の点検を心がけて下さい。
フライホイールを軽く研いで、
慎重にセンター出しをしつつ、セラメタクラッチカバー&ディスクを装着。センターがズレると辺摩耗が発生します。
はい装着完了!800N/m対応のTHS(トルクハンドリングシステム)セラメタクラッチが2号機に実装されました。クラッチの見納め画像です(涙)性能キャパシティーの25%しか使わない贅沢品ですが、もしかしたら自分も旋回開けに”クラッチペダルを蹴飛ばす”時が来るかもしれない、、その時の為に。
で、GRガレージネッツ群馬ジースパイス店さんにて無事クラッチが換装されまして、セラメタ実装の2号機D型86TRD14Rを動かしましたが、至って普通。クラッチペダルの踏力もほとんどノーマル。つながり感覚は3枚メタルですので若干の”ガッガッ”がありましたが使い方(ペダルを離してアクセルを開ければOK)を覚えたので至って快適です。発進時の正しいクラッチのつなぎ方は?ですが、クラッチを繋いで(ペダルを離す)からアクセルを開けたい派の自分にとっては普通に使えます。つまり製品特性の説明通りで一安心。さて、これから弊社ヴェルナーで86&BRZ用セラメタクラッチの宣伝&販売を本格的に開始致しますので「そろそろクラッチが、、」と言う86&BRZオーナーの皆様宜しくお願い申し上げます。現存する86の60%+BRZで76%がマニュアルトランスミッション(交通タイムス誌カートップ調べ)なのでクラッチの需要はまだまだあります。またFA24積でトルクが250N/mにアップした新型86&BRZでもセラメタの性能キャパシティーに対して31.25%と余裕で対応! 日々精進
THS CLUCH