もう1台の試乗車。その2

sachs wernher ザックスダンパー ヴェルナー今までSACHS(ザックス)の仕事をしてきて一番悔しかった事は多くの輸入車ディーラーさんに取り扱いを断られ続けて来た事。一番嬉しかった事はネッツ群馬前橋おおしま店さんにて通称RS-1を標準装備した86コンプリートカーの販売を開始して下さった事。これまでの道のり(苦節)20数年。これからが本番だ。さて完成率78%のコンプリートカー(ブレーキコンバーションのパーツ待ちらしい)。ベースはロールケージ付のワンメイクレーサーなんですよ。イメージしたのはドイツケルンTMG(ToyotaMotosportGmbH)のラリー用86″R3”!ヨーロピアンなモノトーンのコンパクトなFRスポーツカー、、何か雰囲気違わない?と気が付いた方は凄いですね。実はタイヤ外径をあえて1サイズUPして装着しました。私達もたまに使う手法です。タイヤハイトが多いとですね、セットアップに幅が持てます、こちらの方がしっくり来るのはヨーロッパ車を見慣れているから、、かな?運転感覚(タイヤの転がり感)はとても良かったです。

sachs wernher ザックスダンパー ヴェルナーアイドルギアの小林さんに作って頂いたS+SACHSロゴステッカーと、謎のツルブルクリンクロゴ(社内では大笑いでしたが、群馬県民には大絶賛ですよ)。この鶴ブルクリンクは、今後のお楽しみにしていて下さいね。TOYOTA86の黒いジャケットの後姿、、ネッツ群馬前橋おおしま店の関口総監督(店長)さま。今回の重大な決断(ザックスをコンプリート装着して車両販売)を下さったご恩は実販売につなげる事でお返しして行こうと思っております。今はやっとスタートに立てた事に感謝!今回もありがとうございました!

sachs wernher ザックスダンパー ヴェルナー毎度お世話になっている交通タイムス社XaCAR(ザッカー)別冊86&BRZマガジンさんの取材風景。黄色いマシンは編集部のプロジェクトカーで”あのToyota純正SACHSダンパー”を、どこの車両よりも早く装着していた車両です(現在はノーマルに戻っているらしい)。黄色い86の前に佇むイケメンは”タイムスの健さん”こと交通タイムス社広告部の高橋さん。私達の良きアドバイザーでもあります。黄色とホワイトのコントラスト、、どちらのマシンのSACHSブランド由来です。

sachs wernher ザックスダンパー ヴェルナー86は少し上から撮影すると更に格好よく見えますね。サイドラインのボリューム感が出てますね。ルーフとボンネットをカーボンシートで仮装。これでワークス風味の特殊車両(テスト開発等)に近づいた感じです。兎に角格好いい!

sachs wernher ザックスダンパー ヴェルナーXaCARさんの走行インプレッションは前回の本庄サーキットでもお世話になった自動車ライター(日本自動車ジャーナリスト協会会員)の橋本洋平先生です。気に入って頂けたのか?冬空の某群馬の峠道を何度も全開で往復されてました。画像はテストコースの荒れた路面の右ターン。ホイルが”わさわさ”ストロークしているのが画像からでも見えます。あたりまえですが、クルマが走っている時の4輪の車高はバラバラ(伸びたり縮んだり)で、それはつまりタイヤがきっちり路面を捉えている状態です。その挙動をどこまで車体に伝えるのか?高級サルーンなら限りなく0を目指し、スポーツカーであれば50%が妥協点?でしょうかね。SACHSパフォーマンスコイルオーバーは、普通のスポーツカーの50%の挙動感覚のみをドライバーに伝え、実際の車体挙動はその半分25%以内に納める事が出来ると思います。スタビリティは実挙動ではなく、インフォメーションとしてドライバーに伝える。勿論、減衰制御で消化された25%はコンフォート性能、つまり乗り心地に変換されます。長年ザックスパフォーマンスコイルオーバーを乗って考えて販売してきた私の回答です。言葉では??でしょうが(ユーザーさんなら解っている)乗って頂ければ答えは私と同じだと思います。