「BOOK」カテゴリーアーカイブ

8月15日

浅田次郎 終わらない夏 8月15日 開戦元自衛隊、戦車乗りだった浅田次郎先生著「終わらざる夏/上下巻」。この季節によく読み返す本です。欧州情勢がこんな今、「次は日本(北海道)だ」と言う根拠はこれを読めば十分、、と言っても自分に出来る事はなにもなく(覚悟はあります。)、ただ今の平和に感謝するのみ。諸先輩に感謝。尊い平和に感謝。日々感謝、日々精進

本日の一冊

ジョンガイガー サードマンファクター2022年8月の山の日にオススメする本日の一冊、ジョン・ガイガー著「サードマンファクター/奇跡の生還へ導く人」。SF映画”ゼログラヴィティー”中、死んだはずのジョージクルーニーが宇宙船内に戻り、主役のサンドラブロックに帰還オペレーションを伝え、レーション(非常食)を渡そうとしたら彼は居なかった(死んだ事を思い出した)シーンの現実版。オカルト現象っぽい感じですが、著者のジョンガイガー曰く「その人が持つ強い生還本能が生む幻影」と。もう10年以上前に買って何度も読み返し、自分のサードマン(3番!サード長嶋!しか思い浮かばないんですが、、笑)に”その時はよろしく”と言う気持ちを持ち続けています。-以下本書扉ページ記載引用>>いつもきみのそばを歩いている第三の人は誰だ?数えてみると、きみとぼくしかいない けれど白い道の先を見ると いつもきみのそばを歩くもう一人がいる フードの付いた茶色のマントに身を包み音もなく行く 男か女かもわからない ーだが、きみの隣にいるのは誰だ? ーT・S・エリオット「荒地」  日々精進

本日の一冊(スタッフロール-深緑野分)

スタッフロール-深緑野分ワクチン接種でダウンしている間に一気に読んでしまった。約640ページの長編で、読み終わった後に”そーいえば、これは小説(作り話)だったんだ。”と気が付く緻密なディテールとリアリティに圧倒された感じ。以前に読んだ”戦場のコックたち”も同じような印象。個人的な”知への欲求(by立花隆)”を十分満たす内容で、デザイン界のマスターピース”ストームトルーパー(スターウォーズ)”のヘルメットを生み出したデザイン&クレイモデラーの話、2001年宇宙の旅の猿人の仕組み等々。自分が最も興味を持った内容が「100%のデジタルモーション(人物や動物の動き)には違和感を感じる」と言う事で、CGで作成したなめらかな動きをあえて数コマ飛ばして多少ぎこちないアナログ表現に近付けて仕上げているんですって。人は動いているモノを見ると最初に見た映像を0.0数秒引っ張って(動いている事を認識しない-脳が休んでいる?)意図的に映像のコマ飛をばしていると読んだ事があります(動体視力とは別の話)。人間の視覚認識に併せる作業はクルマの操作系統の仕立てにも似ている気がします。「深緑野分-スタッフロール」はモノづくりに関わる全ての人々にお勧め出来る作品。

スタッフロール-深緑野分内燃機関の自動車か?電気自動車か?と言う選択にも当てはまる感じの帯。さて、スタッフロールを読んで個人的な興味と知識が積み上がりまして、この知識を今後の”既婚者OKの合コンのネタ”とかに生かして行きたいです(笑) 日々精進

本日の一冊(佐貫亦男)

佐貫亦夫数か月前に永寿亭(高崎の食堂)並びにある古書店にて発見した佐伯亦男の本。以前に読んだ本が良かったので追加しました。で佐貫亦男、飛行機方面の方やライカファンの方には”ザレジェンド”で通る方(詳細バイオグラフィーはウィキペディアをご参照下さい)。秋田県横手生まれ。第二次世界大戦中にドイツに居た希少な日本人。終戦直後にドイツシュヴァインフルトを訪れ専門誌に寄稿。日本の航空工学のエキスパート。自分が今作家だったら真っ先に小説にしたい人物です。自分の所縁ある地”秋田(祖父母の墓があります)と、ドイツシュヴァインフルト(ZFザックスヘッドクォーター、旧F&S-フィッツテイルウントザックス)”。そして自分の爺さんが自分の戸籍を抹消してでも守り抜いた航空管制技術を探す旅、、あれ?自分で書いていて「永遠のゼロ」じゃん(笑)って。2番煎じは売れないので祖父母が二人の時だけヘブライ語で会話する話を膨らましてですね、爺さんの隠した技術をアンチグラビティ(反重力)にして盛って小説を書けば凄い印税か?もしくは本にならず(本に出来ない内容)月間ムーに寄稿して終了か?その前に佐貫亦男の本でしたよね(笑)。

佐貫亦夫佐貫亦男のブームは必ず来ます。白洲次郎と渋沢栄一がマイブームだった頃から約15~25年後に世間のブームが起きましたから間違いありません。今年没後25周年でタイミングも良し。幸い株式会社ヴェルナーは年中暇なので小説を書く時間はあるんですよ。苦笑。今書いている小説「人類初のニュータイプ-ハンナライチェ(世界で最初のヘリコプターパイロット)」は後回しだな(嘘)。

佐貫亦夫で、佐貫亦男は登山が趣味だったようで、当時の最先端技術を生み出す葛藤から、神の造形(アルプスの山々)にすがる思いがあったのかもしれません。それと”その人の持つバランス感覚”ですね。金属加工&工業技術の対局であり源である(鉄もアルミも地球の鉱物資源)山を抱く大自然。この錬成を肌で感じて責任を自覚するって感じかもしれません。クルマ方面の人に解りやすいように例えるなら、ポルシェ直系の血筋を持つフェルディナンドは未だにオーストリア山間部ツムアルゼーに本拠地(ポルシェデザイン社)を構え、グランドランドスケープに抱かれながら工業製品(911)を生み出しています。ポルシェの有名な言葉「機能がカタチを決める」。自然界の法則を見ればいちいち納得です。

佐貫亦夫こちらが自分が最初に読んだ佐貫亦男の本「ドイツ道具の旅」。今から26年前に書かれたドイツの風景。ここ最近の垢ぬけた(ように思う)ドイツとはちょっと違う空気の重さがあります。ドイツマルクが通貨だった時代に、初めてドイツを訪れた時の景色がこんな感じだった記憶。今思えば貴重な経験に感謝。 日々精進

Schweinfurt004(SACHS-Headquarters).

本日の2冊

先月末、銀行周りのついでに前橋の本屋さんで雑誌ポパイを2冊購入。東京カレンダーじゃなくて申し訳ない(笑)。時間と気持ちの余裕がある月初にパラパラ眺めつつ、ナウでヤングなおじさんのマインドを保つ楽しい時間。

雑誌ポパイ ヴェルナーしょうじクルマの特集。一応自分も業界関係者ですが、そーとーハードルが高い車種が多く感じられ(その分楽しいと思う)ラインナップに圧巻。魅惑の中古車満載なので”その筋の方”も十分満足の一冊。86等の専門誌は仕事なので読みますがページをめくるたびにイライラして(笑)。仕事にならないクルマの記事は穏やかな気持ちで眺められる。

雑誌ポパイ ヴェルナーしょうじ一方こちらは、国内小旅行のお勧め特集。インパクトあるページは香川県。うどんと丹下健三設計の旧県庁庁舎、、いい眺め。旧県庁も素晴らしいのですが、目下の興味は高松百十四銀行本店-百十四ビルが凄いんですよ。壁面の銅板が経年変化(酸化)して徐々に緑青化されています。くすんだ銅色(古い10円硬貨の色)から淡い緑色に浸食中。その外観変化も設計の範囲だったんだと最近気が付きました。リアルな”侘び錆び”を建築物に取り入れ可視化!世の中には凄い人(設計者と施工職人の皆さん+OKを出した施主さん)がいるんですねと思った次第。下記リンクは2016年の香川-高松詣で記録。 日々精進

香川県庁舎東館。

見に行く前に復習(TOP GUN MARVERICK)

トップガン マーベリック映画トップガンの新作”Top Gun Marverick”を観る前に、ミサイルと戦うパイロットが書いた本を再読。実は今すぐにでも見に行きたいのですが月末の売上確保が優先っ!DHL経由日本郵便の行方を追いつつ、片手に確定納税分の現金封筒と、検品梱包準備(汗)。こちらも月末との戦い。すでにトップガンマーヴェリックを観て来た知人のKEOさん曰く「上映開始2分で号泣、、」と。前作から36年ですよ、、そりゃーそーですよね。お楽しみは来月早々に 日々精進

本日の一冊

本日の一冊

グランマ ゲイトウッドのロングトレイルこの連休中に読もうと思って先日入手した本。グランマ・ゲイトウッドのロングトレイル(ISBN978-4-635-17206-6)。数ページ読みましたが調子よい感じ。翻訳者は元英語教師で山歩きの達人らしく著者の良き理解者に思いました。カバー表紙のイラストレーションも素晴らしい(タイトルは豪華なエンボス仕上げ)。残りのゴールデンウィークはコレを楽しみます。

グランマ ゲイトウッドのロングトレイルで、カラフルなカバーを外すとこんな感じ。本の作りてからのプレゼント。表紙とは全く違ったテイストのイラストレーション&段ボール色の紙には微粒のカラフルなドットがちりばめてあります。砂とか石のイメージ?こーいった楽しみはデジタルブックには出来ません。愛着にはやはり質量が必要だと感じます。 晴耕雨読で 日々精進

本日の一冊

千葉雅也 勉強の哲学 来るべきバカになるために「来るべきバカになるために」このサブタイトルに引かれて本屋さんで購入。風呂に入りながらザザっと読み終えました。若き天才哲学者の書いた事の数項に、思い当たる事がありましたが”ふーん”って感じ。自分が既に仕上がったバカだからか?文末解説を書いた佐藤優先生が”べた褒め”する程入れ込めず、心を動かさた感はなかった。著者の千葉雅也さんは”バカを積む為に日々勉強”していらっしゃるようですが、皆さんには先ずは一定のポジション(食い扶持)を得た上で”来るべきバカ”を目指す事をオススメ致します。余談ですが合コンのネタにはならないと思う。

千葉雅也 勉強の哲学 来るべきバカになるために知識を構築してゆく中で誰もが通る感覚。キモイに耐え、常に孤独に耐えうる強いハートを持つ人だけが到達出来る場所なのかもしれません。趣味を突き詰める人、各専門分野のエキスパートの皆さん、キモイ孤独な人は貴方だけではありません。自らの高みを目指し続けお互い頑張りましょう。

千葉雅也 勉強の哲学 来るべきバカになるために日々勉強で 日々精進

オートファッションimp(インプ)誌に感謝

imp オートファッションインプ afimp前職時代にお世話になった専門誌afimp(オートファッションインプ-交通タイムス社)紙媒体としての最終号(以降はWEBメディとしてリスタート)。27年間ご苦労様でした。たしか創刊2号から広告掲載のお付き合いが始まり、当時の輸入車ブーム&好景気に乗っかってトレンド(短期的なブーム&凄い売上)を創り出した記憶があります。また誌面企画では積極的に参加して常に新しい事にチャレンジ出来た環境にありました。調子にのって数年間afimp誌にコラムを書いていた事もあるんですよ。昔は良かった、、と言う話とはチョット違って、その時のポジション(役職&実績+サプライヤー/取り扱いブランド+各専門店さんとの密な信頼関係)で出来る事を全部やり尽くした実感ですかね。情熱を傾けた分だけクルマが良く(スタイルと性能)なった時代です。何せフォルクスワーゲンゴルフのバンパーが無塗装(Golf3-ABS素地エンボスの黒色)の頃からやってましたから(笑)。現在のフォルクスワーゲンゴルフは皆さんご存知の通り、スタイリッシュで有効空力バンパー(勿論ペイント済)+適正車高&統合電子制御サスペンションシステム+大口径ホイール&大型ブレーキ+スピーカー付エキゾーストと全部付。この仕上がった状態から更に”お金を払ってもらう(パーツを購入して頂く)自信が無くなって前職を辞め、新しく造った自分の会社で86を含むトヨタのスポーツカービジネスで現在も細々と仕事が続けられています。そー言えば4年前にafimp誌とXaCAR別冊86&BRZマガジン(共に交通タイムス社発行)のジョイント企画を取材掲載して頂きました。紙媒体としてのafimpは終了!次はWEBで!一読者として楽しみにリスタートを待ちます。下記リンクは2010年に休刊となったMr-Bike(ミスターバイク誌)終了のブログリンク、、懐かしいですね。 日々精進

語り継がれるべき伝説(某日の本牧)。

本日の2冊

株式会社ヴェルナー本日の2冊はホボ業務用。今の仕事を続ける上で”読んで確認して理解する”事が必修だと感じ即購入。このような技術解説書は、専門知識(工学、物理、力学等)を持たない高卒の自分にとっての大事な参考書。エンジニアではないけれど、少しでも同等レベルの知識と共通言語を身につけないと負ける気がする、、。各メーカーエンジニアさんはともかく、普通に買える(売っている)本なので誰でも得られる知識。ですので弊社製品のユーザーさんや、「これからパーツ買おうかな?」な方々に突っ込まれても大丈夫なように。そして基本的なポテンシャルを維持したまま、どれだけ気持ち良さ(体感感覚性能)を上乗せ出来るか?、、暇で売れないパーツ屋の自分ですが考え続けないとなんです。

ハンズトレーディング ¥161,500 ¥152,000 ¥9,500 5.88% イヴェンチュリーヤリス、グロスさて、こちらはモーターファン別冊-後輪駆動のクルマ解説書。特集項にはFA24を搭載した新型BRZのシャーシ解説もありましたので、FA24積新型購入を検討されている方はコレを読めば”買う理由”が更に積む事が出来そうですよ。FA20の初期型プラットフォーム改!生まれ変わった強靭なエボリューションシャーシはとても魅力的。因みに自分の1号機A型86は途中で左ルーフピラーに”しわ”が発生しました。湾岸ミッドナイトの読者さんなら”あの80スープラ回(ハイパワーを確実に受け止める為あえてリア側の強度を落としトラクションバランスを得る>結果車体がよじれてしわが発生&ボディのライフ終了)”を思い出して欲しい。クルマの車体にしわが寄る、、実際にあるんです。で、全ページざっくり読み、おおよそ理解。理解出来る自分がオタクなのか?高卒のオタクでも解りやすい解説なのか?(ドライブの)インプット&アウトプット反復におこっている運動と現象(結果)で?と思う箇所が数点ありましたので今後のドライブ毎に検証っ!

株式会社ヴェルナー一方こちらは人間感覚的に”ごく自然な旋回(インバンク)”が可能なバイクのコーナリング教本。今更、、って感じですが、自分がどうやって操縦しているのか?無意識の操作の答えを読む感じ。 日々精進