「BOOK」カテゴリーアーカイブ

本日の二冊

先ず、「こーゆー本読んでいる人、気持ち悪い。」が、自分の学生時代~青春時代の定説でありました。SFを読む人イコールきもい。青年時代の自分は当時どうしたか?といいますと、気持ち悪い人のレッテルを甘んじて受け止め、静かにして居た気がする(笑)。一方、現代ではSFはアニメ同等の趣味として認められ、誰も気持ち悪いなんて思わなくなっている(ハズ)。いい時代になった気がする。さて、上の2冊、宇宙開発の思想史を読んで宇宙SF小説の祖がロシアにある事がしっかり理解。と、同時にオウムアムア(葉巻型の天体-多分異星人の宇宙船)の事が気になり、2017年のオウムアムア地球接近を約45年前に予言した(確定した?)FS小説”宇宙のランデヴー”を完読。自分の中のオウムアムア出現と諸事情問題は全て合点しました。ご興味がある方は是非読んでみて下さい&経済学者-野口悠紀雄先生の”空想図書室プロジェクト”<リンク-オウムアムア&宇宙のランデヴー解説も是非! 日々精進

本日の三冊

イラストレーター寺田克也先生関連の三冊。ストリートファイター(セガ)のキャラクターデザインでお馴染みですよね。自分、映画まで(映画館)しっかり見た派なので”異世界おじさんのSEGA信奉”にちょっと共感したりします。その人にしか描けない格好良さと確立された”寺田克也の世界観”。超格好いいんですよ!特に好きなのはツール(Tour de France)を題材にした作品でマルコパンターニを描かせたら間違いなく世界一です。そーいったマニアなイラスト集2冊と、文春の記事。寺田克也先生の住みかの遍歴(家の履歴書)が意外に普通だった。サーアレックスモールトンのようにお城とかに住んでいそうな勝手な想像がキッチリ修正されました。 日々精進

本日の一冊

宮脇俊三-終着駅。鉄道ファンじゃない自分でも理解と共感が出来た。公共交通機関の意味をしっかり理解して、気を使いつつ好きな事に取り組む姿勢がいいな。って思います。宮脇俊三さんの控えめで静かな視点と鉄道愛にあふれた一冊。で、本の下の雑誌は数号前の文集のダイワハウスの広告。定期的に文豪文壇各作家の書斎が掲載されていて、左上モノクロ写真が宮脇俊三の書斎。何と畳半分しかない物凄く狭い場所だったようで、個人的に更なる好印象!三畳(自宅事務所)じゃまだまだダメだな(もっと広くじゃなく、もっと狭い場所へ)と思った次第。 日々精進

本日の一冊

奇跡の自転車 ロンマクラーティ THE MEMORY OF RUNNING半年ほど前から個人的に決めた事の一つに”モノを増やさない”で、本も増やさないように、具体的には読んだ本は処分する事、手元に置いておきたい場合は蔵書の1冊を処分する事にしています。こーする事で自分の本棚は個人的興味の最新を維持する事が出来る気がする。処分しないでパーソナルなアーカイブを維持する手法も大賛成なんですが、今の自分は減らす方に興味があります。で、読んだ本は前橋の煥乎堂書店の3Fに持ち込んで数百円を小銭入れに入れるか?もしくは気になる古本を買うか?、、で、結局古本を買うんですが、たまに良い出会いがあります。その好例がロン・マクラーティ著/奇跡の自転車(新潮社ISBN4-10-505351-5)2006年発行です。グランマのロングトレイル>ウルトラライトハイキング>ジャストライドと読書の流れと言うのかな?興味が進んで行く先に本が居る感じ。本の物語も凄く良かった。いろいろなシーンで共感出来たし。ただ、、本の装丁が全く好みじゃなく、物語に合っていない(個人的見解)。そこで自分で装丁するための下書きが上画像。ベトナム戦争で被弾した体重100kg以上の主人公が1日80km以上、数か月間乗り続け、へたったレザーサドル。リアリティある方が似合うはず。読む人が居るかもしれませんので内容には触れず。

奇跡の自転車 ロンマクラーティ THE MEMORY OF RUNNING実カラー表紙カバー。邦題も似合わない気がする。本編の根底には奇跡は起こらない-だから現実を受け止めて前に進む。のように思うので全くこれじゃない感。淡い暖色系パステル画風は内容に合わないし自転車で走るなら右側のような、、(個人的見解)&よく見たら標識の向きが左側通行だよ(汗)因みに本の装丁に関しては無記名でした。

奇跡の自転車 ロンマクラーティ THE MEMORY OF RUNNINGカバー内側の実表紙イラスト。、、、リアリティを追求した素晴らしい作品なのに、この物語の時代にトップチューブがスローピングのロードバイクなんて無いんですよ。<細かくてスンマセン。 日々精進

本日の一冊

本日の一冊

「私達は教室に火星をつくる事に成功しました!」どんな環境でも目指してあきらめなければ希望が叶う事を静かに見せられた気がしました。久々誰にでもオススメできる素晴らしい小説。宙わたる教室-伊予原新。 日々精進

本日の一冊

 

本屋で本を買うよろこび

ある時からアマゾンで本を買う事を止め、出来るだけ近くの本屋さんで買う事を心がけています。全国の本屋さんが危機的状況にあるのは皆さんご存知の通り、本を買って読む人が激減した事で店舗も流通も出版社も(作者も)大変らしい、、って人の事より自分(の会社)も心配だったりします。で、今、本を買って読まない人に”何を言っても響かない”と思いますので、今、本を買って読む人が頑張らないとです。クルマの運転と本を読む事が趣味の自分としては、楽しむプロセスも大事!クルマは出来ればスポーツカーがいい。マニュアルトランスミッションなら尚楽しい。そのクルマの性能を理解して寄り添うように操縦する。誰かと競争したり、タイムを競う為に同じコースを周回する事なく1人と1台でワインディングロードを突き進む。一瞬一瞬の光と影と流れ続けるサウンドに抱かれる心地よい時間。こうして文字にするとドライブを楽しむ事(個人的事例)と、本の楽しみは似ているのかも。お気に入りの本屋は本の森(本棚の森か)、その時の自分の好奇心に沿いお気に入りの一冊を探す(思考のワインディングロード)、書店にある数十万冊から自分だけの一冊を買えた喜びはなにより。因みに在庫数が少ない小さな書店でお気に入りの1冊を買えた時の方が嬉しさが増します(個人的見解)。本を買って読めば世界が広がります。買って読まなくてもパーソナルな知的財産です。 日々精進

 

本日の一冊”宇宙開発の思想史”

建築と都市デザインが専門の大学准教授が書いた本。建築のスペシャリストが何で戦争や兵器に詳しいのかな?と思いましたが、一つの分野を席捲するためには途方もなく広い見地と認識が必要なのかもしれない、、と一人納得。基礎が強固であればあるほど高層建築(その人のポジション)が可能。あきれるほどの博識で税別¥2,700-が読んでみればお買い得だった(個人的見解)。いつも通り、誰かと気軽に話す内容ではなく、まして合コンのネタにもならない暗く悲しい個人的な知識の積み重ねが出来ました。映画「プライベートライアン」で有名なノルマンディー上陸作戦(オーバーロード作戦)の立案者の1人DJバナールは軍人ではなく英国の物理学者で英国海軍准将ルイスマウントバッテン卿のお抱え異能集団の3人のうちの1人なんですって。さすがハリーポッターの国、、魔法を戦争に実践投入してたんですね。Netflex等で映画化されそうな予感。

この本を買った理由がコレ。もうヤバイ話しか書いてません。1940年、フォンブラウンが開発したロケット兵器は完成までに約2万人が強制労働で死亡。完成した弾道で9千人(イギリス&ベルギー)が死亡。以降の50年間、フォンブラウン式ロケット技術を使ってロケットを飛ばしている。人の命を犠牲にすることなく人類の持つ技術ブレイクスルーを達成する事を願うばかり。それと自分への戒めですね。 日々精進

本日の一冊

山の日スペシャル(本日の2冊)

株式会社ヴェルナー本日、諸事情により領収書とメモ書き&エクセルシートと電卓操作の7時間作業を一段落させて外を見たら既に夕方。今日は山の日だったんですね。と、言う事で本日の2冊は山の日スペシャル!、、何がスペシャルかと言いますと、個人的趣味の蔵書で未だ読んでない(何時かの楽しみに)事がスペシャル(笑)。記日スィウス(右から読んで下さい)は単なる興味本位で買った2重箱付き保存版。一方、佐伯亦男のアルプ日記-佐伯亦男先生は日本が誇るアビオニクスの権威(航空力学&推進構造のエキスパートエンジニアだったと思う)。そんな方が山に憧れる姿勢を見習いたく必死に探して手に入れた一冊。大自然と工業製品の関係性、、ポルシェが未だオーストリアの山奥にファクトリーを構える意味もその一つか?自分もこの歳になって(草木と土に日々触れて)答えは手に入れたつもりなんですが、同じ考えの大先輩に寄り添いたいじゃないですか、、誰かに話しても変人扱いされるだけだし。

株式会社ヴェルナーお気に入りのリュックを背負って野山に向かいたいところではありますが、お盆休み明けまでが頑張りどころなので何処にも行かず。さて、皆さん山詣でには十分注意して下さいね。山中で「おーぃ!」と声が聞こえても決して「おーぃ!」と返してはいけません。返事は「ヤッホー!」が正解のようです。 日々精進

ローインパクト(環境負荷を少なくする)ノーレース(タイムを追わない)

ジャストライド本日の一冊”ジャストライド”。自転車を楽しむ事と、その責任に関する教本。先に読んだウルトラライトハイキング(下記リンク付き)とほぼ同じ考えで、自然環境への配慮、自分に出来る事は100%実行して楽しみを続ける。”そーだよね”と共感できる事がたくさんありました。そして”ジャストライド”のテーマがNo‐Race!レースをしない、タイムを追わない、レーサーに乗らない事で得られる自由で快適なライドの提案!自分が常に言い続けている(伝わってないかもですが)レース&サーキットスペックを追わない事でスポーツカーはもっと快適で楽しい。コレに近い考え方を提唱する人が居てちょっと嬉しかった。この本をパラパラ読みつつ、旧い26インチマウンテンバイク用タイヤが各メーカーからリニューアルされている事を知り自分も自転車(26インチマウンテンバイク)を再開する事にしました。目下”終の1台”を目指して修理開始。 日々精進

本日の一冊、ウルトラライトハイキング

新規一転気分爽快

三体 暗黒森林先月末までの憂鬱な気持ちが今はスッキリ!出来高悪かった9期目の結果報告(決算業務と納税)は続きますが”終わる事/気切りをつける事”で簡単に気持ちが変わる自分はタフなのか?ただ歳を取っただけなのか?ま、7月から新規一転で頑張ります。それから例の三体問題(小説に影響され続ける)ですが、上画像の通り続編”黒暗森林の上下巻”も買って先月中に読み終わりました。気分がスッキリしたのは、もしかしたら三体問題(400年後に迫る人類最大の危機)が解決したからかも(笑)。 日々精進

三体完読