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株式会社ヴェルナー代表取締役社長 現在一人で企画、開発、宣伝、販売奮闘中!

やわらかクルマ講座!再出発。

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クルマのco2排出について、、俺が書くの?と問いただしているのは、このSachsBlogを取り仕切っている黒子。(さる型携帯端末)勝手に表題を書いて「じゃ、宜しく!」の如く、幕内に引っ込んでしまいました。。。やわらかクルマ講座、再出発ログにはぴったりの”エコロジーな題材”ですので、ちょいとご拝聴!宜しくお願いします。
1台のクルマのco2総排出量を100%として、先ずA~Fの各6セクションの比率を明確にします。※全てドイツZF-SACHS、R&Dセンター公表データ。

A、エンジン排気から29%+機関フリクション17%、合計46%
B、A/T等トランスミッション系13%
C、A/C、P/S、B/G、各種電子デバイスのフリクション8%
D、ウエイト(車両重量)10%
E、エアロダイナミクスドラッグ(空気抵抗)11%
F、走行による回転フリクション12%

何だか、講座っぽい感じでしょ。エンジン動体の合計が全体の半分以下って言うのは、僕も意外でした。で、ココからが本題です。セクションBにて完全なM/TもしくはDSG、SMGであれば数%のco2節減。セクションCで極力アナログ制御を保つ事で数%のco2節減。セクションDでは車重が軽い事で、これまた数%のco2節減。セクションEではcd値が良ければ数%のco2節減。最後のセクションFでは、きちんと管理&制御された上質なフットワークで数%のco2節減と!このエコ条件を満たす夢のようなクルマの正体は、、どう考えても「スポーツカー」ですよね。各セクションを合計するとマイナス6%以上の効果は必ず出るはずです。何が言いたいか?と言いますと、「このご時世にスポーツカー何か乗り回して~」的おせっかいなご近所さんや(これはどうでもいいですね)、「必殺エコ、何が何でもエコ~!」(と叫んでいる当人からもco2出てます)な方々に対して、僕らスポーツカー乗りとしてのエコロジーを伴った正統な主張が出来るはずです。このSACHSブログをご覧頂いてるスポーツカーオーナーの皆さんっ!エコロジーのためにもスポーツカーに乗り続けましょうねっ!

、、、「ちょっとの後ろめたさがスポーツカーの醍醐味さっ、、」黒子は余計な事言わないっ!

以上、こんな感じで”やわらかクルマ講座”続きます!ご声援宜しく。

SRE-SACHS RS-1 用スプリングメーカー詳細。

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SRE製、1way減衰調整(伸び縮み同調)サスペンションセット「RS-1」に付属されるスプリングは、ドイツHagenにヘッドクォーターを構えるVOGTLAND(ヴォクトランド)社製を採用。皆さんには馴染み薄いかもしれません、ちょっと詳しい輸入車業界関係者には「あの派手な広告の、、」と、認知されているようです。ズバリ言います。このVOGTLAND製スプリングは優れているのか否か、、、答えは”普通”。普通の性能、、、要求された通りの性能。と簡単に書いてしまいましたが、そこはドイツ!製品精度、ショット(巻き上げ)精度、統合クオリティーはGOODだと思います。でなきゃ”VOGTLAND社、バネ製造一筋100年は続きません”から。また、(話しが前後しますが)今回、スプリング性能を要求した張本人はSREです。彼らの要求がどれだけ高いハードルか?僕らが一番知る所ですので安心して下さい。「餅は餅屋」です。

スプリングの発展性に関して、
将来的にはVOGTLAND社以外のスプリングへのupグレードも検討しております。幸いSRE-SACHS製RS-1ダンパーはスプリングへの依存度は、あたりまえですが低い(「餅は餅屋」の作業分担が確立)のでHYPERCOさんや、中央発條さんとの組み合わせでテストしてみたいですね~。

VW MotorSport BORA(Jetta4) TDI

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1999年のフランクフルトショウの画像が出てきました。10年近い年月を経て、このSACHSブログで初公開です。「古~っ」と言う声が聞こえてきそうですが僕は全く動じません。何せブログスタート時に掲載した写真は、今から約120年前の画像を使っておりますから10年は序の口です。因みに120年前の我々日本は戊辰戦争後の新政府、明治初頭です。その頃から一貫し精密メタル工業製品を創り続けるブランドがSACHSです。さて、古くない!と言いつつ引っ張り出したVWモータースポーツ(現VWR社)のBORAディーゼルレーサー。装着されたダンパーは間違いなくSRE-SACHS製でした。同一製品は高松のスペシャリスト「アウトシュタット」さんのガレージに無造作に置かれておりましたので、興味がある方は直接お問い合わせしてみてください。

 

WRC08 ラリーモンテカルロ。

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最終日の1日を残しておりますが、スバルチーム、、パッとしないリザルトのようです。昨シーズンのSACHSからのオフィシャルコメントは「我々のダンパーはFIA、WRCレギュレーションに申請されている(チームが使用申告を出した=実戦投入されるかは未定)」だったと思います。F1同様、謎が多いのですが僕の知る限りの情報をお伝えします。SACHSの正式コメントは上記の通り、でチーム側(SWRT)はきっぱりSACHSの名前を切ってます。昨年のリザルトを考えれば、返ってよかったのかな~、、なんて思います。デイヴィットリチャーズ率いるSWRT(SubaruWorldRallyTeam)の主要ダンパーは、現在のトコロ”BOSエンジニアリング社”です。倒立ダンパーのアウターチューブ(シェルケース)の内側面にスラストベアリングを敷き詰めた凄いダンパーでした。(強度upとフリクション軽減を両立出来る)と、言った感じで08年モンテカルロは進行しておりますので、このBLOGでのフォーカスはニューマシン投入以降(SACHSが装着されれば)です。勝算はアリマス!昨年末にアネブル(SREジャパン)蘇武さんが「付く予定だよ~」と言ってましたから。掲載写真は、「SACHSフォトシンジケーション」メンバーのKEOさんの作品です。KEOさんダンケショ~ン!!

Photo KeoLabo

2008年初の秦野COXさんにて。

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今年初のCOXさん訪問Dayです。COX茂木次長より頂いた”お仕事”(商談)と、もろもろ打ち合わせさせて頂きました。ここに来ると「公開時限約束付き情報」が多くて、、(あはは、順番間違わないようにします)。現在、SACHS製品に関してCOX茂木次長と進行している案件とは別に、今年はSACHSの様々な歯車が”カチッ”と噛合って、心地よい高回転ノイズと共に”ヒュュュィィィ~~”と、動き出すような気がします。(何となくと言うのはウソで、、実は確信犯)
さて、僕の記憶が正しければ(言っていい事)今年のVWフェスタ!!何か凄いウルトラCがあるようです!多くのVWファンの皆様は、ホント期待していいと思います。我々も毎回参加させて頂いておりますので、早速仕込みを開始したいと思います!日本に現存する唯一のFomelVW(SRE-SACHSダンパー標準装備)のオーナー様がこのBLOGをご覧になって頂いている事を願いつつ。

1914年 SACHS、GrandPrixへ供給開始。

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第1次世界大戦直前のフランスグランプリ。SACHS製ホイルハブ&ベアリングを装着したMercedesRennwagenが1位から3位を独占。SACHS製品によるグランプリ供給初の栄光として記録されております。とあるエンスージャストであり超精密モデラーのY先生より「このマシンはBenz社との合併以前に製作されたMercedes社のGPマシンです。」とご指摘頂き、訂正致しました。Y先生、ありがとう御座いました!今後ともSACHSブログ(特にヒストリックレジェンドカーへのアドバイス)何卒、宜しくお願い致します。

ドイツSACHS社内報引用。

久々の”ソープ研” VOLVO社の実例。

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先ほど、弊社定例会議の前に、ソープ研メンバー(僕&生井、門橋)に「今年の9月28日にデヴィュー戦決定!」を伝えました。SACHSブログ中、最も難解なソープボックスダービー研究所、略して”ソープ研”の応援を引き続き宜しくお願い致します。我々にとってこのチャレンジは「振動制御の実戦」であり、本来ならエンジン付き車両(クルマ)で何らかのプロジェクトを進行したいのですが、何せ予算がありません。ローコストでダンパー効果を体感、実証できる(&楽しい、、かな?)レースを消去法で選択した結果、慣性でただ下るだけのレース、ソープボックスダービー&ダウンヒルダービーへのチャレンジです。また、ソープボックスダービー日本の理事長への信奉(宣伝?)も兼ね、企業アピールを”たてまえ”に楽しも~!とも思ってます。因みに理事長はBMW/LMP12(勿論SACHSダンパー実装)を駆って見事ルマンウイナーを勝ち取った関谷選手です。
現在ソープ研での決定事項はただ一つ。イタリアSACHS生産の高精度ステアリングダンパー(MOTO用)を1本だけ使って可能な限りホイルを制御する事。ダンパー1本でフロント左右を制御しているFomelBMWの実例がありますから、まあ何とかなるでしょう。写真は2004年にVolvo社が正式発表した”ExtremeGravityCar”というソープボックスマシンです。(オフィシャルPhotoを拝借しました)フロントセクション左右に小さなダンパーが2つ、スタビ小型ホイルのアーム部左右に、何らかのダンパー制御があるように思います。我々は1本制御に拘ってトライしたいと思います。

RenaultSport MeganeTROPHY。

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昨日がモノトーン画像でしたので、発色のいい写真を選んでみました。今日は黄色です。RenaultSPORT社製、メガーヌトロフィーマシンです。聞いた話(いつもスイマセン)によると、このメガーヌトロフィー、大部分の開発が日産のオペレーションによるもので、その証拠にVQエンジンが搭載されております。SRE-SACHSダンパーもツイデニ装着されちゃった感じなのでしょうか?リアーのアクリルウインドの反射が激しいのですが、見覚えのある赤アルマイトのリング付きダンパーは間違えなくSACHSです。イギリスにて執念で撮影した事を思い出しました。

BMW SAUBER F1.07 SACHSダンパーレイアウト?

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う~ん、、失敗!解り辛いですね。でもこれで勘弁してください。通常、フォーミュラマシンのダンパーは完全にシェル&ノーズカウルに収まっているので外からは全く見えません。実際にSACHSダンパーがF1に装着されている事実と、「どうなってんの?」の疑問にお応えしようと思いましたがこれが限界です。(FIAオフィシャルのSRE製CADアニメーションをコピーしました)以降各画像説明です。

SRE社製ローテーショナルダンパー、製品レンジはフォーミュラカテゴリー。このマシンSAUBER F1.07はリアーのみ採用。フロントセクションでのローテーショナルダンパーは使ってないようです。垂直に配置された2本のダンパーと水平配置されたスルーロッドダンパー1本が基本構成です。この3本構成のダンパーがレバーとアームを介してフロントセクションのコントロールを行います。さて問題のリアーセクション。ウイング直下、又はギアBOX上部とでも言いましょうか?左右の白丸がローテーショナルダンパーです。この2つのローテーショナルダンパー、実はシャーシ前方に伸びるトーションバー!と結合されておりました。バーの慣性ねじれを、設定された回転ストロークにより制御しております。凄んごいハナシですね。よってリアーセクションは上部に配置されたスルーロッドダンパー1本と左右配置のローテーショナルダンパー&トーションバー2本と各アーム、レバーによる制御構成です。
どうやって見てもダンパーの調整個所は1つもありません(あたりまえ?)ので、レース毎にユニットごと交換です。

BMW SAUBER F1.08ローンチ。

またまた借り物画像で失礼します。TeamSAUBERいよいよF1.08ニューマシン発表です!と言う事は、以前のマシンF1.07のデータ全面解禁OKと、勝手に解釈しております!昨年末にSRE社オラフシュバイヤーさんより”FIAオフィシャルCD”を入手しております!F1ザウバーの前後のカウル(シェル)に綺麗に収まったSRE-SACHSダンパー画像を近々UPします。今日のところは画像壁面右側パートナー企業ロゴの最下部に注目して下さい。
見えますか~?見えないかな?ZF-SACHSロゴです。

Monday 14th January 2008 BMW Welt, Munich, Germany. The Launch of the BMW Sauber F1.08. The new BMW Sauber F1.08. Viewed from the side. This image is copyright free for editorial use (C) BMW AG