20数年前に新刊で買った国際協調融資団小説、黒木亮著「トップレフト(画像奥)」。当時の自分が何を思ってこの本を夢中で読んだのかは既に忘れました(笑)。しかし、大型資金調達の仕組みとそれに関わる仕事はザックリと理解して、シンジケーション(国際協調融資団)&インベストメントバンカーは楽じゃないと納得。前職時代、ドイツ出張の帰りの機内でひたすらラップトップPCのキーボードを必死で叩き続けている人をたまに見かけました。ビジネスクラスに座っているのにシートも倒さずお酒も飲まず、、そんな人のたいがいは国際金融のバンカーだったのかもしれない。さて、その「トップレフト」から20数年後の新作が「メイク・バンカブル!」その意味は、案件状況を見直して金融派生商品を組み立てろ!の掛け声で、自分には”あきらめないでやれ!”と響きました。内容は「トップレフト」フィクション小説を書いていた頃の作者のリアルな仕事が掲載されています。2023年6月終盤の現在、株価優先の国策で為替は放置、、”あきらめないでやれ!”の根性はありますが、輸入の仕事はどーにもこーにもです。 日々精進