独立してもうすぐ2年を迎えるのでありますが、前職で唯一やり残した(やりたい仕事)事がありまして、それが画像のホイルです。5/112F系Miniを中心としてTheBeetleとも共用出来るサイズ&ディメンションを仕込んでおりました。購入したユーザーさんにしか気が付かれない徹底的に追い込んだ造形美を楽しむ製品であります。私はこのホイル(NAQマキシライト)をオロナミンCのようなロングラン製品に仕立てたかったんです。お陰様でロングラン(初代BMW-Miniとほぼ同じ年にリリース)でありまして、それは瞬間的に消費される商流を止めて、量販店に並ぶ事なく、ゆっくりジワジワユーザーさんの心に宿る”欲しい”を、、待ってたんですね。実に緩い戦術でありますが、そーゆー事も勉強させて頂きました。で、一端開発中止となった5/112新型NAQマキシライト開発が再始動したようです!詳細は是非ハンズトレーディングさんに聞いてみて下さいね。
月別アーカイブ: 2017年7月
先進過ぎる技術の比較
上記画像の赤い部分が問題の箇所であります。画像はAudi Sport/TT-CUPパーツリストより抜粋したフロントストラットダンパー&スプリング構成&トップマウントの図です。ZF-SACHSレース部門のツーリングカー(乗用ベース車両)向けレーシングダンパーの次世代定番、、となる筈だった過去の産物。ノースアメリカ主導で推進していたSTTV(シングルチューブツインバルブ)ダンパーと言いまして、これからのワンメイクレーサーやTCR車両にじゃんじゃん装着されて当該カテゴリーを席巻すると思っていたらモロモロあって(人事の問題が大多数のようです)唯一、TT-CUPカーのみ搭載されて終了&お蔵入り。画像の通り、フォースアジャスト(減衰調整)ダイヤルが上と下に付いてます。下のダイヤルはいいですが上のダイヤルレイアウトがアッパーマウント直下で使い辛そうです。レース現場で嫌われるパターン、、これじゃ採用されない、、掛け声(新しいアプローチ、モノチューブに2つのバルブ搭載)は良かったのですがユーティリティーが追いつきませんでした。で、この話をS耐TCRクラスエントリーのレーシングラインアデナウの高麗店長と相川監督に話しました所、「しょーじさん、、アジャスターが上と下?んで倒立構造モノチューブ?何か変じゃないですか?」と。もしかしたら倒立式に見えて実は正立式(WRC採用の応力チューブ構造)かもしれません。だとすれば先進過ぎです。
一方こちらの先進技術は全てのユーザーに歓迎される逸品。SRAMのモノブロックカセットです。右のインゴットを元に鍛造>フルNC切削仕上げです。組立式に比べ圧倒的な剛性感とジョイントレスの軽量化。流石に元ドイツSACHSです。嬉しい事にSRAM社はこのイーグルシリーズから特にドイツ色を濃くアピールしておりまして、自らジャーマンテクノロジー(SACHS起源)とヘッドクォーターであるドイツシュバインフルトの紋章である鷲(わし、イーグル)を製品名と製品ロゴにセットしました。もしかしたら、、米国ROCKSHOCKグループを離脱して単独SRAMとしてドイツで再スタートかも?勝手な妄想なのですが、出来れば、ユーザー皆さんに支持される製品を扱いたいって思う今日この頃で日々精進。
P3-MULTIGAUGE
米国、P3カーズ社製マルチゲージの代理店を商っておりますが、ナカナカ売上(装着実績)が伸びないっすねー。と思ってましたらネッツ東埼玉ブルーエリアの高木さんから別注ブルーゲージの86用をバックオーダー頂き、高松のアウトシュタットさんでゴルフ7Gti用のご注文を頂き感謝と安堵の日々精進であります。画像はBMW-Mini-R53系のモジュール一式です。エアコン吹き出し口にセットされたスイッチ(押して表示項目を選択)付きモニター+車体側OBDデータを読む本体(四角い筐体)+ハーネスで、本体をOBDポートに接続するカプラー式+任意の機械式配線。以上がkit内容です。本国にはブーストだけを読むkit(当然機械式の配線が必要)があるようですが、こちらはOBDデータのみを表示します。
モニター部の拡大。自分も86に搭載しておりまして、主にスロットル開度と吸気温度を見てますね。便利ですよーーー。
で、こちらが新旧のMini-GP。右の新しい方R56系は目下BMW専門店のStudie(スタディ)鈴木社長が購入されて魔改造中のようで皆さん注目の1台。そして旧型R53系GPでありますが、床まわりサブフレーム+サスペンションアームはほぼR56と同じだった記憶があります。つまりR56系のSACHSパフォーマンスコイルオーバーが装着出来るんですね。86用SACHSパフォーマンスコイルオーバーと全く同じフロント倒立ストラット+リアマルチリンク式倒立ストラット(コイルオーバー)のR56用SACHSパフォーマンスコイルオーバーの優位性は前職で散々乗って体に染み付いて居るほど。何故、今MINIのGPなのか?私の考えは>コンパクト&そこそこ軽量260psのFFでジムカーナに出たら勝てそうに思う事と、齢49歳。50前までに大型ディフューザーとウイングが標準(完全車検対応にて)装着されたマシンに乗ってみたい症候群、、かもです。買えそうかな?(実際は買えないのですが)と思わせる該当車両は前記MINI-GP新旧の2台と、TRDの14Rですね。日々精進。
JMRC埼群ジムカーナシリーズ第4戦
ZF-SACHS Performance Coilover Inside . JMRC-Gymkhana championship series4th.土砂降り後晴れ、所により浮き砂ありで恒例の宝台樹スキー場埼群ジムカーナ第4戦。86用SACHSパフォーマンスコイルーバーを吊るしの状態でゆけるのか?ともろもろ視察。
ネッツトヨタ群馬ジースパイス、モータースポーツ室長の関口監督とマシンと。テントのテンション調整中?ご覧の通り、本番前のコースはこんなでした。
一本目っ!行ってくるぜ!と勇ましく、、。クルマの動き(動かし方)は前より手練れ感が出ておりました。皆さん太目のタイヤでして、細くてもいいんじゃないか?と一瞬思いましたが制動(ブレーキ)もタイヤのグリップに依存しておりますので、これで正解なんでしょう。
一本目終わりでご苦労様の暇もなく、ブリーフィング。あと3本ありますので比較的和やかムードでありました。後ろ姿、、美人の予感が漂いますよね?
丁寧な操作。とのアドバイスを受けて出陣の図。
2本目スタート。
唯一走行イメージカット。マイクロフォーサーズ単焦点マニュアルフォーカスの限界です。(汗)2本目、3本目もなかなか厳しく、、。
戻って確認、リセット。自分はジムカーナの経験は一切ありませんので、テクニカルなアドバイスは一切出来ません。が、今回見てて分かった事が一つ。パイロンのアプローチはクルマの向きが優先なのかも。と。難しい競技ですね。
ラスト4本目に向けたファイナルアプローチを検討。関口モータースポーツ室長と萩原選手、、名コンビですねw
何か競技っぽい画像で自己満足。ラスト頑張れ!的な感じです。
グリッド。車高は至って模範的な感じです。
スタート!
ダーっと走って。
戻って来た。
Nun, ich sage nichts! (今は私に何も言わないで) 的な、、。とりあえず本日の4本終了の図。
気を取り直しておさらい。■荻原選手のBlog Zero-base thinking
楽しそうな関口室長。モータースポーツは最後まで楽しく終わればOKと。それ、ジムカーナに限らず、サーキットに出て生き残る術の根本だと気が付きました。
リザルト(結果)より経験ですね。次は凄い事になると思いますよ。
笑顔がいいですねー(ヨイショ!)一応次回はミニスカでの登場をお願いしております。
to be continued. 前戦の第3戦は下記リンクにて↓
BMWファミリーエ2017
群馬宝台樹ジムカーナの一方で、神戸にて開催されたBMWファミリーエの模様。本店ハンズ関係者各位、ご苦労様でした。ご来場皆様に感謝。