オートモーティブワールド視察

オートモーティブワールド2023千葉県の幕張メッセで開催されたオートモーティブワール2023を視察してきました。様々な企業規模&その道一筋の各スペシャリストさんから製品説明を受けて久々にワクワクしました。熱量多め&マニア度高め(笑)。殆どのメーカーさんが自動車メーカーに向けたOEMがメインのビジネスでしたが、アフターマーケット(チューニングマーケット)でも買ってもらえそうな優れた技術製品を数点発見しました。技術者のお話を直接聞く事はやっぱり大事ですね。行って良かった。

オートモーティブワールド2023サンプル展示品。いわゆるオーガニック(有機化合物)カーボン材。これはヘンプ(麻)の繊維を配合して圧縮加熱した試作品。既に強度は従来の炭素繊維同等まで設計可能との事。またオーガニック材の恩恵は対振動にも優れていると聞きました。色目はご覧の通りなのでボディ外板に使う場合はペイントですかね?エンジンルーム内のパーツ(シュラウドとかエアクリーナーケース)ならこのままイケそうですかね?ランダムな繊維とほうじ茶色、見た目が変わると工業製品が工芸品に見えてくる不思議感。廃棄される段ボールを再生してオーガニックカーボンパーツする!こんな取り組みをすればもしかしらSGDS採択補助金もらえるかも、、、笑。いやいや日本には段ボールより優れた世界最強&最軽量の繊維があるのでそっちで勝負か?日本の伝統工芸品”和紙”を使ったオーガニックカーボン!、、こっちの方が補助金の額も高いような、、笑。

オートモーティブワールド2023続きましてサンプル展示品その2。ヤマハの小型電動モトクロッサーで前後輪駆動!

オートモーティブワールド2023フロントハブにレイアウトされたホイールインモーター。バリエーション豊富なモーターを持つヤマハさんとちょっと仕事してみたくなりました。

オートモーティブワールド2023戦利品。各企業案内&ご担当さん名刺。モノ造る人々に敬意を込めて 日々精進

本日の一冊

株式会社ヴェルナー本棚の奥にしまっていた本”エンジンのABC/檜垣和夫-著”。つい最近本棚の手前に置いて読み直してみたら凄かった!今の自分が知りたかった事が全て手に入りました、、、ああ!これがインターステラー効果!と一人で興奮(笑)。1996年に書かれたエンジン全般の解説書で、自分が買って読んだ時期が2009年/第13刷発行。2009当時の自分には書いてある事が理解出来なかった記憶、、それから14年、自分なりの研鑽の恩恵か?全て理解して納得。エンジニアでもなく、専門知識を持たないただの高卒(自分)が各スペシャリストとの共通言語(知識のレベル)を得るための野次馬行為が無駄じゃなかった、、そー思いたい。で、知りたかった事の一つが”エンジンの熱勘定”。燃焼室で発生(爆発)した熱エネルギーが駆動車輪に伝わるまでの損耗率。F1マシンで約50%のロスらしく、乗用車の場合は約70%がロスで残りの30%で動いている勘定になります。ま、運転している手応えもそんな感じですよね。だからと言って内燃機関が嫌いになったわけじゃなくて、ロスを認識する事で、対策(ハード&ソフト)の一部が自社の売り上げになれば嬉しい(マジで何か買って欲しいっす)。以下、本文記載から抜粋。

ガソリンエンジンの熱勘定/著-檜垣和夫-エンジンのABCより抜粋
有効仕事 28~33% >72~67%が全体的なエネルギーロス(損失)となります。
機会損失 9~10% >最新の解析によるとクランク回転が90°変位するだけで15%のロスが発生すると言う見解もあり。
排気損失 32~35% >今では法律も変わっていますので現在ではもー少し損失が多いか?技術発展でイーブンか?
冷却損失 23~30% >熱交換、温度差、冷却し過ぎも注意

パワーフレックス縦置きFRスポーツカー。動力変位(プロペラシャフト>デファレンシャル)と、熱源(燃焼室)から駆動輪までの長い距離もロスなのかもしれません。それでも気持ち良い操縦感覚はやめられない、、贅沢なノリモノに感謝。 日々精進

凄いよ!ヤスアキさん(BMW-STUDIE会長)

BMWスタディ鈴木会長上画像、多分2006年のBMW専門店Studie鈴木社長(当時)と1976年製BMW-3.0SCL。この撮影から17年、鈴木さん念願のスペシャルなBMWを購入。奇しくも同じ名前の3.0CSLで世界限定50台!そのお値段1億3千万(キッチリ6速マニュアルトランスミッション搭載)。これはもうお祭りで”わっしょい!”と担ぎつつ、自分なりのおめでとうございますを伝えないと!と。M1(BMW-M1)買おうと決めて家族で食事してからお店に行ったら売り切れていた話を聞いた時からどれだけ時間が経ったのでしょうか(笑)?使えるお金があってもBMWにしか乗れないって不憫で、、涙。一庶民の自分は常にそー考えて居ましたが、M社50周年記念限定50台のスペシャルマシンの登場でコレこそが鈴木さんの乗るBMWのスポーツカーな気がしました。購入予算OK+世界中の50人に選ばれる資格は当然OKでつい最近登録(ナンバー取得)もOKになってもう走ってる、、凄いよ!ヤスアキさん!マジでおめでとうございます!

BMWスタディで、自分なりのお祝いを考えた。ヨコハマ界隈でよく見かける気鋭のイラストレーターROCOサトシさんは早速自前のイラストレーションを送られたらしく、自分もイラストというか漫画の一コマを描いて進呈しました。上画像はその下書き。ま、誰がどう見てもタンマ君/東海林さだお先生の画に見えますよね。タッチを習いトレース、、AIでも出来る作業を人力でやった作業工程(笑)。さすがにクルマの画は自己流ですが万年筆で描いた(一発真剣勝負)世界で1枚のオリジナル原稿に鈴木会長も喜んで、、と、言うかウケた事が嬉しかった。乗用車とは全く違う次元のデザイン性能+オールハンドペイントのグラフィックボディ+6速マニュアルトランスミッションの古典と、最新の動力パフォーマンスを兼ね備えたドイツのミュンヘンのスペシャルスポーツカーとの出会い。造った人が選んだ使う人50の1人!現世で実現してよかった。自分の事のように嬉しいです。詳細(完成版イラスト)はBMW-Studie鈴木会長のブログ(下記リンク付き)ご参照願います。あ、あと東海林さだお先生(遠い親戚、、だと思う)今回もありがとうございます。 日々精進

BMW-Studie鈴木会長BLOG(NOTE)

BMWスタディ追記2023/09/19-ご好評につき(笑)原稿下書き掲載。

GRヤリス-リアキャンバーボルト完売

パワーフレックスGRヤリス用パワーフレックスリアキャンバーボルトセットが完売しました!追加追加の仕入れでそこそこの台数に装着して頂いたようでなにより。モノが売れない/売り辛い今の時代、価格にかかわらず、一つの買い物に感謝しつつ、利益を得た責任を全うしたいと思います。ご購入下さいました皆様に感謝!ありがとうございます。

パワーフレックス入荷検品風景。40万の金属精密パーツ(ドレクセラ)と、数千円の軟性振動制御パーツ(パワーフレックス)!コントラストもいい感じでどちらも顧客満足度高めです。 日々精進

雑草を刈る事、それは人生を見つめなおす事

株式会社ヴェルナー暑さが続く中、草木もまだまだ伸び続けています。管理地、敷地の雑草がボーボーだと本部の人(笑)に怒られるので草刈り&草抜き業務(趣味ではない)。で、炎天下で数時間、雑草と格闘しつつ”自分の人生を見つめなおし/考える”、、、でも人生を考える前に除草剤を撒いたら楽なんだろーなーって(笑)使いませんけどね。おじいさん&おばあさん人生の諸先輩が地べたに座り込んで雑草を手で刈ってる姿を見習っての地道な作業です。それと今読んでいる本が”森と植物の知性に関する本(FINDING THE MOTHER TREE / マザーツリー、森に隠された「知性」をめぐる冒険-スザンヌ・シマード)の影響もあるのかも(トンデモ本じゃなくちゃんとした研究見分本です)。

株式会社ヴェルナー自宅敷地の雑草刈。小さな鎌で土を興し、根っこから抜きます。

株式会社ヴェルナーちょっと進んだ図。

株式会社ヴェルナーあと一息。

株式会社ヴェルナー大詰め。

株式会社ヴェルナー一時完成。毎度の事ながら、仕事の結果が可視化されると気持ちいい。

株式会社ヴェルナー続きまして左に90°変位して草刈り続きます。

株式会社ヴェルナー完成!自己満足度高い仕上がり。これで終わりじゃなく、画像右側の植え込みも管理地なので近々に雑草抜き、、それにかかる作業が約4時間。日々精進

旧MINI用ハイスパークイグニッションコイル

ミニ用ハイスパークイグニッションコイルハイスパークイグニッションコイルの新製品っ!旧ミニ(1997年)用がラインナップ致しました。メインテナンス&ファインチューニングにご活用下さい。性能は従来通り、エンジンの低回転時のノーマルコイル約3倍の高く安定した電圧供給を実現(実測定)。そしてメーカー保証(1年間/3万キロ)付きの安心パッケージ。レギュラータイプ(上画像)税別定価¥16,800-、プレミアムタイプ税別定価¥22,300-。(共に2023年9月現在)今ならどちらもホボ即納です!是非ともよろしくお願い申し上げます。 日々精進

HIGH SPARK IGNITION COIL

 

3台3様、操る楽しみ

株式会社ヴェルナー3台並んだ駐車場の風景。手前からD型8614R-通称2号機で自分が買った2台目のトヨタ86。個人的な趣味と仕事(パーツ販売の為の宣伝)の道具。乗れば気持ち良く楽しいですし、多分”誰が乗っても(ドライビングスキルを問わず)この安全快適快速性能を体感出来る仕立て”でつまり換装&追加したパーツの選択は今のところ間違っていないハズ。たとえ自社で推し続け販売するパーツが売れなくても仕事の成分が減るだけで、その分趣味の幅を広げればいいや。と、最近そんな風に思ってます。同じクルマを2台乗り継いでも飽きないって事はやっぱり自分に合っているんでしょうかね?続きまして真ん中のJB23ジムニー。これは新車で購入して12年目。走行距離9万キロ弱で群馬県山間部で暮らす為の大事な道具であり操る楽しみもあり。ジムニーのいわゆるドライビングプレジャーは路面状況を問わない高い走破性と、その性能根幹である専用設定された特異なタイヤサイズ175/80R-16(純正指定サイズ)!と、個人的に思います。135km/hで巡行可能+高い車高+大口径極細タイヤ+短いホイールベースで操る事。因みに自分のジムニーにはラジオもアンテナもスピーカーも付いてない公官庁仕様。Porsche964RSに負けないくらいストイックでしょ(笑)。さて、一番奥(UP-Gti)が3台で唯一200km/h出るクルマで自分のじゃないのですが(嫁車)洗車&クリーンな燃焼室維持のためのベタ踏み&メンテ全般の管理は自分がやってます。6速マニュアルトランスミッション0.9リッター3気筒ターボでアイドリング回転数で最大トルク(200N/m)を出す優れたエンジン。SACHSダンパー純正装備で良く走ります(榛名の上りは圧倒的に自分の86より速い)。ドイツの優れた性能とデザインを持った道具って感じです。FFとパートタイム4WDとFRで 日々精進

ミュンヘンの想いで

ミュンヘン BMW月初から自動車ジャーナリスト皆さんがドイツ-ミュンヘンに行っているようで、一瞬何で?と考えましたが2年に一度のIAA(ドイツ国際モーターショウ)でした。今回からIAA開催地がフランクフルトアムマインからミュンヘンに代わって新時代のモーターショウ。散々通ったフランクフルトアムマインメッセ会場に行く事もなくなり記憶は昔の想いでになった気がします。さて上画像(2009年撮影)、ミュンヘンのシンボルBMW!BMWミュージアム内の社食でミュンヘナーシュニッツェル(牛肉を薄くわらじ2足分の大きさに伸ばした揚げ物/通常は豚肉なんですがミュンヘンは牛肉らしい)食べながら会議。内容は対BMW用SACHSダンパーOEMが今後7~12年間激減するからアフターにも影響が出るかも-そんな話だったような気がする。完食してトレイを下げにいったらキッチンに日本人女性シェフ(黒いユニフォームが素敵でした)を発見。ネイティブスピークで”ごちそう様でした”&感謝の気持ちを伝えた事は言うまでもありません。次回のミュンヘン詣で時にはキッチリ街の中をカメラを担いで歩き、見て、食べて、飲んで。にしたいと思います。

ミュンヘン BMWBMWミュージアムの画像。BMW-Studie鈴木会長兼CEOが最近買った1億3千万の限定車に似たのがあったので掲載。フロイデアムファーレンで 日々精進

 

新幹線の制動制御

セラメタ群馬セラメタさんの工場に設置された摩擦材試験機。「それブレーキの話でクラッチと関係なくなくない?」と、思う方もいらっしゃるかもしれませんがホボ同じなんです。摩擦材を使って金属パーツの運動を制御(熱変換)する。ブレーキならブレーキディスクを、クラッチならフライホイール&プレッシャーープレートですね。で、以前にセラメタさんからお聞きした凄い話を忘れていました”セラメタの摩擦材は新幹線に一部採用されています!”どーですか?凄くないですか?メインの制御は回生エネルギーブレーキでしょうが、新幹線ですよお客さん!それを考えると乗用車のエンジントルクなんて如何様にでもコントロール出来るはずですよね。セラメタの持つ技術キャパシティーを少しご理解頂けたと思います。因みに自分の86に使っているセラメタTHSトルクキャパシティーが600N/mでFA20ノーマルエンジンの3倍。にもかかわらず、クラッチペダルの踏力はほぼ純正(GRヤリスノーマルクラッチより全然軽い)。こんな性能を持つクラッチセットはセラメタ以外にありません。

セラメタ大事な事なので、もう一度言います(笑)。セラメタの摩擦材は新幹線の制動制御にも使われています。乗り鉄&撮り鉄各鉄道ファンも納得の性能! 日々精進

星新一

星新一9月6日は星新一の誕生日(だったと思う)。自分が中学生時代に夢中になって読んだ短編SF。そのストーリーに添えられた和田誠のイラストレーションとセットで記憶している感じです。で、星新一、家業の星製薬(大手製薬会社)倒産して大変だった話に興味があるのですが、詳細は明かされず。モルヒネを世界に先駆けて開発供給した大手製薬会社がそんな簡単に倒産するのか?それと今だ紛争が絶えないゴールデントライアングル(ケシの栽培アヘン精製)地帯が星製薬由来って事もモロモロ想像してしまう。でもなにより本を買って読む楽しみを教えてくれたのが星新一(&和田誠のイラストレーション)、時代を超え続ける作品に感謝。

星新一星新一先生書斎風景。 日々精進