Mr,Norbert Odendahl(Sachs Race Engineering CEO)来日

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナードイツZFレースエンジニアリング社(旧SACHSレースエンジニアリング)のNorbert Odendahl(ノルベルトオーデンダール)氏と、極秘裏に銀座の地下で会議。その後流れで丸の内にて会食。多忙極まりないオーデンダールさん、、アジェンダをチラっと見せてもらいましたが、もーそれだけで吐きそうな感じです。そんな多忙の彼が何故日本に?、、モータースポーツファンの皆さんはもうご存知かと思いますが、ZFがSuperGTの数年間のスポンサードを開始しました。今シーズン初戦、岡山国際サーキットにて締結!全てのエントリーマシンにZFのロゴが貼付されています。(因みにゼッケン下です)これでSACHSダンパー(&クラッチ)装着の可否に関わらず、全部ZFアピールですから、僕個人的には”凄いけどツマラナイ結果”です。そんな個人的な感情とは別に、ZFの勝利を約束された(2020年までの売り上げ既に確定)快進撃は続きます。僕も、ノルベルト氏もモロモロの感傷(SACHSがただのブランドと化した事)にひたっている暇も時間も無くなってます。もう、進むしかありません。しかし、凄く疲れているはずなのに、この笑顔。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーで、会議の内容と一切の書類の公開は出来ません。以前にドイツからクレームが来ました(汗)から。丸の内某ビル5F食後風景のみのお届けであります。さて皆さん”いい話”と”悪い話”、、どちらから聞きたいですか?、、じゃ先ず”いい話”から。86の進行が明確になりましたっ!わーぃ!詳細は後ほどお伝えしまして(86方面各位の皆様には別紙で早急にご案内致します)これで”ドカベンの如く”の遅い進行(30分番組で一打席終わらない、、)は解消致しました!86は月末からスタートします!クルマ買います!どなたか優良物件(希望GTマニュアルガンメタ)ごさいましたらドンドン東海林宛にご連絡下さい。一方の”悪い話”、、、えー現在の進行上約85%が悪い話の上で動いてますので紙一重ですね。あ!っと驚く決定的な事は数年後にお伝えになるでしょう。未来は変えられる?かな?それとも自分が変わるか?です。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー銀座本店ことハンズインターナショナルのマネージャー職、こーへーさん(画像右、次期HansグループCEO)と、ノルベルトさんの2ショット。昨年の11以降、ドイツ詣でがありませんで次はどうする?どんな言い訳をしてドイツに行くか?の作戦会議を3人で行い、最高のタイミングと言い訳を見つけました。9月IAA経由シュヴァインフルト(SACHSブランドのヘッドクォーター)でほぼ決定です。SACHS創業者3代目(GUNTER-SACHSカメラマン、ヴィジュアルアーティスト)の大展覧展示会がシュヴァインフルト本拠地で開催だそうで、これの開会式から参加できる招待状を待つ。といった作戦です。にやり。

Polo6R PerformancePLUS

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー皆さんお待ちかねの?VWポロ6R用SACHS-PerformancePLUSのライドテストが完了致しました。作業(測定取り付け)は弊社関連(Hansグループ)リテールショップ”平塚アウトメカニカ”さんにて。皆さんご苦労様でした。満足のデーター取得であります。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーフロントストラット全景。Gti(1.4T&SC)ノーマルから-26㎜下がりました。因みに完成品のスプリングは白になります。テストにご協力下さったGtiのオーナーさんのご好意で先にスプリングのみを6ケ月前に装着しております。半年間装着して走って頂いてますのでスプリングの当たりは十分取れているはずです。今後の車高変化は先ず無いはずです。ですので、実測数値は装着から6ヵ月後の値となりますのでご理解宜しくお願いします。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーリアーセクション全景。Gti(1.4T&SC)ノーマルから-28㎜下がりました。リアーの方が多く下がるの?と皆さんおっしゃるのですが、6Rの場合コレがスタンダード(他スプリングメーカーも同じ)です。画像は掲載しませんでしたが、SACHSの6R用リアダンパーのケースに特殊な意匠を発見しまして、それが何なのか?現在確認中です。詳細は後ほど。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーVW純正のリアダンパーラペル。勿論GtiはSACHS純正採用です。同じ銘柄でアップグレード出来る安心感がディーラーさんでも取り扱って頂ける要素のひとつですね。WRC(VWR6R-POLO-SACHS装備)常勝!VW純正供給安心のブランド!と、選択の理由は沢山ありますので、先ずは悩んでみて下さい。因みに想定価格は¥98,000-(税別)リリース開始は3ヶ月後の予定です。予約特典は各販売店さんに聞いて下さいね。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーさて、ライドテスト。コースはお馴染み、平塚アウトメカニカ>海岸沿い(只今デコボコ工事中)>西湘バイパス(白線多し)>箱根ターンパイクであります。3時間程の試乗でSACHS-performancePLUSの本質、、静かに寄り添う性能を見切るのは不可能なのですが、一応僕もSACHSブランドに携わって20年以上ですから、大きく勘違いする事は、、無いと思ってます。先ずは微速度域、、道路からコンビニ等に入るアプローチ(ダンパーが大きく動く)の衝撃はかなり緩和されております。高速道路&Wレーンチェンジの収束も問題ありません。わざとリアシートに座ってもらったもう一人のテスターに”これ大丈夫ですか?クルマに興味ない奥さんの気持ちで応えて下さい”の問いに「まあ問題ありませんわ、、うふふ。」と40過ぎのおじさん(もう1人のテスター)が答えてました(汗)。ステアレスポンスはほぼノーマル同等に感じました。そして箱根のワインディング、、ポロGtiが一番気持ちよく走れるフィールドですからココは頑張りました。旋回性能、荷重移動のバランスはほぼ100点!でした。この後3,000km程オーナーさんに走って頂いて、最終インプレッションをお伝えしたいと思います。また、今回の1stライドテストの結果は、僕らのパートナーさん8speed.netさんにて近々掲載予定ですので、そちらのチェックも宜しくお願い致します。

幻の逸品(俺の無念)

本当に残念なのですが、SACHSにおける機械式オートバイ用コンペティションダンパーは過去の産物である事が確定しました。残念でなりません。コンペティションバイクダンパーは常時演算アクティブ稼動の電子制御時代に突入します。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー左右のフォークは完全独立調整の4way。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーリアダンパーは数世代前のF1ダンパーをそのまま転用。こちらも4way。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーインターナショナルドイチェマイスターシャッフェン(IDM)にエントリーしていたイングハートさんのMVです(現在はHondaのマシンを運用中、SACHSとの開発パートナーシップも解消)。この製品構成をですね、自分で扱う予定をしていました。設備投資として、MV数台を買わなくちゃ、、の寸前でドイツサイドの計画中止を聞きまして、買う前でよかったじゃない?と、今は開き直ってます。機械式(オリフィス制御)の優位性は勿論、ドイツ人も解っているのですが、コンペティション、常に先を行く先進性技術のみが生き残れる世界では、これを今から創る意味が見当たらない、、、と。趣味の需要は沢山見えるのですが、レース製品のようなホビーレーサー(超高額趣味)向け製品なんて絶対に作らないのがSACHSですからね。仕方ありません。きっぱりあきらめました!あきらめたら”好きなバイクを買う事が出来る”。僕に与えられた福音です。

3月はRS-1オーバーホール感謝祭でした

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーZRE(旧SRE)製パフォーマンスコイルオーバー”通称RS-1”の取り扱いを開始して6年目に突入しております。製品は正真正銘のレース派生プロダクツですから大量生産大量販売と言う訳には行きません。ドイツサイドも僕らも使って頂きたいユーザーさん(製品への理解と、性能への理解、さらにSACHSと言うブランドへの理解者へ)達だけに”じわじわと”ご購入頂いている状況です。この戦法はこの先も変わる事はありません。さて、取り扱い6年目の先月(2013年3月)、偶然でしょうが、多くのRS-1オーナー様からオーバーホールのご依頼を頂きました。正確にはRS-1と、RS-1が製品として正立するきっかけとなった製品(VWR認証CUPダンパーと、ACシュニッツアーM3用)をレース直系の仕立てで仕上げました。作業は勿論、刈谷のアネブルさんです。一部の方にしか”ピン”とこないかもしれませんが、作業精度はSuperGT同等です。これを聞いて”わくわくしてくれる方”が真の理解者だと認識しております。オーバーホールをご依頼下さった皆様に感謝!年度末に奮闘して下さった刈谷アネブル蘇武さん率いるダンパー部隊の皆さんに感謝!一山超えて安心の今です。画像は横浜本牧勤務時代の一コマです。SACHSがZFブランドとして完全統合されましたので、ひょっとしてサポートカーのステッカーも変わってるかもしれません。

先月のモーターサイクルショウ2013にて

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー決算を控えた先月末、東京ビックサイトにて開催された東京モーターサイクルショウ2013に静かに(笑)訪問。最新のバイクを眺めつつ、ミシュランジャパンさんとの定時打ち合わせが目的でした。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーで、もう1つの目的がコレ↑。実際に観て自分の妄想のような将来、つまり実現しない事をキッパリあきらめる事でした。五木寛之先生曰く「あきらめる=明らかに極める。」らしいので悪い事ではないと思いますが、事実は結構残酷なんですよ、、まあ、コレ(AgustaF3)を自腹で買ってからプロジェクトが中止!、、にならなくて良かったのですが、、今回はじっくりマシンを見ながらモロモロ考えてしまいました。詳細は何時かお話しますよ!例によって僕の失敗談ですから超面白いと思います(あはは)。因みにこのアモーレなF3!小さな3気筒エンジンのクランクは逆回転します。バイクに乗っている方なら逆回転の恩恵が瞬時に解るでしょう。スロットルオンでリアトラクション、スロットルオフでは穏やかなフロント荷重。そーゆー事です。ちょっと乗ってみたかったなー、、と思いつつ、そもそも僕には似合わない事に気づきました。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーさてさて、毎回お世話になっているミシュランジャパンの橋本さんです!今回のエキシビジョンでミシュランの新作が発表されましてココにいらっしゃる、、と。熱心なユーザーさんから質問攻めですか?の答えに「ショウジさん、今、バイクを趣味とする方々の多くは、既に自分の答えを持っていて、それを確認しに来ているようですよ。大半の方が僕の答えを聞いて否定してました(苦笑)」と。その話、、何となく僕も解るんです。日々進歩する技術理解に追従しきれなくなって(なのかな?)、往時の技術を自身の信奉としてしまう感じ。”趣味だからストイックでいいのさ。”勿論これは僕も大賛成!しかし、マシンの進歩以上にコンポーネンツ(部品)の進歩は速いんです。特にタイヤの技術は全ての性能目標の中心にあるパーツですからミシュランブランドを信じて最新作を安心して使う事が最善でしょう。僕はそー思って実行してます。ミシュランジャパンの橋本さん、今回はありがとーございました!オトコのカワサキZ1を買い戻してバイクライフも是非っ!、、僕もF3に変わるバイク買わなくちゃ!

BMW HP4 !その先進性に触れる

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー2年程前からドイツZFレースエンジニアリング社(旧SRE)のノルベルト社長が「ショウジサン!今、BMWのバイク用ダンパーを電子制御化するテストを続けているんですよ。供給はロングツアラーとエンディューロモデルからスタートします。最終的にはフラッグシップスポーツ(次期HPと言う事)にも装着して行きますよ!」と、嬉しそうに話していた事を思い出しました、、。こんなに早く出来上がっちゃったんですね。これじゃーね、機械式の4WAYなんて必要なくなっちゃう訳だ。そー言えば!昨年末ドイツZRE社を訪問した際アフターマーケット用バイクダンパーの開発を中止と聞かされたっけ、、、今になって1人納得しています。無段階常時演算減衰、、無敵であります。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーZF-SACHS製HP4用フロントフォーク。勿論左右にセンサが内臓され独立制御されているはずです。これが出るまでレース用の機械式4wayフロントフォークが欲しくてたまりませんでしたが、もやは過去の産物に過ぎません。技術の進歩は人の価値観まで変えてしまう。を実感。、、少し涙。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーリアダンパーユニット。トラベル(ストローク)センサーを装備した秀作です。本牧時代の恩師”アニョキング今市”ことアニョキング先輩曰く「バイクの制御介在って、どう体感できるのかな?」と質問されましたが、答えは簡単です。”制御されている事に気が付かなければバランス成功。つまり本人のライドスキル以上にスムースで速い。間違いありません。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーHP4DCC(Dynamic Damping Control)制御系統図です。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー先に東京ビックサイトで開催された”東京モーターサイクルショウ2013”の一コマ。ダンパーリザーブタンクに貼られた”BMW+S印SACHS”のロゴが見えると思います。この近さが不気味に感じるのは僕だけでしょう、、で、この書式は自動車のBMWでは一切使われておりません。バイクだけ、これなんですね。更にリアダンパーレイアウトを側面から。