新生チームドライビジョンのFA24(GR86&BRZ2Gen)用チューニングECUですが、GR86A型MTのプレプログラムが完成しました。スケジュールが上手く行けばゴールデンウイーク前にはインストール&テスト開始出来そうです。販売開始まで今しばらくお待ちください。さて、前回のドライビジョンECU-FA24開発進捗中の”定義”についてざっくり説明してもらいました。ECU素人の自分でも”そーゆー事なんですね!”と、納得出来ましたのでお伝え致します。ECUのプログラムにおける定義とは=ECUに書き込まれた全ての数値は人間には理解不能の文字列でそれを解読する事、、、以上。文字数にすると、たったそれだけの事なのですが、ECU内の全ての数値、文字列を全部人力で解読するって凄い!と良く解らない自分も思います。一見、何の脈略もない数字列に一定の係数をかけると”スロットル開度/エンジン回転数/燃料噴射時間”等になるらしく、それを永遠に続けて全ての数値に意味を見出す=定義を書く。と、呼ばれる作業が完成。定義された数値から各プログラムの関連性/連動性を理解したうえで全プログラムの整合性が伴ったチューニングプログラムを造り込む、、マジで気が遠くなりそうな作業。人知無縁(機械言語)の未開なデジタル惑星を開拓して人間が住める理想の環境に作り替える。そんな気がしました。もちろん誰もが出来る作業ではなく、自動車用ECUのメーカーエンジニア以外で定義を書ける人間は数名らしく、ドライビジョンECUの根幹に居る人はその一人。とここまでが定義の説明、、「凄く大変な作業だ。」とご理解頂けましたか?「そんな事しなくてもEcutekでちょいちょいやれば速くなる」ってご意見が多数な気もしないでもないのですが、FA24ECUの内容が100%理解した開発者が居る事はリスク回避における物凄いアドバンテージがあります。因みに現在まで弊社で対応させて頂いたFA20(旧86&BRZ)ドライビジョンECUユーザーさんで不具合、故障、動かなくなった事例はありませんのでご安心を。 日々精進