7月1日のSACHSdayツインリンクの続きで、ロータスカップにフォーカスです。このワンメイクロータスカップにはレギュレーションでSRE-SACHSダンパーが標準装備されており、製品構造は1wayの減衰調整(伸び縮み同調、通称New1way)の車高調整です。多くのエントラーさんはサーキットまでは自走&普段乗りにもエリーゼ使います!”サンデーレースを自分のライフスタイルに上手く取り入れている方々”にとても好感が持てました。皆さんの格好(服+靴+時計)もオシャレでしたね。(チラ見してすいません)因みにブリテイッシュグリーンゼッケン11番のエリーゼはFM局でお馴染み、西澤健(通称ピストン西沢)さんのマシンです。たまにラジオで「SACHSダンパーはイイゼィ!ねえ土屋さん、、」何て聞こえて来たのは西沢さんだったんですね!今後とも宜しくお願い致します。
PORSCHE CarreraCupJapan。
7月1日のツインリンクもてぎはSACHSDayでした。LotusCupとCarreraCup2つのワンメイクレースにSRE-SACHSダンパーが実装着され、同日の開催で今回はPorscheにフォーカスです。ご覧の通りSRE製SACHSダンパーが997Cupカーに実装備されております。(中段Front下段Rear)996時代に比べ非常にシンプルな作りなのですが、それはダンパーの仕事量が減った証拠でもあり、シャーシ性能が飛躍的に向上した結果だと思います。しかし、こうしたワンメイクサプライ活動にも関らず、Porsche=SACHSと言ったイメージが未だ定着しないのはとても残念な事です。Porsche製品の用意は来年以降、本格始動する予定なので、Porscheオーナー様&スペシャリストショップ様には是非とも注目して欲しいです。
imp熊崎さんとカメラマン田村さん。
富士スピードウエイでの一コマ。afimp編集部、熊崎副編集長さん(上段)とカメラマンの田村さん(下段)です。ホントいつもお世話になっているご両名に感謝しております。以前imp誌にてSACHS+OZ+Michilinの3行による連続コラボ取材には毎回、専任でフォローして頂きました。毎回オーナー像を想定してVW、Audi、BMW、Mini、Volvoに3行の製品を実装着。ロケーションとインプレッションを取材記事として掲載して頂きました。(通称*妄想企画取材)まあ賛否両論の企画でしたが僕的には大満足で、予想外の異業種(主にファッション誌)からの評価が高かった事は少しびっくりでした。SACHS+OZ+Michilinはドライブするヒトとロケーションを選ばない、装着した事によりベーシックポテンシャルがスポイルされたり、行動範囲が狭まるような事が決して無いチューニングでドライブしてみませんか?と言う事を大いにアピール出来たと思ってます。
秦野中井COX訪問。
久々にCOXさんに訪問です。今から数年前、弊社とCOXさんのSACHSに関する国内製品専用の開発協定が結ばれましたが、SACHS側の諸事情により未だ具体的な活動、製品は残念ながらリリースされておりません。しかし、当初よりCOX社長渦尻さんからは「これは時間が掛かる大きな仕事だからね、じっくり構えまて行きましょう」とお言葉を頂き、我々もじっくり構えている次第です。僕が尻社長から聞いた「大きな仕事」に関る時間割の例としてAudiSport10年、VW15年、Porsche20年(全て交渉期間)だったような気がします。信念を貫くには、忍耐力も必要である事を今更ながら思い知らされます。現在までCOXさんでは全てのVWワンメイクレース(GOLF2ポカール、GOLF3GtiCup、BeetleCup、LupoGtiCup、GOLF5GtiCup)にSACHSダンパーを採用して頂いており、我々のワールドワイドレギュレーションにおける大切なパートナーです。
さて、今回の訪問は茂木次長からの”有り難いお誘い”の相談でして後ほど詳細をご案内出来るかと思います。
SIS2007視察。
ご存知Studie横浜のCEO鈴木さんのご好意でアドバンさんブースに置かれたE90WTCCのボンネットを開けて頂きました。(ついでにボンネット持ってもらってます)僕の目的はダンパー銘柄の確認だったのですが、しっかり装着されておりました。とだけ書いておきます。SRE含むSACHSから「いかなる場合においてもスポンサー(この車両はMOTON社)の権利を侵害してはならない」と言う規則がありますので書けません。
BMW神戸ファミリーエ。
SRE-SACHSダンパー(多分DTCE46&M3用?)がZ4MCRvr(ロードバージョン略)無事に装着されました。と、書いてしまえば一行足らずなのですが、ホント、、スタッフの皆様ご苦労様です!多分、CEO鈴木さんの頭の中では以前から決めていた事なのでしょうが、現場には突然指令が下されるようです。(現場のバタバタ度は三枚町にまで伝わってきましたから)カリスマは何時も確信犯ですね。それにしても、無理難題な要求をキッチリ収める敏腕メカニック集団は流石のBMWエキスパート!次回は時間を見て帆足CTOにSACHSダンパーの優位性をインタビューしたいと思います。また写真のZ4MCRロードバージョンに関しましてもセッティングが決まり次第、随時お伝えして行きたいと思います。
1954/55 Mercedes GP W196
1954/55年のメルセデスGPレーサーW196。(手計算の直墳直8エンジン)ZF-SACHSのオフシャル画像が見つからず私物のミニチュアカー(TONKA製)で写真掲載致しました。勿論このマシンにもSACHSダンパー(レバータイプダンパー)が装着されております。確か実装着画像はWQ大佐が保有していたと思いますので、近日公開致します。また、このマシンに装着されているワイヤーホイルは以前のSACHSグループ企業、ドイツクロンプリンツ社製です。(現在ではトラック専用ホイルメーカー)さて、そんな栄光のGPメルセデス、、、ノイヴァウアー監督とファンジオ、モスが駆ったレジェンドマシン。ルマン悲劇の撤退まで無敵を誇ったチームメルセデスの栄光の一端をSACHSダンパーが担っていたようです。
日産DUALISの効果。
以前からドイツZF-SACHSのスタッフより「日産Qashqai(キャシュカイ)がユーロ圏で好調で、日本でも売れているんでしょ?」などと聞かれておりましたが何の事だかさっぱり解りませんでした。Qashqaiの正体はDUALISだったんですね。世界戦略販売車両において、各国での車名統一は相当なコスト削減に繋がるようなのですが、さすがに日本で”キャシュカイ”は言い辛いですね。さて、日本名、日産DUALIS。このクルマにもSACHSダンパーが標準装着されております。嬉しい事に、新車発表プレスリリース&カタログまで「ドイツザックスダンパーを採用」明記されているようで、各ジャーナリストさんの評価も好評です。そして気になる「ザックスによるハイスピードコントロールダンパー」の正体なのですが、デバイス等の搭載は一切なし、「普通のツインチューブオリフィスダンパー」と、ZF-SACHSのO氏から正式コメントを頂きました。ZF-SACHSにおける”スタンダードスペック”が、如何に超高精度なのか、求められた減衰数値を必ず具体化するエンジニアリングは何処にでも出来る仕事ではない事がよく解りました。
英国の自動車文化を!
兼ねがね「日本はイギリスのような自動車文化を目指すべし!」と叫ぶヒトが近所におりまして、僕のそうだな~と最近思うようになっております。欧米の大陸的移動が不可能な島国ですから、自ずと英国の”箱庭的自動車趣味”が輝いて見えます。以前にチェチェスターに渡英した事がありますが、イギリスのクルマ好きは深い、、底なしドープゾーンを滞在3日で実感しました。(マンセルがフィエスタで全開タイムアタック&芝刈り機耐久レースにHONDAがワークス!で参戦等など、、)ロケーションの問題は兎も角、クルマ文化形成には時間がかかります。三宅島マン島レースがいい起爆剤となってくれればいいなぁ。と思います。
ナチスの発明。
悪感を抱いてしまった方々もいらっしゃるかもしれませんが、この本はナチスの単なるカルト的側面をフォーカスした内容ではありません。ドイツのエンジニアリングが急速に発達した一端にナチスがあり、それは残念な事ですが戦争によって具体化され、現在のジャーマンプロダクツの基礎を築いた事を書いた本です。アウトバーンルートは元より、ニュルブルクリンクの創設も上記機関が設立しております。ドイツの一級工業製品を扱う上で勉強になりました。ご興味が御座いましたらご覧になってみて下さい。カラー表紙はあまりにも衝撃的なので外しました。表紙を着けたままドイツ国内には絶対に持ち込まないで下さい。即逮捕されます。
Der Erfindungen des Nazis.