「SACHS INSIDE」カテゴリーアーカイブ

秦野のサロンでもろもろ会議。COXコーポレーションさん訪問。

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茂木次長と佐藤さんと”臨時爆笑会議”に参加させて頂きました。月内決算を迎える従業員同士、大爆笑まで行かないのが昨今のクルマ取り巻き状況なのであります。(意味不明ですが極秘事項が多すぎて、、)で、別件です。多くのVWファンな皆さんにとって、今年もスポーツVWの当たり年(新車リリースラッシュ)になるようで朗報、、一方新型シロッコには全車標準で電子デバイスフットワークが装備されるかもしれない、、となるとチューニングの可能性は?物理的には可能ですが、チューニングシェアは激減するでしょうね~。チューニングダンパーメーカー存亡の危機!リスクは全ブランドに分散されるので問題ナシって事にはなりませんね、、考えよっと。

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さて、このダンパー(シェル)デザイン!おなじみのAudiA4B6+7用です。日本最高峰のAudiチューナーCOXさんがSRE社に特注したスペシャルモデルです。今春からCOXさんで再販売本格開始と聞きました。う~ん、、現行A4B8/3.2Quattro(標準SACHSのデバイスダンパー搭載)のノーマルフットワークの完成度を考えると、「もーお手上げです!」と言うのが僕の意見でもあり、多くのダンパーメーカーさんの意見だと思います。そんな事から自ずと1つ前のモデル”A4B6/B7”のオーナーさんにアピールしましょ。と言うのが僕らのRSダンパーセットプロモーションであり、今回のCOX+SREリバイバル販売ですね。SRE/RSダンパー(僕ら)vsSRE/COXダンパー、、A4B6/B7のオーナーさんはまた1つ選択肢が増えた分、僕らも残り8台!のA4B7用RSダンパーセット完売に向けて近々都内にて試乗会を予定します。ラスト8台っ、今のところ増産の予定はありません!

Fomulaニッポンを支える反パスカルの原理。SREスルーロッドダンパー。

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FN09っ!テストも盛り上がってきているのでしょうか?Fニッポンのエントリーチーム中のシェア80%、、ってほとんどワンメイク状態のSACHS(ザックス)SREダンパー。その優位性は”パスカルの原理に有り(bySREジャパン刈谷アネブルの蘇部さん談)”。Photoshop にへい。

パスカルの原理は各webサイトでご確認頂き、ここで「大きな訂正」をさせて頂きます。SREスルーロッドダンパーの優位性は「反パスカルの原理」で動いておりまして、>パスカル原理”面圧と容積の関係”=ダンパーピストンの反復により、正立式シングルチューブの場合”縮側の反作用が発生”>通常のダンパーが抱える構造上の問題(乗用レヴェルでは問題ありません)。それをクリアする為にですね、ロッドを突き出しちゃいましたっ!って構造がSREスルーロッドダンパーです。(図に書けばとっても簡単なんですが、内部構造公開は一切禁止~とドイツから言われてますので、、)減衰の制御はあくまでも”純然たるオリフィスコントロール(反力に依存されないし、しない)。”要求された設計数値通りの減衰こそが最先端振動制御ブランドの証だと思います。(解り辛くてごめんなさいね、何時か図解説明出来る時まで待っててください)で、SRE製TRD(スルーロッドダンパー)、Fニッポン以外ではこんなマシンにも”純正採用”されています。

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上記ダンパーは今シーズンを戦う多くのFニッポンチーム様用のSREスルーロッドダンパーです。1本の重さ180g(推定)

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大きさはこんな感じです。TRDダンパーの上に見えるごついダンパーの話しはまたの機会に、、これも凄いんですよ。

1955 BMW Isetta.

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BMWミュージアムでの1コマです。モロモロ撮影した中で、数少ない乗用BMWの1台です。このクルマ、、確かクランクケースにSACHSのロゴがレリーフされていたような、、、多分エンジンはSACHS製のはずです。で、この画像をみつつ、Studie鈴木さんの”プロジェクトZero”はどうなったんだろうな~と、思ってまして、、BMWでゼロ戦を創るんでしたっけ?あれ?ゼロ戦の設計製作を現代解釈して、ドイツのBMWにサムライ魂を入魂するんでしたっけ、、、んで操縦士は仙台の熊谷氏だって事まで決まっているんでしたっけ?後で聞いてみよーと。

僕は期待してますよ~。

追記2/26 BMWIsettaは、イタリアのVespa同様、航空機部品と応用技術で組み上げられた地上の飛行機?と、認識されているようです。エンジニアリングが同じだと自ずとデザインまで似てくるんですね。

日産DUALIS RSダンパーセット開発。(序曲)丸の内、ソブリンハウスにて密会。

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え~、、某日深夜に丸の内秘密会議!ユナイテッドアローズのアッパーラウンジ「TheSoveringnHouse(ザ・ソブリンハウス)」にて堂々とタバコが吸える(普通は禁煙ですからね)には、”年間いくらお買い物すればいいのか?”何て、タイトルとは全く別内容でこのログを終わらせよう、、と、考えておりましたが、思った通りにディュアリスのオーナーさん(正確には3月納車待ちのオーナーさん)から「何時発売ですか?どうなんですか?」と期待マンマンでお問い合わせを頂きましたので、デュアリスにおける開発進行のお話しを少々。(お問い合わせ頂いた神奈川在住のM氏に感謝。)

先ず一週間デュアリスに乗ってみて、僕らがどうしたいのか?を考えている最中なんですが、まだ具体的に全く掴めておりません。因みに僕が感じたファーストインプレッションは「良く知っている乗り心地(あたりまえですが)で、思わずウインカーレバーを左に動かしちゃいそうな(ドイツ車の右ハンドルレイアウトのように)感覚に陥りました。勝手知ったる他人の~なんですが、知ってるが故、さてどうしようか?と悩む日々です。もう少し走りこんで、SACHSダンパー+デュアリスのキャラクターの芯になるようなモノを見つけてゆこうと、、僕の頭には最近ドイツで見かけた風景”小雪舞う厳冬のドイツアウトバーンを疾走するキャシュカイ(デュアリス、170kmで走っていた僕らをスパッと抜き去りました。)”としたイメージがあり、微速~中低速域のユーティリティーと高速巡航のパフォーマンスとのバランス化が目下の課題です。

と、言ったような感じで「ゆっくり&静かに」デュアリス開発は進行しておりますので、どうか神奈川在住のM氏も見守って頂けたら。と、思います。実車の各種ディメンション&レバー比測定はSREジャパン(刈谷アネブル)さんのDr、中野(博士)さんの愛車(勿論デュアリス)と蘇部さんの方でチョット早めにお願いしたいんですけど~っ!後ほど電話します。

■SpecialThanks 丸の内TheSoveringnHouse / UnitedArrows

SRE Gr,N-RallyDamper for Lancer Evorution X.

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ザックスレースエンジニアリング(SRE)社、Racingレンジのラリーダンパー画像です。倒立に見えて正立、、謎の多いダンパーですがクライアント(搭載チーム)さんはもっと謎です。全日本選手権(&RalyJapan)のマシンに搭載されるようですがチーム名は例によって非公開。これじゃあ応援のしようがありませんっ!と言う事で、SAF九州支部のKEOさんの出番だと思いますので宜しくお願い致します。ターゲットは全日本のランサーエボX(10)対象車両は、わんさか走っていると思いますが、グラベルではヒタヒタとしなやかで、ターマックはブラブラ(謎の制御)しながらも確実に進む感じでしょうか?兎に角っ、どのマシンよりも圧倒的に追従性が優れたマシンがソレです。KEOさん宜しくっ!(解った所で掲載告知は出来ませんが、僕だけに内緒で教えて下さいっ。)

09年2月、厳冬のシュバインフルト(SACHS)重要会議。

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前泊したドイツSACHS(ザックス)の指定宿”シュバインフルトMercure”では久々の快眠。目指すSACHS本社は宿から8分と言う近さ。(まあ指定宿ですからね)午前中SRE社(ZFSachsRaceEngineeringGmbH)と、午後からZFT社(ZFTradingGmbH、旧SachshandelGmbH)ともろもろ打ち合わせ。SACHS社の規定により社屋での撮影は一切禁止!なので写真はありません。(もろもろの内容が、かなりの重要度でしたので写真まで気が廻らなかった。って言うのが実際です。)

SRE社訪問
9時15分、厳重なセキュリティロック(もう僕も開けられます、、冗談です。)をくぐり、エントランス奥の左端会議室にて打ち合わせ開始。隣りのメイン会議室では某プロモータースポーツセクションの重要会議真っ最中の様子で、頭を抱えたスタッフも、、モータースポーツの縮小は世界的ですからSRE社もね、厳しいんでしょう、、。シュバインフルトには何度も訪問しておりますが、SRE社屋の会議室に入るのは実は初めてでした。打ち合わせは僕らの担当者、つまり1way減衰調整式サスペンションセット”RS-1”プロダクツマネージャーのライナーキルヒェナーさんと開発エンジニアのピッエリトルンプさん2名と。ライナーさんは昨年までSauberBMWF1の全ラウンドをサポートしたF1直系のエンジニアさん。これは多くのBMW+SACHSオーナーさんにとって嬉しいニュースではないでしょうか?

ZFT社訪問
12時45分、正門を入って左手にあるカフェ(CafeZF、、豆はイタリアのillyでした)で一服しながら待つこと20分。正門からクルマで3分程走るとZFT社の新社屋。以前に「超巨大なロジスティクスセンターを解体したよ」と聞いて業務縮小なのかいな?と思っておりましたが、どうやら建て直して”もっとデカイの建てる”って構想のようです。ZFT儲かってますね。で、皆さんご存知の通り、従来まで展開してきた個定式サスペンションセット”PerformanceSet”の生産が全て終了しておりますので、ほぼ表敬訪問のつもりが、、

さてさて会議の内容は、、、すいません、まだ企業秘密なんです。良い話し半分&ちょっと困った話し半分!だけど近未来(今~3、5年以内)の進行は僕ら本牧戦線にとって、また多くのSACHSユーザーさん(特にRS-1のユーザーさん)とSACHSファンの皆さんも希望の持てる展開になりそうです。

ドイツで乗るベーシックメルセデスは、走るRIMOWAな感じ。

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本牧戦線のWQ大佐(元軍事ジャーナリスト。70年~80年代初頭のNATOに知人多し)がレンタカーを予約する際に「おい運転手っ!クルマ何がいい?」と聞かれたので「スノータイヤ付きで新しめの中型ワゴンでダンケ!」と、僕。フランクフルトアムマインのレンタカー屋さんで渡されたクルマは希望通りのメルセデスW204ワゴン(C180コンプレッサー)でした。「ベンツで良かった!」と思う根底には、”運転していて楽しくなくてOK!積極的に運転に参加する事無く(出来るだけ楽に)目的地に確実に辿り着ける道具”と言う僕の勝手な認識からでした。AudiやBMWには必ず”走りに対するクルマそのものの演出”って、あると思うんですね、いやこれは素敵な事なんですけど、今回は全く演出なんてなくていい!上質な走りもイラナイ。何せ悪天候の長時間高々速巡航と、慣れない条件でのドライブでしたから、、、、6日間毎日半日以上ステアリングを握り、常時スロットルに体重の1/3くらい入力して走ったW204/C180ワゴンの感想は、”道具に徹したクルマの真髄”と、”エンジンのついたRIMOWAのスーツケース”そんな風に感じました。メルセデス独自のクルマ創り哲学はW124で終わり、、、ではなく現代のベーシックメルセデスにも静かに生かされている。と、言う事が解りました。

あ!因みに僕個人的な話しですが、「手に入れられそうだけど買わないだろうと思うクルマ>ベーシックな4cyl」と、「欲しくても買えないクルマ>AMG63(ドレクセラのデフとSACHSのCDCダンパー標準装備)」どちらも同じW204です。

固定式パフォーマンスセット最終入荷。

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昨日の本牧BASEは終日荷捌き。ドイツZFT社からパフォーマンスセット最終入荷分の貨物が到着しました。これで最後(他SACHS製品は続きますが)、、と、思うとモロモロ思いが込み上げて来ます。僕らで取り扱いを開始した当初(旧スポーティングセット時代)の年間販売台数は37台でした。それからもう20年近くでしょうか?数年前の販売台数は2000台弱。ご購入頂いた大半のユーザーさんから高い評価を頂き、販売店さん、代理店さん、常にご支援を頂けた数々のメディア関係者のご協力の元、ここまで来る事ができました。日本全国の販売店中、第2位の販売数量を誇る静岡の”ガルフストリーム”さんでは「有終の美キャンペーン!」と題してプロモーションを展開中です。そして日本全国の販売店中、第1位のスタディさんのキャンペーンも継続中です。既にSACHSパフォーマンスセットを装着して頂いているユーザーさんが「予備で買っておく」と言う話しも聞いておりまして、、ほんとネ、、涙が出ますよ。

本当に感謝しております。あらためてありがとう。

と、傷心ムードの反面、本牧BASEではパフォーマンスセットフィナーレに向けてある準備が進められています。VWビートルのラストラインオフをモデルとした倉庫での祝賀会です。本牧戦線スタッフ全員で最後の製品を送り出そう!と計画中です。これはドイツ流の儀式ですから当然ビールで乾杯OKなんでしょうね?言い出しっぺの二瓶さんっ!

プロダクツコードはP`000S.秦野ショウルームにて。 

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この光景に、、、多分、20分以上見とれてたと思います。秦野のCOXさんショウルームに置かれた997スーパー耐久マシン!格好いいよね~、、、CarreraCupマシンとは一味違う、、う~ん何なんでしょう?ホイルが5ホール(Cupマシンはセンターロック)だから視覚的に親近感を覚えるのかもしれません。ヴァイスアッハが組んだドイツエンジニアリングの結晶コンペティション997GT3、、部品一点一点の全部が格好よくてね~、当然集合体もいいでしょ~っ!このクルマの何処が好き?と聞かれれば”全部!”と答えますが、あえて一ヶ所と言われればアジャストウイングの下左右に設置されたエアインレット!(メイブFRXと似ていると、、本牧戦線SAFのKEOさんも同じ意見)兎に角っ、ロングディスタンスを戦い抜く存在的オーラをバシバシ浴びてきました。写真にも収めましたがSACHS(ザックス)ダンパー標準搭載です。リア側ストラットハウジング部、赤アルマイトの上にSACHSロゴのレリーフが入っています。これはドイツ人良くやった!ダンパー本体は見えないけど”付いている”って事が外から見えますから、ドイツSACHS社(SRE社含む)からのPorsche(ヴァイスアッハ含む)への積極的なアプローチ(営業活動等)の成果だと思います!ドイツSACHSの皆さんには、引き続き頑張って欲しいっ!さてさて、COXさんのショウルーム!近々掲載しますが、もう1台!SACHSダンパーが装備されたマシンが置かれております。(もう興奮っ!)で、ご提案なんですが、、、、最近プラネタリウムでお泊り!とか流行ってるらしいじゃあないですか!だったらですね、僕は是非COXさんショウルームにテント、、はいらないや、寝袋で一泊したいですね。憧れのマシンを見つつ眠りにつく、、う~ん興奮して眠れないかもね。(あはは)渦尻CEOっ!素敵な風景をありがとうございます。感動しました!

撮影協力 COXコーポレーションさん(秦野ショウルーム)

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続いてP‘9110!ガジェット感たっぷりの”ラジオ&オーディオ”メーカーETON(イートン、USAとカナダで展開)社から発売されるPorscheDesign社製ラジオP`9110.です。コードネームの発想は現地の電話番号(日本で掛ける119番)からでしょう。個人的に欲しい逸品です!(afimp誌の熊崎副編集長も欲しいそうです)デザインとファンクション(手動発電)ツムアルゼー首脳陣の傑作品じゃあないでしょうか?是非とも地震大国の日本にも導入して欲しいですね。僕は買いますっ!

ETON CORPORATION

ダンパー性能の前に、先ずはタイヤをしっかり知りたい。

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サスペンション(ダンパー、ショックアブソーバーとスプリング)の役割&性能を大きく分けると、走行振動の制御(乗り心地)が1つ。そしてもう1つが、ドライバーの入力操作(アクセル、ブレーキ、ステアリング)とタイヤの接地面動態(進む、止る、曲がる)をコネクトする事。この2つめのアクティブ動体制御の要って何?と考えるとですね、ダンパーより、、とは言い辛いけど結局タイヤ&接地面、、、、、「そんな事知ってるよ!」と言われそうですが、じゃあどうすれば良いの?と聞かれると僕は明確に答えられません(スイマセン)と、言う訳でですね、今年からこの本牧戦線SachsBlogにMichelinJapanのブランドエヴァンジェリスト(正式な肩書きはマーケティング部ブランドコミュニケーションスペシャリスト)の橋本さんにモロモロお聞きしたい!と勝手に思っておりますので、橋本さんっ!宜しくです。