「SACHS INSIDE」カテゴリーアーカイブ

週末はカレラカップ(第7戦Sugo)。

853-1

今週末の土~日曜日(23&24日)仙台菅生サーキットにて100%SACHS/SREダンパー装備のポルシェカレラカップ第7戦が開催されます。カレラカップラウンド中、最も過酷なステージ(何せ暑い&天候不順)です。しかもここでのポイントは折り返しの後半戦において非常に重要、、と、言ったキーセクションでもあります。森の都”仙台”で繰る広げられる暑い、、X。熱い戦いに期待しております。更に、同日併催されるGT戦もお見逃しなく!今回からGT300に投入された新型997GT3R!勿論SACHS標準装備です。皆さん頑張って下さい!そして応援宜しくお願いします。

1897年 Torpedo.

838-1

ウインブルドンが閉幕してワールドカップ頂上決戦。一息つく暇もなくツールドフランスが始まっています。永い寝不足(KEOさん大丈夫?)が続いてる方、結構多いんじゃないでしょうか?ハイエンドスポーツ、、観出したらキリないので僕は”出来るだけつまみ食い”を心がけております。さて、ツールドフランス!有力チーム詳細は最近全く解りませんが、ハードウエアの精度&性能が勝敗を別ける「道具の勝負」と、マシン(自転車)と人間のドラマティックなインターフェイスが僕の興味をドコロです。そして”もう一つの興味”が、、、例の如く装着率!各チームのマシンに装備されたコンポーネンツ(駆動変速系部品>前後のディレーラー、シフター、クランク&BB、チェーン、カセット&ハブ)でありまして、皆さんご存知シマノ、カンパニョーロの2大ブランドの他に、いよいよ(やっとかな?)頭角を現したブランド!それが僕の最大の興味であり、40数年生きてきて一番の後悔事でもあります。

その名はSRAM(スラム)、、、前身はSACHS(ザックス)。

15年前初めてドイツ、シュヴァインフルトのSACHS社を訪問した際に「御社の自転車部品を取り扱わせて欲しい」と切り出した僕に当時の担当者は残念そうに「一週間前に自転車部門の売却が決定しました、決定を覆す事は出来ません、、私も残念です。」と。ドイツ渡航前にSACHS自転車部門アジア地区セールスマネージャーのペータさん(Mr、PeterMay)と打ち合わせした際に「本気だったら早くドイツに行って欲しい。出来るだけ早く!」、、、彼が急いでいた理由がドイツに行くまで解らなかった。渡航が一週間早ければ何とかなった?そんな考えは後の祭りですからね、、今はただSACHSの流れを汲むSRAM社を応援するだけです。さてさて、話はツールドフランスに戻ります。2010年のエントラーチーム中、、確か3チーム(参考/八重洲出版サイクルスポーツ誌/近藤女史に感謝)だったかな?シェア率といったら先のニュル24時間と同じくらい(10%未満)です。でもそれでいいんです。少数精鋭で勝てばインパクトは大ですから。画像は今から113年前のSACHS(F&S)社が開発した自転車用のハブ”トルペード式ハブ”です。これ、世界初の画期的なシステムを搭載しているんですよ。今では普通ですが”ペダルを漕がない時に空回り”、、「それ当たり前」って程普及しているSACHSの発明の一つです。”移動手段をより快適に!”このSACHSの企業理念は100年以上変わる事無く掲げられ、この先100年も揺らぐ事はないでしょう。

1897年 Torpedo Fichtel&Sachs

灼熱の戦い(2010GtiCup第2戦/筑波)。

836-1

昨日、筑波サーキットで開催されたGtiカップ第2戦を観戦&視察してきました、、、凄く暑かった、、、夏のレースはマシンにもドライバーにも観戦者にも過酷だ!と言う事を再認識したレースデイでした。推定路面温度50℃の中、全車ザックスレースエンジニアリング(SRE)社製の1wayCup専用ダンパーが搭載されたGti(5&6)によるレース。第2戦のウイナーは、やっぱりヴェンチラー浜崎さんでした。

836-2

S印が大きく掲げられたBASISさんのマシン。ドライバーさんは7年ぶりの筑波サーキットだったようですがブランクを全く感じさせないリズミカルなマシンの動きに見惚れました。サイドウインドから覗くジェットヘルも格好いい!

836-3

ゼッケン00!事実上のワークスマシンを駆る”モーターライフジャーナリスト島下さん”も大健闘!ご苦労様でした。継続は”ちから”也。しかし、、マシンの自立制御との葛藤、、僕も観ていて痛感しましたよ

836-4

今回のウイナー!ヴェンチュラー浜崎さんのマシンです。次回に浜崎さんに会った時にはSRE社の1way減衰調整式Cup専用サスペンションセットの優位性と、Cup専用サスペンションセットの兄弟製品であるRS-1のパフォーマンスを大いに語って欲しいな。と、思ってます。ヴェンチュラー浜崎さん宜しくね。今回のGtiカップ、実は久々の現場でして誰か知っている方居るかな?何てきょろきょろしながら歩いてましたが旧知の同士が沢山で嬉しかったです。imp熊崎編集長、カメラマンの田村さん、ルボランの相澤さん、萩原さん、レーサー坂本さん、小倉さん。皆さんこれからも宜しくお願い致します。

bond-MINI”RS-1”試乗会、ご来店の皆さんに感謝。

830-1

先週末の土曜、日曜に埼玉県のbond-MINIさんにてR56+RS-1の試乗会を開催させて頂きました。ご来店頂いた十数名のMiniオーナーさんに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。またご来店頂いた半分のMiniオーナーさんが試乗を遠慮された、、、と、言う話を後から聞きました。原因は本牧R56デモカーがマニュアルトランスミッションだったから、、って事らしく、これには僕も参りました、、全て僕の責任です。そもそもRS-1のデモカーは3年落ちの中古車でして、走行距離は2万キロ弱(だったかな?)。サスペンション(&タイヤのリフレッシュ)のアップグレードタームにばっちりの車両と言う事で静岡のガルフストリームさんに今後の試乗会スケジュールに間に合う様、緊急手配して頂いた車両です。それがたまたまマニュアルミッションだった訳で、、、マニュアルだったらRS-1以上のSRE社のヒット商品”PCS(パフォーマンスクラッチシステム)”の装備も可能でうれし~、、、等とぬか喜びしていた僕がバカでした。現Miniオーナーさんへの配慮が欠けておりました。せっかくの休日にご来店頂いたのに、本当に申し訳ありません。サスペンションの説明、製品特製を見えない相手に書き説明するって事はとても難しく、大枠が”感覚の問題”であり、それは”何をどう感じるか?”と言った”心の問題”でもあります。僕がOKでも相手はNG!よくある事かもしれません。個々に培った経験値が違いますからね、ですから先ず乗って頂きたかった。ご自分で体感して頂きたかったです。次回のbond-MINIさんの試乗会時には、僕又は内田が試乗専属ドライバーとして立ちますので宜しくお願い致します。週末のご多忙中にも関らずRS-1&R56試乗会を開催して下さったbond-MINIさんに感謝!本当にありがとうございました。この後、中国&四国&関西&東海地方の試乗会を経て、再びbondさんでの試乗会をお願い致します。

832-1

先に開催されたドイツ、2010ニュルブルクリンク24時間耐久レースでの1コマです。SAFのエースフォトグラファー(実は女子)が眠気と寒さに絶えながら切り取った”力作”。実は渡航前に「ゼッケン144と145は必ず押えて下さいっ!マシンはR56ミニで―す。」と、伝えたのですが「乗用車は全く区別がつきません(専門がフォーミュラの方なので)、、、ゼッケンだけで追います。任せて!」と、頼もしい返答の元、無事画像が届きました。いつもありがとーございます!さて、画像のゼッケン144番R56Mini!ドイツのシラーさんが走らせているマシンで、ザックスレースエンジニアリング(SRE)社の4wayダンパーが搭載されています。このマシン(&同型の145番も)こそR56用RS-1の動体データベースとなった車両、、、勿論ドイツサイドからは一切インフォメーションされておりませんが、ドイツSREの製品開発進行と、シラーさんのレースプロジェクト(2009年のニュル24も参加)がオーバーラップしておりますので僕の読みはあながち間違いではないでしょう。昨今のニュルブルクリンク信仰はもうご存知の通り、ここで”しっかり安全に走れるフットワーク”って事が絶対的な性能評価になっております。「あのー、、僕ら日本しか走らないよ、ニュルの優位性?意味あんの?」って方も多いかもしれません!おっしゃる事も十分解かります。しかし、性能は邪魔になるものではありません。実証された可能性(ポテンシャル)は使わなくても携える事で安心感に繋がるはずです。シラーさんのマシンに装備された4wayダンパーデータを元に、一般市街地での走行レートをトレースしてスプリングと、減衰レートの幅を適正化したドイツSRE社のRS-1!静かにブレイクの兆しかな?

タンブリーニのF4にも付かなかった超高額なSACHS.

828-1

付かなかった、、と言うか(コストが合わず)付けられなかった。と言うのが実際かもしれません。画像の部品が”それ”なんですが解かりますか?ドイツ、ザックスレースエンジニアリング(SRE)社が某MotoGPのマシンに搭載するべく開発した左右独立4way(伸び&縮み+ハイ&ロー)減衰制御が可能なフロントフォークのボトム部です。、、、何でハブ軸&ステアブリッジで固定された左右のフロントフォークの減衰を変える必要があるのか?、、、えー多分な話ですが、クルマのタイヤと違いバイク用タイヤはバンクして面圧を稼ぎますから、左右、、in&out又は、旋回中であれば上&下となるのかな?タイヤゴムの僅か数ミリのタワミに対して完璧なコントロールを可能にする為、、かもしれません。で、この製品、僕の知る限りmotoGPには供給されておりません。価格が高すぎたのか?現場の要求がそこまでの性能を求めていないのか?こればっかりは解かりません。

念願のクラス優勝。

822-1 822-2 822-3 822-4

全日本ラリー選手権(JRC)にSACHSダンパーを装備して戦う小さなマシンにフォーカスしてみました。今回のlog画像は全てフォトグラファー宇留野さんの作品(何時もありがとー)です。ラリー北海道、JAF-JRC/JN2クラス優勝!天野選手、井上選手おめでとうございます。

アニョキング戦記/武士(もののふ)編に注目!

813-1

今頃ルマンは前夜祭で盛り上がっているハズですが、今回はベンツの凄いモデルに注目してみました。画像は某日の本牧BASEで秘密会議を終えた”アョキング大統領”のマシンC63です。このAMG/C63!実は凄いんですよ。何てったって純正でザックスレースエンジニアリング(SRE)社が仕立てた電制ダンパーを搭載してますし、その制御に添うように”通称100万円デフ”と呼ばれるドイツ製ドレクセラーが搭載されています。ダンパー&デフの調律は100%完璧で、乗る人が乗れば(要求入力/速度に達すれば)まるで生き物のように”ぬる~っ”と、車体が身を捩る、、?言い方が変でした。クルマ自体がバイクでハングオン旋回するような感じで、クリップをなめるようにカーブする、、そんな幻影を残して走り去るC63!これ以上何もありません。、、と思っていました、、このマシンが出現するまでは、、

813-2 813-3

SLSです。撮影は全てアニョキング大統領!兎に角っ、アニョさんの写真力に完全にヤラレました。SLSいいですねー。SREのダンパーが標準搭載ですしねー。僕はアニョさん(本業写真家)の決断を待ちます!是非SLSを購入をしてですね、現代のDavidDouglasDuncan(デヴィットダグラスダンカン-写真家。W196初代300SLのカタログ撮影のカメラマン。ファインダー越しに観るそのマシンに一目ぼれして購入。その後300SLと共に世界の果てを目指して写真旅行に出る)になって欲しいです。で、写真&レポートの続きは下記リンクからご覧下さい。ついでに僕のSLS妄想大ハズレ編もリンクしておきます。ベンツを!メルツェデスを!アーマーゲー(懐かしー)を!そして全てのHWAファンに観て欲しいです。鉄の結束!魂のエンジニアリング!ドイチェラレンドウーバアーレス!!ベンツ最高ー!ポルシェ博士万歳っ!(完全にシュトウトガルト住民になっております)

6月6日、大阪舞洲でお待ちしております。

809-1

ほぼ準備完了です!今回の出し物はRS-1が装着されたR56です!どしどし試乗してください。日曜日、afimp(オートファッションインプ)誌主催、impスーパーカーニバルでお待ちしております。

810-1 810-2

昨年のimpさんイベント詣でのタイトルは”三蔵法師不在の西遊記”でしたが、今回は違います!題して”繰り上げ三蔵法師(新社長就任故)の西遊記”と言う事でお願いします。因みにドイツ人にも西遊記がご理解頂ける様に簡単に説明します(最近ドイツ語でご覧になられる方々が増えておりますので)。※以降ドイツ語圏の方々への簡単説明。中国発祥の童話「西遊記」、それはドイツ発祥のブレーメンの音楽隊(BlamenFÜNF)とよく似たお話です。で、本題の西行きですが、明日の大阪舞洲で開催されるimpスーパーカーニバルに参加する為に前入りします。当日は会場内でテントブースを設営致しますが、テントの中には面白いモノは大してありません(断言)!テント脇、、と、言うか会場脇の駐機場に試乗車(R56Mini+SRE/RS-1)を待機しております。どうか、1人でも多くのご来場者様、勿論業界関係者も大歓迎ですから乗ってみて下さい!宜しくお願い致します。念の為、当日の人員配置を説明致しますと、一般ご来場者(コンシューマ)様試乗&製品説明ドライバー内田/カメラ東海林。関係者(プロ)試乗&商談(あはは)東海林/カメラ兼。そして新社長は挨拶周りに徹する!と、いったフォーメーションを組んでおります。因みに3人共ZFジャパン広報部、佐々木課長様から頂いた”さわやか系ユニフォーム(空色のポロシャツにZF-SACHSロゴ)”を着用しております。SACHS(ザックス)製品に限らず、株式会社ハンズトレーディングの取り扱い製品で「ちょっと気になる&教えて欲しいな」って方は迷わず”空色ポロシャツの3人”を探してみて下さい。解かる限り、即答出来なければ後日ご連絡で対応致します!その際、ポロシャツの衿を立てるor折?は個人の好みに任せてあるので突っ込まないで下さい。さて、画像はSAFの偵察機と輸送機(定員乗車&テント一式搭載済)のタキシング風景。R56とは明日、現地で合流致します。それより、、只今午後2時26分、、早く出発しないとまた晩御飯難民だよ、、。

Stand / as of March 2010(Products and Facts).

807-1

ドイツのザックスレースエンジニアリング(SRE)社からCDカタログが届きました。生粋のレース専門会社ですから製品構成の頂点にはF1を含むフォーミュラから始まりレース&ラリー、そして1way減衰&車高調整サスペンションセットRS-1を含むストリート用製品の3部構成。個々の製品構成にはダンパーとクラッチが準備されております。先ほどCDの中身をパラパラ観てみましたが、レース用製品は凄いですね~今までみた事の無い全く新しいデザインのダンパーを数種発見しました。構造やファンクションは全くもって解かりませんが、これを使うプロコンペティションチームの方々には、”まさに新兵器”なんでしょう。で、その新型ダンパー(のようには見えない製品)の価格はいくらかな?と、社内の内田さんと会議した結果「新型ダンパー1本=ライカM9(本体)相当でしょうね、、」と、言う結論に達しました。正確な価格は不明ですが、共にドイツの一級工業製品、光学(ウエッツラー/ライカ)と振動(シュヴァインフルト/ザックス)の精密制御機械。最先端技術を永年蓄積された経験地(ベーシックな技術)で包み込んだ”使う人優先”の製品。そういった製品思想は当然RS-1のセットアップにも反映されています。最先端の先に見える性能とはタフなユーティリティーであり、円熟した技術所有者のみが具体化出来る”懐の深さ”ではないでしょうか?