「SACHS INSIDE」カテゴリーアーカイブ

Porsche996GT3Cup-SRE Damper.

SACHS PORSCHE WERNHER

オーバーホールでお預かりしている996GT3Cup用のダンパーです!クライアントさん並びオーナーさんのご好意でSachsBlogにて掲載させて頂きました!997GT3Cupのシンプルなダンパー(フロント倒立、前後減衰調整ナシ)に比べ、996のコレは何時見ても凄いですねー。格好良く見えます。2Way減衰調整の制御と、リザーブタンク装備、、この装備と制御が無ければマシンがコントロール出来なかったからだと僕は普通に考えています。

SACHS PORSCHE WERNHER

H&Rのスプリングには剥がれかけのPCCJ認証のステッカーが見えます。

SACHS PORSCHE WERNHER

リア側のスタビリンケージブロックにはしっかりPDのレリーフが見えますねー。ヴァイスアッハ(ポルシェモータースポーツ)純正部品の証です。

愛しのロクサーヌ(AMG/C63)。

昨年よりAMG/C63専用スプリングをアイバッハジャパンの協力の元、開発進行を進めておりまして、途中担当者の人事異動等がありスケジュールが大幅に遅れましたが、、やっと、よーやく、完成の目処が見えてきました。詳細は後ほど(専用ページ作成中)ご案内申し上げますので宜しくお願いします。先ずは多大なるご協力を頂いている本牧大本営提督こと”アニョキング提督(下画像)”に感謝!いつもありがとーございます!

アニョキング

「ショウジ中尉殿!ココに書かれているPatrik Peschl(パトリックペシェル)ちゅーのはドイツハンスヴェルナーアウヒレヒト騎士団(技師団)の一人かのおぅー、、」とはご存知”アニョキング(C63オーナー)”談。HWA社の何たるか?をちゃんと理解しつつ、開発側の使用想定通り、、つまり457psを”きっちり使い切る”正しいC63オーナーさんであります。バランスの取れた手組エンジンがデリケートか?といえば全然そんな事なくて、そこはドイツ製品!武人の蛮用が通じるタフなマシンでありました。で、当然のことながらC63!SACHSダンパー標準搭載です。僕も数回乗らせて頂きましたが”欲しい”と素直に思うマシンです。僕には愛しのロクサーヌ!なのでありますが、当のアニョさんは昴(限定S206)に乗り換えがほぼ決定したらしく、気分はシェイプオブマイハートなのかもしれません。

SACHS

C63純正フロントストラット画像です。ラベルにはしっかりSACHSとプリントされていて一安心。構造は至ってシンプルなツインチューブな筈です、、が、ザックスレースエンジニアリング(SRE)社がセットアップに関わった逸品です。どれだけ凄いのか?の質問に簡単に答えると、対抗メーカー製品の納入価格より2桁高い。って事になります。

SACHS

ストラットラベルの拡大図です。記載された品番(80 1404 001 347)をWebcatで検索しても出てきません。完全AMG専売です。

SACHS

勝手知ったる本牧埠頭B突堤(関係者外車両進入禁止)に潜り込んで、キリン(ガントリークレーン)をバックに一枚写してみました。雰囲気ありますねー。数センチ下げられた車高(車高に拘った訳ではなく結果なんですが)に気が付く人はC63オーナーさんくらいでしょう。佇まいに凄みが増した感じです。C63専用アイバッハスプリングの詳細は後ほどご案内申し上げます。

Schweinfurt004(SACHS-Headquarters).

Schweinfurt SACHS シュヴァインフルト

WW2の爆撃を奇跡的に逃れたF&S(旧社名、フィツテイルウントザックス)の煙突、、シュヴァインフルトの平和を願うシンボルとして市民に親しまれています。WW2当事の戦略として「機械、部品工場を徹底的に破壊せよ」の下、激しく壊された街にあって煙突だけ残ったそうです。あとは壊滅だった、、。と聞くとですね、同じ敗戦国同士相通じる感情が込み上げてきます。積み上げてきた設備と技術と多くの技術者を失いつつも、戦後間もないWGPで活躍した無敵のW196(直噴直8のレーシングメルセデス)がドイツ国民のプライドと希望だった事を聞くと、SACHS(W196にSACHSダンパー装着)も希望の一端を担っていたん事になりますね。因みにW196の基礎(W25)設計はポルシェ博士だったと思います。

Schweinfurt SACHS シュヴァインフルト

社屋前景、、じゃなくて玄関の一部です。工場ツアー4回、R&Dセクション視察3回も経験しておりますが社内は全て撮影禁止の為、画像は一切ありません。今回はザックスレースエンジニアリング(SRE)社のファクトリーにも潜り込んでいろいろ見てきましたが全て機密であります。唯一の文字で書けるニュースとして、秋頃から、某ドイツのポルシェチューナーとテストを繰り返しているコイルオーバーサスペンションセット”RS-1”のポルシェ用新製品が来年中に僕らからもリリース出来るかもしれない、、と。997GT3CUPの運用期間があと一年ありますから、僕的には早くーと言った感じで見守っております。

Schweinfurt SACHS シュヴァインフルト

重厚なドアノブにはシュヴァインフルト(SACHS)の紋章がレリーフにされております。鷹なのか?鷲なのか?と聞いたらAdler(ワシ)と教えてくれました。伝統と意味があるこの紋章が僕は好きです。

Schweinfurt SACHS シュヴァインフルト

エントランスにディスプレイされたSACHS社ヒストリーの一部。

Schweinfurt SACHS シュヴァインフルト

2代目のウイリーザックス氏画像です。奥様はオペル財団の令嬢。当然後に続く3代目が居るのですが、、SACHSの公式社歴からは抹消されていますが、、何故か?(偶然)自宅の本棚にSACHSの3代目であるギュンターザックス氏が数多く掲載されたビジュアルブックがあるんですよ。この出会いは自分でも怖くなりました。3代目ギュンターザックス氏に関しては次回までのお楽しみでお願いいたします、、凄いですよ!

岩田先生のA4B7再び。

SACHS WERNHER

実に、3年ぶりの再会(マシンのみ)でした。数年前に”惜しまれつつも完売”したSRE製RS(減衰固定式)サスペンションセットのオーバーホールを、クルマごと(凄)お預かりしました。今回のA4B7&RSサスペンションセットのオーナーさん、製品がセットアップされて直にご予約頂いた一番最初のユーザーさんでありまして、思い出も一入。既に21万キロ!(凄)を走破したマシンのリフレッシュメント(マウント&一部アーム交換)と同時にダンパーオーバーホール、、過酷な状況にありましたがアネブル蘇武さんの手で完全再生されました。そして作業はアデナウさんにてお願いしました。

SACHS WERNHER

SACHSロゴステッカーとアデナウさんCUPカー(997GT3CUP)。その共通点がどちらもザックスレースエンジニアリング(SRE)社製のレーシングダンパーを搭載しております。更に細かく言えばB7の前後ダンパーと997GT3CUPのリアーダンパーは同じ構成部品でセットアップされています。

SACHS WERNHER

A4B7用のRSダンパーは、ドイツSRE社のRD(Racingdamper)シリーズを部材とした100%レース用パーツで構成されています。タフでなければレースで勝てませんし、そもそも使えません。タフなハードウエアで繊細なソフトウエア(緻密な減衰設定)を超スムースに動かす事。これがRSダンパーの真髄でしょう!岩田先生っ!鹿児島から島根に戻られたのですね。次回は松江でお会いしましょう!!今回もありがとうございました!

Mr,Bernd Grasser (Senior Manager ZF Services)

Bernd Grasser

ドイツ、シュヴァインフルト地獄の森(店舗名ね)レストランでシュニッツェルをかじりながらビールを飲み、翌日SACHS本社社屋会議室でコーヒーを飲みながら、そして銀座で天ぷらをつまみにビールを飲んでのコミュニケーションで発覚した事が、、僕とグラッサーさん実は同じ”挫折感を抱える(あははー)”同士でした。正確には”やり残し感”が正しいかもしれません。16年前に解散(売却)したドイツSACHSの自転車パーツ部門(現SRAM社)にグラッサーさんが在籍していて、SACHS独自の先進性を備えたイージーバイキング(フルオート電制シフター)プロジェクトの真っ最中に突然部門売却。グラッサーさん曰く「しょうがないよ、ボードの決定は何時も突然だからさ、、でも、やりたいことがまだあったのは事実。」と、クールな鉄人!エクストリーム系スポーツ(マウンテンバイク、スキースノーボード、ウインドウサーフィン)に没頭してストレスフリーなんだそうです。”それでいいのかいね?”と聞く前に、彼から「実は僕の息子が学生しながら、trainee(研修生)としてSREで働くことになったんだ。」と。同じブランドで”モノ創り”をご子息が引き継ぐのであれば、それ以上の幸せはないですからね。
※グラッサーさんの愛車(マウンテンバイク、コンポーネンツは当然SRAMでした)詳細と、SACHS~SRAM騒動は下記リンクをご参照下さい。

SACHS BIKE PETER MAY

で、僕とグラッサーさんの共通の知人(であることを彼は知らない)ペーターメイさんの名刺画像です。当時のSACHS自転車パーツ、アジア地区担当ペーターさんからこの名刺を受け取ったのは16年前、、、未だ捨てられないんですよ。チャンスを逃した悔しさは勿論ですが、二度と同じ轍を踏むまい!といった戒めの為にとってあります。さてさて、現在のペーターさんは何と!SRAM社に勤務(重役のようです)とグラッサーさんから聞きました。旧SACHS自転車パーツ部門の流れをしっかり汲んでいる、、名前は変わっても製品の精度と、先進性はしっかり受け継がれているようで一安心。カンパニョーロ、シマノのツートップの後方で、淡々と過激な製品を送り出し、ツールドフランス有力チームを優勝に導く。カンパ&シマノ陣営が「製法も解らないが、そもそもソノ意味が解らない、、」と言わしめたSRAM独自の超絶インゴット削りだしリアカセット(モノブロック多段歯車)の”ソノ意味”はユーザーが勝利した後にしっかりついてきていますから、市場ツートップから観たSRAMは”非常に薄気味の悪い3位”だと思います。そう言った意味では僕らSACHS(日本のアフターマーケット)も、大手2大ブランドのビルシュタイン&KWの遥か後方なのか、又は違う方向を行く”不気味な存在”であり続けたいと思っています、、、そんな考えでユーザーの支持が得られるか?答えはYesですよ。僕らのSACHSユーザーは”ソノ意味”を知っているハズですから。

彼女のサンロク。

SACHS BMW 二課長

おじさんだらけのブログにサヨナラ!おじさんじゃんかよー!!!と言う声が聞こえてきそうですが、、彼はただのおじさんじゃありませんよ。SACHSブログレギュラーメンバーで、所属は四日市総本山(ピレリ四日市さん)の合計18祈祷(気筒)の経典修行僧。僕と同じ変なデジカメ(SONY/DSC-R1)フルオプション同士で、今回はV8のE36(アルピナ)を駆って富士スピードウエイに集合してもらいました。これでピレリ四日市の山本社長より多くお会いした事になりましたねー。ざわっちさん次回も宜しくデス!

で、本題の”彼女のサンロク。”

SACHS BMW 二課長

霧の富士スピードウエイに佇む後姿。白いブーツ、、じゃなかったボディに大きく貼られたS印&SACHSロゴに注目して欲しい!こんなに大きくS印を掲げているマシンは僕らのレジアスエースと、このE36たった2台じゃないでしょうか?えー、、別に罰ゲームとかじゃないんですよ。普段の通りです。

SACHS BMW 二課長

ミッドハイトのウイング下、トランクリッドに貼られたS印&SACHSロゴにも注目して欲しい!「あ!時計はカルチェですね」とかのコメントは不要です(念の為)。えー、、何度も言いますが罰ゲームじゃありません。普段の通りです。筑波2000で1分06秒コンスタントです。

SACHS BMW 二課長

じゃじゃーん本人登場っ!僕らの元同僚”Nika店長”です。一時でも同じ釜の飯を食った同士の結束を大切にしたい。その思いに応えてくれて登場して下さったNikaさんにありがとー。これで”おじさんだらけのブログ”から脱却できるかもしれまい、、、。で、Nikaさん登場でweblogアクセスが飛躍的に伸びたら彼女もレギュラーメンバーとなりますので、方面各位のご協力宜しくお願い致します!

SACHS BMW 二課長

さてさて、この実戦的でリアルアスリート然としたチューンドE36/328Coupe(A/T)!オトコだろうが、オンナだろうがそんなの関係ない。そもそも他人が入り込むスキも無い程”人(Nikaさん)と機械(E36)”の密接した関係が構築されている事はご理解頂けるでしょう。マシンを自分の分身、もしくは身体の延長と言い切る彼女。そのクルマに対して真っ直ぐな姿勢が、僕にはどーしても深井中尉とスーパーシルフの刹那感を想像してしまいますが、、まあ”理屈抜きで兎に角格好いい”彼女とサンロク。なのであります。と、今回はこんな風のご紹介って事は、、次回もあります!Nikaさん引き続き宜しくです!乞うご期待!