「SACHS INSIDE」カテゴリーアーカイブ

幻の逸品(俺の無念)

本当に残念なのですが、SACHSにおける機械式オートバイ用コンペティションダンパーは過去の産物である事が確定しました。残念でなりません。コンペティションバイクダンパーは常時演算アクティブ稼動の電子制御時代に突入します。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー左右のフォークは完全独立調整の4way。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーリアダンパーは数世代前のF1ダンパーをそのまま転用。こちらも4way。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーインターナショナルドイチェマイスターシャッフェン(IDM)にエントリーしていたイングハートさんのMVです(現在はHondaのマシンを運用中、SACHSとの開発パートナーシップも解消)。この製品構成をですね、自分で扱う予定をしていました。設備投資として、MV数台を買わなくちゃ、、の寸前でドイツサイドの計画中止を聞きまして、買う前でよかったじゃない?と、今は開き直ってます。機械式(オリフィス制御)の優位性は勿論、ドイツ人も解っているのですが、コンペティション、常に先を行く先進性技術のみが生き残れる世界では、これを今から創る意味が見当たらない、、、と。趣味の需要は沢山見えるのですが、レース製品のようなホビーレーサー(超高額趣味)向け製品なんて絶対に作らないのがSACHSですからね。仕方ありません。きっぱりあきらめました!あきらめたら”好きなバイクを買う事が出来る”。僕に与えられた福音です。

先月のモーターサイクルショウ2013にて

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー決算を控えた先月末、東京ビックサイトにて開催された東京モーターサイクルショウ2013に静かに(笑)訪問。最新のバイクを眺めつつ、ミシュランジャパンさんとの定時打ち合わせが目的でした。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーで、もう1つの目的がコレ↑。実際に観て自分の妄想のような将来、つまり実現しない事をキッパリあきらめる事でした。五木寛之先生曰く「あきらめる=明らかに極める。」らしいので悪い事ではないと思いますが、事実は結構残酷なんですよ、、まあ、コレ(AgustaF3)を自腹で買ってからプロジェクトが中止!、、にならなくて良かったのですが、、今回はじっくりマシンを見ながらモロモロ考えてしまいました。詳細は何時かお話しますよ!例によって僕の失敗談ですから超面白いと思います(あはは)。因みにこのアモーレなF3!小さな3気筒エンジンのクランクは逆回転します。バイクに乗っている方なら逆回転の恩恵が瞬時に解るでしょう。スロットルオンでリアトラクション、スロットルオフでは穏やかなフロント荷重。そーゆー事です。ちょっと乗ってみたかったなー、、と思いつつ、そもそも僕には似合わない事に気づきました。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーさてさて、毎回お世話になっているミシュランジャパンの橋本さんです!今回のエキシビジョンでミシュランの新作が発表されましてココにいらっしゃる、、と。熱心なユーザーさんから質問攻めですか?の答えに「ショウジさん、今、バイクを趣味とする方々の多くは、既に自分の答えを持っていて、それを確認しに来ているようですよ。大半の方が僕の答えを聞いて否定してました(苦笑)」と。その話、、何となく僕も解るんです。日々進歩する技術理解に追従しきれなくなって(なのかな?)、往時の技術を自身の信奉としてしまう感じ。”趣味だからストイックでいいのさ。”勿論これは僕も大賛成!しかし、マシンの進歩以上にコンポーネンツ(部品)の進歩は速いんです。特にタイヤの技術は全ての性能目標の中心にあるパーツですからミシュランブランドを信じて最新作を安心して使う事が最善でしょう。僕はそー思って実行してます。ミシュランジャパンの橋本さん、今回はありがとーございました!オトコのカワサキZ1を買い戻してバイクライフも是非っ!、、僕もF3に変わるバイク買わなくちゃ!

BMW HP4 !その先進性に触れる

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー2年程前からドイツZFレースエンジニアリング社(旧SRE)のノルベルト社長が「ショウジサン!今、BMWのバイク用ダンパーを電子制御化するテストを続けているんですよ。供給はロングツアラーとエンディューロモデルからスタートします。最終的にはフラッグシップスポーツ(次期HPと言う事)にも装着して行きますよ!」と、嬉しそうに話していた事を思い出しました、、。こんなに早く出来上がっちゃったんですね。これじゃーね、機械式の4WAYなんて必要なくなっちゃう訳だ。そー言えば!昨年末ドイツZRE社を訪問した際アフターマーケット用バイクダンパーの開発を中止と聞かされたっけ、、、今になって1人納得しています。無段階常時演算減衰、、無敵であります。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーZF-SACHS製HP4用フロントフォーク。勿論左右にセンサが内臓され独立制御されているはずです。これが出るまでレース用の機械式4wayフロントフォークが欲しくてたまりませんでしたが、もやは過去の産物に過ぎません。技術の進歩は人の価値観まで変えてしまう。を実感。、、少し涙。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーリアダンパーユニット。トラベル(ストローク)センサーを装備した秀作です。本牧時代の恩師”アニョキング今市”ことアニョキング先輩曰く「バイクの制御介在って、どう体感できるのかな?」と質問されましたが、答えは簡単です。”制御されている事に気が付かなければバランス成功。つまり本人のライドスキル以上にスムースで速い。間違いありません。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーHP4DCC(Dynamic Damping Control)制御系統図です。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー先に東京ビックサイトで開催された”東京モーターサイクルショウ2013”の一コマ。ダンパーリザーブタンクに貼られた”BMW+S印SACHS”のロゴが見えると思います。この近さが不気味に感じるのは僕だけでしょう、、で、この書式は自動車のBMWでは一切使われておりません。バイクだけ、これなんですね。更にリアダンパーレイアウトを側面から。

暴風の某日、秦野のCOXさん訪問

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー年度末進行中、モロモロの打ち合わせでCOXさんに訪問させて頂きました。駐車場には綺麗に車高が下がったVW-up!が。詳細は、、今はまだ見なかった事に、、。と何時ものお約束が秦野COXさんのスタンダードであります。因みに今年9月に富士スピードウエイにてVWフェスタが開催される事も、、?

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーで、(会議内容は極秘)無事打ち合わせが終了致しまして、年度末の3月が如何に”厄介か”が確認出来た次第であります。月末までは頑張って当月(当年)の売り上げに専念、、。開けて4月の7日までにドイツ人から「どーするの?どーやるの?スケジュールは?」と突付かれている案件に取り掛かりますっ!頑張れ!俺。

formulastudent

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーフォーミュラスチューデント!学生さんの手作りフォーミュラタイムトライアルが国際的に盛り上がっておりまして、日本では”全日本学生フォーミュラ”として、毎年秋頃に全国大会が開催されております。で、SACHSの母体企業であるZFの現地法人、ZFジャパンさんが今年から正式に全日本学生フォーミュラのパートナーとして登録されました!

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーで、これはドイツで撮影したマシンなのですが、搭載されているダンパーはRD2!ザックスの2wayレーシングダンパー。で、これは昨年までの話でありまして、、何とーー!SACHSのレース部門ZREはフォーミュラスチューデント&全日本学生フォーミュラ専用スーパーライトウエイトダンパー(スプリング込みで460g!)を開発しました!、、局地的に大ニュースだったようです。どうやらZFさんは、その新造スーパーライトウエイトダンパーを将来のエンジニア(学生エントラー)さんに使いこなしてもらって、「ああ、SACHSのダンパーは凄い性能なんだ!」と体感してもらう。そーする事で、彼らが社会人になって(自動車メーカーに入ったら)SACHSダンパーを採用するに違いない!と言う作戦のようです!いんや俺、これ聞いてびっくりしました!コレ完全な包囲網ですよ!、、、このスーパーライトウエイトダンパーの開発の為に僕らの製品(RS-1)の開発が伸び伸びになっているんですが怒る気にもなりません。

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー大会は9月だそーです!学生の皆さん!SACHSダンパーを宜しくお願い致します。

ドイツ経由で来たOPTION誌の掲載記事

SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー某日、ドイツ人からメールが来ておりまして、開いたらコレでした。漢字で書かれたOption誌のコピー!SACHS&86、、え?と良く見たら旧知の知り合い平岩さん(セルモインギング山口トヨタさん)とこのマシンでした!いんや素晴らしい。既にSACHSダンパー仕上がっている!のかは?ですが、SACHSブランド包囲網(多方面攻撃、、笑)は完成しつつあります、、、僕らのは、もー少し後なんですけどね。

VW XL1 Meet Dr. Hackenberg, Board Member of Product Development

超話題のマシン!、、なのかな?世間では違うかもれませんが、僕らの間では絶対的に”魅力なマシン”がVWのXL1です!1リッターで111km走る。これも凄いなーと思いますが、興味ドコロはボディサイズ(凄い小さいんです)デザイン、ディメンション(ミッドレイアウトリア駆動)、そして時代を担う先進性テクノロジー感。更にブログの分類(instaling)通り、ザックスのレーシングダンパーが実装備されております(RDシリーズ減衰調整ナシ、、目視径35㎜)。更に言えばZF製のトランスミッション&旧SACHSのダイナスタート(フライホイルインモーター)、、もう気分はキターーーーって感じです!SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナーで、XL1の正式販売の一報を受けて、興奮しながらフォトショップで作成したマシンがコレです。リアフェンダーカバーを外し、ホイルを大塚社長(チェックショップ代表)の997GT3RSから移植してみました。うーんイイネ!と自己満足。SACHS WERNHER ザックスサスペンション ヴェルナー一方こちらはチェックショップの大塚社長自ら(笑)ZF-SACHS関連業者の僕の為に創って下さった大作です!いんや素晴らしいっ!