赤いモビルスーツのパイロット”シャア大佐”が活躍する宇宙世紀より遥か以前、1900年代前半-第一次世界大戦における赤い彗星/撃墜王の半生を読み終えました。貴族階級-皇位にありながら最前線で戦闘機で出撃、、アニメのシャア大佐の設定とホボ同じでした(笑)。戦闘機(当時は複葉機)の戦術も少し書かれてまして、その戦法は日本のエース坂井三郎(WW2)先生と全く同じ。ポイントは2つ、1-敵機を誰よりも早く見つける事。2-パイロットが目視できるまで/ギリギリまで近づいて確実に撃つ事。機械による敵索が無い時代は全て人力で視力がリアルな戦力でありました。つまり”ニュータイプ”として覚醒するには素質と根性が必要だったんですね。さて、以前に自分も坂井三郎先生に少しでも近づくために昼間の空を眼をこらしながら昼間の星を探し続けましたが、全く見えなかった、、自分はニュータイプじゃなかった(涙)。ここで文章の一節を引用「たいした理由があったのではないが、ある晴れた日に、わが愛機を赤に塗ろうと思いついた。わたしの赤い戦闘機が無条件に誰の印象にも残るようになったので、これは大成功だった。じっさいに、わが愛機は敵側の眼にも留まらずにはいられなかったようだ」<アニメの世界線につながるシーンに思いました。シャア大佐ファンな方に是非読んで欲しい。 日々精進
2025年2月9日追記*目的以外の情報を得られる事が本の良い所。元祖”赤い彗星”ことレッドバロン(マンフレートフォンルヒトフォーフェン)の80機撃墜にもかかわらず敗戦に終わったWW1。敗戦国の生活の厳しさ(1921年12月のパンの価格3.90マルク>1年後の1922年12月には163.15マルク>3ヶ月後の1923年3月には463.00マルク>8ヶ月後の1923年11月には20,100,000,000.00マルク!)故、かの政党が誕生してWW2に突き進む。生活(衣食住)環境、日々の生活を支える国の経済設計/実行が正しければ戦争は起きない事がちょっと解った。