たまにはドイツ車ネタも書かなくちゃ!って事で、ドイツツーレンワーゲンジュニアカップ/VW UP-Gtiワンメイクレース用フロントストラット画像を掲載。自宅にある見慣れた素のUP-Gtiのストラットとは全然違って、つまりレース屋さんの大技です。素(ノーマル)のUP-Gtiフロントストラット(ダンパー)はナックルアーム差し込み式ですが、上レース用はサイドマウント式ナックルアーム(6Nポロの純正部品)に換装されています。レースキャパシティを満たした倒立式ストラット(ダンパー)を装着する為の苦肉の策って感じで絵で見てても凄っ!って感じを受けます。ナックルを換装した事でトップマウントの位置がズレますから(キャンバーとキャスター)オフセットした設計なんですね。で、レースカーの説明書を読みましたらエンジン搭載位置が20mm下がってまして、FFですからエンジン下がればミッション&ドラシャの位置も下がるんですね。厚めのトップマウントはそのかさ上げにも一役買ってるのかも。コレを真似てみよう!何て気は全くなく、そもそも欧州のワンメイクレースカーはFIA-GT3やGT4と違い、若手教育プログラムも担ったレースですので(このジュニアカップは15歳からエントリー可能)往々にして”乗り辛くセットアップ”されている(ハズ)。イコールコンディションじゃないとレースは成立しません。参考にならない参考です(すいません)。
レース&車両の概要はVWファンサイトでバシバシ書かれていると思いますが、ジュニアカップにおける個人的に気になるポイントを少々。その1)コスト、、お高いんでしょ?ってセリフが出そうですが比較的リーズナブルです。車両代金27,500ユーロ+レース登録(チームクレデンシャル&レース毎のホスピ&ケータリング等)7,999ユーロ。1シーズンで使えるタイヤの本数も36本と規定がありますので、お財布にも優しいですね?年間8戦。ニュルGPコースやオッシャーズレーベン等を転戦。もちろん日本人も参加可能ですよ。次の気になるポイント2)車両製作は何処なのか?、、この話は他の人からみたら”マニアック過ぎ”で、webメディアなら”VWレーシング社製”と、簡単説明で終わるかもしれませんが自分にとっては一番興味のあるポイントで、カプリコン社(991CUP製造/仕立て請け負い)かな?と、モロモロ念入りに調べましたら製造元MRD社、、、あの無冠の名車(予選一番時計を獲得しつつも3台全てリタイヤ)VW-Golf Gti35ニュル24レーサー製造元でした。身近なクルマがレーシングカーになってちょっと嬉しかった。 日々精進