画像に記載した000948はザックスパフォーマンスコイルオーバーの製品番号。トヨタ86用ザックスパフォーマンスコイルオーバーから始まったレースパーツとの互換性を持つ第二世代(000品番)のG20用がもーすぐ国内販売予約開始のようです。前回のご案内の続きで今回は個人的見解の初見ライドインプレッション。その前に上画像に戻りまして「スカイライン(V37)みたい」と思った方は造型と容積の視覚認識が鋭い!トランクリッドからリアバンパーにつながる少しエグリが付いたラインはまんまスカイライン。BMW-G20のデザイナーがV37を見過ぎた結果なのか?で、ボディサイズもほぼ同じで、ホイールベースに至ってはG20/3シリーズとV37スカイラインどちらも全く同じ現トレンドの2850mm(因みにトヨタマークX-GRX13系のホイールベースも2850mm)。つまり”スリムなスポーツセダンがBMW3シリーズは過去の話”で911やGOLF同様モデルチェンジ毎に大きくなった結果、現3シリーズにおけるクルマのキャラクターと、ユーザー層(&ニーズ)も大きく変化して居るはず。と、モロモロ自分に言い聞かせ、ザックスパフォーマンスコイルオーバーを装着したG20のドライバーシートに着席。そろりそろりと走り出し、微速域の動きを確認。
仮セットした車高は前後共調整範囲の中間点。「この車高格好いいかも!」とはG20オーナーのB-PLUS大久保社長さん談。「この低さで20インチ30扁平だと相当乗り心地が辛そー」と、思いますよね。自分も覚悟して乗り込んだのですが、微速で店舗敷居の段差を乗り越えた時”シュっと”車体を持ち上げ、片輪の対角線にあるリア側が”スっと沈み込んで”初期の動きのバランスも良好!段差の多い街中&空いている道を踏み込んでも至って快適。普段使いでの支障は全く感じませんでした。つまりG20オーナーの奥様が普段買い物に使うアシとしても乗り心地に問題が出る事はありません。SACHSにおける振動制御は勿論なのですが、車体の剛性感は流石のBMW!486psを受け止める次期M3との共用プラットフォームは強靭で安心感を伴った仕立てに感じました。現在この新作ザックスパフォーマンスコイルオーバーG20用の国内テストを続けて頂いているBMW専門店B-PLUS(ビープラス)さんでは”車高と減衰を再調整”してロードテスト中。そのセットアップを持って専門誌取材も完了。今回、製品のユーティリティー(普段使い/好きで運転しない人にも嫌悪感を感じない)が確認出来ましたので、次回は速度高めのワインディングと、高速道路でのライドテストを実施予定。B-PLUS大久保社長様、スタッフ皆様、引き続きよろしくお願い申し上げます。 日々精進