本日の2冊

株式会社ヴェルナー今必要な情報は、どうでもイイ話かもしれない。と勝手に思い込み、キーボードを叩いてます。本の装丁、これは私が憧れる仕事の一つ。わが青春期を単車と港湾肉体労働に捧げ、そのままインポーター業務に励み、今ではしがない”キモイパーツマニアな卸業”。大学に行けなかった代わりに本を買い、著者の教えを乞う習慣が今も続いています。その知識は誰に言う事でもなく(言えば皆ドン引きですよ)ただただ己の知への鍛錬の為。活版印刷を生み出したドイツグーテンベルクに感謝しつつ、やっぱり読書には”紙の重さ、本の物質量”が絶対に必要だと思います(e-bookには興味がなく、一度も買った事がありません)。さて、紙の本。外箱や表紙を含む全てのデザイン、フォントの設計選択と紙質と、本を仕立てる仕事に憧れます。「装丁道場」は装丁のお手本/教材として、自分が本を書き上げた後、装丁も自分で仕上げる準備。もう一冊の「戦艦武蔵」は信奉する吉村昭先生の代表作で、先に海底にて発見された戦艦武蔵を再検証して”改訂版戦艦武蔵”を吉村昭先生亡き後、自分が引き継ぐべきじゃないか?みたいな錯覚を感じつつ、何度読み返しても恐怖と号泣に襲われる素晴らしい作品。戦時下に比べたら、今尚平和です。諸先輩に感謝。 日々精進