レストア前のエンジン内部

XT500 WERNHER SHOJI忘れないうちに掲載しておこう!と思いつつ、、つい最近画像を発見。2年と半年前、XT500を買って、川越AAAさんにてエンジンリファイン前のチエック画像です。因みにYAMAHA-XT500はドライサンプエンジンで、オイルタンクはフレームの中にあります。メインタンクはガソリンタンクの内側にありまして、オイルフィーラーキャップはトップブリッジとほぼ同じ高さにあります。当たり前ですが全てXT500の為の専用設計。この基本構造を元に、フレームを太く頑丈に(つまり重くなる)したフレームがSR400/500用だそうで、SRをレーサー風に改造する際、Cafeレーサータンクの造型と高いブリッジの位置関係をバランスさせるのが難しいようです。

XT500 WERNHER SHOJI SR AAAさて、1977年製のエンジン(ヘッド部)ご開帳!の図。実走18,000km初のオーバーホールだと思われます。ロッカーアームの消耗&一部虫食い状態。覚悟はしてましたが、、。

XT500 WERNHER SHOJI SR AAA拡大図。

XT500 WERNHER SHOJI SR AAA擦り減ったカムシャフト、、。

XT500 WERNHER SHOJI SR AAA拡大図。

XT500 WERNHER SHOJI SR AAA燃焼室。距離の割りには消耗が激しいとAAAさん談。過酷な状況(ヴィンテージエンディユーロ等)で使われていた可能性と。

XT500 WERNHER SHOJI SR AAA燃焼室拡大の図。

XT500 WERNHER SHOJI SR AAAXT500 WERNHER SHOJI SR AAAオイルポンプとハウジング。もちろん交換です。と言う事でヘッドパーツはバルブスプリング含めすべてリフレッシュ!(新品とストックのSRから流用)

XT500 WERNHER SHOJI SR AAAシリンダースリーブ、、クロスハッチ消滅。当然交換。オイルのコンディションを管理する事が如何に大事な事なのか、改めて確認できました。AAAさんではエンジン&ミッション&クラッチオーバーホールでほぼ新車状態。一方のシャーシの方は幸いフレームの曲り損傷はなく、ヘッドとスゥイングアームピボットをフルメンテ。外装はそのままで理想の仕上がりで現在に至ります。