VWの一番小さいクルマ”UP”。COXさんの手によりトータルチューニングされたこのマシン、カスタマーセンター佐藤さんのご厚意で運転させて頂きました。乗ったら、、凄かったです(汗)。カスタマーセンター佐藤さん曰く「UPの純正シートの重さ、実はレカロのモータースポーツシェルより軽かったんです。ばらして見ないと解らない性能が詰まった真のワーゲンですね。」と。シフトインジケーターを装備&シフトパターンを前後変換、バケットシート&シフターポジション変更、サスペンションセットアップ、タイヤは純正。で、いつものテストコースを一回りしてきました。変速は慣れれば全く快適で流石のZFっ!ステアリングの剛性感、、久しく日本車(主に86)しか乗ってなく、このしっかり感はやはり凄いなと。安定して気持ちのいいコーナー&ロール感覚で、床と各アームの剛性感から来る小さく細いタイヤをキッチリ使っているインフォメーションも安心感たっぷりでありました。運転していて「小さくてもVWだから大丈夫ですよ。」と、諭されている気がしました。ドイツの一級工業製品の全てのクオリティと性能基準の中心となる製品がVWだと思います。その中心の中心はUPかもしれません。GOLF7Rはバカみたいに速くて刺激的で楽しそうですが、本筋といいますか、VWの王道はUPだと自分は感じました。ま、皆さん思っていると思いますが、ルボランの小倉さん好みの素晴らしいマシンでした。COX佐藤さんに感謝!
月別アーカイブ: 2017年3月
ターンフロー
最近、思う事がありまして2006年当時のマイブームであったNXTネメシスを再調査しております。事の発端は弊社の利益率があまりにも低い(笑)ので、なんとかすなくちゃ、、と。夏に向けてオリジナルTシャツのデザイン構想を思い立った次第でございます。ま、儲からないのは、ホンモノ(性能に対して適正価格)しか扱わない時点で、初めから覚悟しておりましたのでアレなんですが、性能を伴わなくても趣味を共有できる製品を!と考え、趣味のTシャツに行き着きました。Tシャツも千差万別でありまして、自分が納得するカタチ(サイズ感と質感)のものが見つかったのでトライしてみようと思ってます。題材は、、今の主要業務である86BRZが望ましいのでありますが、著作肖像のモロモロ権利を考えると、そこから派生した何か?で勝負する事を考えております。簡単に言うと飛行機なんですが、もし86BRZが飛行機だったら、、86BRZのパーツ(主にエンジン等)を使って趣味の飛行機を創ったらこうなりました!的な考えです。全部架空の空想の世界ですが、それには綿密なリアリティを構築しないと世界が完成してゆかないので、その世界観とディテールを練りこんでいる最中です。画像はその飛行機の元になりそうなNXT。エンジンが想像以上にコンパクトでちょっとびっくりしました。水冷水平対向12気筒アンダーターンフローのシンプルな造形に萌えます。自分のデザインは前進翼の複葉機を考えておりますのでお楽しみに?
絵葉書
万年筆の新しい使い方を発見。日々精進。
SPECIAL FRAME YAMAHA-TT
スペシャルフレームのYAMAHA-TT。ダートレーサー専用シャーシにフロントディスクブレーキを搭載。格好いいですねーー
ヘルメットバイザー
レザークラフトのバイク用ヘルメットバイザーです。画像を見て直ぐに欲しくなった製品で、工業製品なのにエイジングが楽しめるって凄い!って思いました。約1年大切に使って(UVによる変色)現在こんな感じです。経年変化を経て、自分のモノにしてゆく楽しみが最大の製品性能です。バイザーの製作者は台湾在住のバイクをこよなく愛するデザイナー兼クリエーター”呂俊逸”さん。その呂さんの逸品をfacebookで友人となった同じく台湾の趣味のオートバイ雑誌”FREE BIKE(祝8周年)”を一人で創り上げる気合いのエディター”陳清”先生がプレゼントして下さいました(日本旅行の際、国内から郵送)。大事に使って”いい感じ”になってからご報告しようと思いblogに掲載。呂さん、陳先生に感謝!ありがとうございます!日本と台湾、国は違いますが、趣味の深い所では常に近くに感じます。今後とも宜しくお願い申し上げます!
RADIUM
RADIUM、日本語でラディウム(正式にはレイディアム?)アメリアのドラックレース&ハイパワードリフト用高負荷エンジンの燃料制御を得意とするチューナーさんでありまして、同社のブランドロゴ(ra)とは別に対放射性マスクの恐ろし系のキャラクターが人気のようです。で、画像は86&BRZ用タワーバーのパーツでストラット上部のサポートです。ストラットタワー部の面接地をあえて避けて綺麗にプレスされた2枚のプレートでボールジョイントを挟み込む構造となっております。自分はサスペンションを主に売る仕事人ですので、車体強度を変えてしまうパーツには消極的なのですが、これには響きました。格好いいんです。売れなくてもいいから(笑)自分で欲しい、、。で実製品に満足しております。、、装着してませんが(汗)。組み立ててみると更に凄みが出まして、ボールジョイントのグリーンアルマイト&ブラックボディがエンジンルームに引き立ちますっ。で現在webページに価格掲載しておりますが未だ1本も売れておりません。、、高いんです。運賃が、、。で、現在DARIUM社に直接アプローチをする準備をしております。前職のハンズトレーディング時代に教わったインポーターとしての教訓”取引をする覚悟と、こちらからの提案(国の違いによるニーズ等)”を只今検討中です。86&BRZパーツはそこそこ買えそうですが、BMW用製品、、今苦手なんで(汗)。ですのでもー少しお時間頂いて正式にご提案したいと思っております。楽しみにしていて下さーぃ。これがタワーバーを”仮当て”した状態です。バルクヘッド中央から左右に伸びる純正ブレースバーとの”いろ目と質感”、マッチしていると思いませんか?で、ブレースバーとRADIUMタワーバーの交叉部分にスレッド加工のアクセントが施されているんです。小技が効いておりまして、このデザイナーさん凄いな、、とつくづく感心。自分も頑張れねば、と思う逸品で日々精進。
14R60+SACHS RACING DAMPER
交通タイムス社XaCAR別冊86&BRZマガジンにて掲載して頂いた”ブルーエリアオリジナル14R60専用SACHSレーシングダンパー開発進行状況”の続きとしてご案内。※この14R60専用SACHSレーシングダンパーkitの発売元はブルーエリアさんですので、製品のお問い合わせ等ございましたらブルーエリア(マイネッツ浦和美園店)マスタースタッフ高木さんまでご連絡お願い申し上げます。
前号(XaCAR014号)では14R60の純正スプリングレート(Front10kgf/mm、Rera14.5kgf/mm)をテスト開発中のザックスレーシングダンパーにセットして、ジャーナリスト山本シンヤ氏によるプレインプレッション。乗ってみたらダンパーレートが暫定仕様にも関わらず”至って好印象”、、、ザックスレーシングダンパーってどれだけ凄いの?この疑問と今後の課題を含め、今回は製造元の株式会社アネブルAP事業部の蘇武さんを交えた仕様変更会議を埼玉ブルーエリアにて決行!開発の途中経過をご報告致します。
発売元であり開発責任者(ラベルのネームにも注目して下さい)ブルーエリアマスタースタッフ高木さん曰く「スプリングレートはこのまま(14R60純正同等)で行きます。後はダンパーの減衰と、ストロークの見直しです。特にリア側のストロークがもう少し欲しい。」
現状のサスペンションを測定(フリー長&1G長)する蘇武さんからアドバイス「想定車高がほぼノーマル、下げても15mm程でしょうかね?フロントは比較的楽ですね。リア側は、、ダンパーケースの新造と、アッパー部分のダイレクトマウントにする事で約25mmストロークが確保できますね。兎に角リア側が課題です。」とスケールにて測定しつつ、設計メモを書き上げる蘇武さん。
リア側に比べてフロントはほとんど問題がなく、高木さんのリクエスト(14R60応力対応)のスプリングレートに併せて減衰バリエーションを見直し。
14R60特有のフラットボトム構造をブルーエリア高木さんがアネブル蘇武さんに説明中。ロアアームの適正位置も確認。
アネブル蘇武さんから86特有の車高に関する様々なレクチャーを頂き、目指す性能を装備した実製品に向けて具体的な改善策がほぼ決まりました。リアスプリングをダイレクトマウントすれば、その分ストロークが稼げますね、、。あとは、、数パターンの提案を考えてみます!と。無事会議終了。ドイツのことわざで”本物は最後に来る”と言う言葉があります。真の性能を追求するには個々のパーツ精度と組立技術、そして”考える時間”が必要なんですね。答が出るまで考えて、ドイツマイスターの教えに沿った仕立てが今から楽しみです。次号で完成したブルーエリア14R60ザックスレーシングダンパーに乗れる事を期待して待ってます。
えー、これが唯一の私の仕事、、記念撮影(汗)。
※株式会社アネブルについて/ドイツZFレースエンジニアリング(SACHSブランドのレース部門)社とオフィシャル&テクにカルパートナーシップメントを結束する日本国内唯一のザックスレースダンパーサービスファクトリー。SC430時代のトヨタGT500のフットワークを担ったザックス+アネブルの実績は、関係者だけが知る事実。現在は各レースチーム、有力チューナーへの製品開発&供給を行う。常用車用サスペンションセット”ザックスパフォーマンスコイルオーバー”のオーバーホールもアネブルの仕事となる。
FA20 DRIVISION ECU V2構想
おかげさまで”FA20ECU”と言う文字をGoogleで検索すると弊社のWebがTOPに(文字&画像)出てきます。※試しに検索してみて下さいねっ!ご協力お願いします。でFA20ECU-Tuningと言えば我が総統アニョキングこと、ドライビジョンの今市社長(&エンジニアの馬博士)の渾身の作品を扱わせて頂いておりまして、弊社の役目はディーラーモデルと呼ばれるLEA86V1(速度と回転リミットをノーマルのままに設定)の専任販売です。モデルLEA86V1は現在ブルーエリア(ネッツ東埼玉浦和美園店)さんのホボ専売製品となっておりまして、マスタースタッフの高木さんから「LEA86V1ユーザーさんの為のアップデートプランを検討してみて下さい」とリクエストを頂き、ドライビジョン今市社長にお伝えして待つ事数か月。プロトタイプ完成のご連絡を頂き、つい先日横浜にて弊社の試乗車にインストールして頂きました。さて、ここからが本題であります。LEA86V1チューニングプログラムは多くのユーザーさんに評価された”秀作”であり、自分もこれが最善と考えておりました。FA20特有の3,000回転付近のトルクの谷を解消して、低回転の初速からトルク感が感じられる。運転が楽、使える6速とユーティリティーの高さはNA版ダウンサイジングターボと言った感じでした。楽に運転できる回転を上げなくてもクルマが前に進む。つまり優等生でした、、まるで自動車メーカーのエンジニアが目指したような完成度で。スポーツカーでも環境性能を問われる時代のあるべき姿(チューニングの指針と方向性)だと思います。ただ、自分はドライビジョンFA20ECUの創成期から幾度となく数セットのプログラムを体感させて頂いており、LEA86V1の高い完成度ゆえ、楽しみ(アクセル踏んでわーってワクワクする感じ)は少なくなったように思います。プログラムV3相当(レブ&速度解除)からLEA86V1に換装した際には寂しさも感じましたから、、。知らなければ感じない、、現LEA86V1ユーザー皆さんは全く不満なくチューニングプログラムを楽しんで頂いていると思います。でも私は知ってしまいました、、LEA86V1アップデイト版を、、アップデイト、、ウインドウズのソレとは全く違います。ドライビジョン今市社長の「アップデイトの域じゃないです、、コレが真のGENESIS!!!!」と、ここまで書いて一晩考えました。LEA86V1アップデイト版のインプレッションです。今市社長から「まずはコレで高回転テストね。」と一回目のインストールで試乗へ。2速のレヴリミット(回転制限付き)から3速へ。クルマの挙動が変、、汗。ダンパーが良く効いた(SACHS車高調整が装着された)デモカーなのでホイルスピンもトラクションコントロールも入り辛く、つまりどんなに踏んでもキッチリ路面追従&接地性能が自慢(故に速く感じない面も)だったのですが一瞬”ズルッ”と。3,800rpm付近からのレヴまで続くパワー感、盛った感じはすぐに解りました。ファクトリーに戻り今市社長が再度プログラム調整&試乗へ。戻って来た今市社長「これで体感10psアップね。しょうちゃんの完成!あとは距離と回転域、速度を変えてインプレッションヨロシク!」とアップデイト版を預かった訳ですが、もしかしたら1回目のインストール後の試乗エンジン履歴を検証して調整しているのかな?と。アクセル速度とエンジン回転等入力から”その人に響く環境に最適化”しているように感じます。ドライビジョン今市社長は常に「チューニングはそのクルマのオーナーにとって最適じゃないと意味が無い。一番時計(ECUチューニングによる最高出力>ダイノテスト環境用)はいつでも作れるけどダイノの数値よりオーナーのマインド数値を大事にしたいよね。パワーの感じ方は人それぞれ。自分にはそこの気持ちに併せて行く事が出来るから。」前から聞いていた話でしたが、これって全く新しいチューニング概念ですよ。、、だからGENESISIなんだ、、と、今気が付く私。横浜を後にして一般道路で約70キロ走行。渋滞のストップ&ゴーも常時2速スタートで問題ナシ。トルクの増加(バックギアでも体感できます)による使い辛さは全くありません。高速道路のETC開けダッシュはwwwwwwな感じで笑っちゃう程速くなりました。巡行速度95-100キロ、エンジン回転数2,500rpm、6速、OBDから読むアクセル開度指数16~19(因みにアイドリング時は14を示します)この状態が高速走行の凡例だと思います。ここからちょっと加速したい場合はアクセルを少しだけ(アクセル開度指数20~22)踏めばクルマはすーっと加速します。シフト操作は不要です。巡行速度状態(100キロ、6速2,500rpmアクセル開度指数19)からアクセル全開(最大指数90、ドライビジョンECU搭載により実際は100)を数回繰り返し検証した結果。LEA86V1より全然速い。クルマの動きが違う。高回転の気持ち良さが楽しい。楽しいので踏んでしまう。巡行速度域や普段使いのユーティリティーは更なるトルクの増加(感)により更に使いやすく、踏まなければ燃費もほぼ同じかと思われます。以前インストールして頂いたV3よりも自分には好印象でありました。新時代、新世代のドライビジョンECU-GENESISI(LEA86V1アップデイト版)その性能の根幹は人と人との理解、コミュニケーションによって組み上げられます。GENESISIは一つのプログラムでありながら、個々のオーナーさんのドライビングスタイルに合わせた専用設定が可能。、、もー少し走ってまたインプレッション致します。あとはコストですよね。
オトコの消費と年齢について
先日、ハンズトレーディング時代の後輩、野田君(現アトラクション役員)と久々の同行営業をやってきまして、ほぼ一日一緒に仕事をしました。野田君の勤務する株式会社アトラクションさんの”今の一押し”は当然86&GRMN86&BRZ用パーソナルOBD診断ツール8BITでありまして、開発構想の段階から相談を頂き弊社でも取り扱い開始となりました。私も野田君もハンズ時代の相当昔、ダイアグノスが話題になる前から知識と自分なりの営業スタイルを確立してきましたので8BITはヒット商品になると思います。で、最近どうよ?と野田君に聞いたところ、全くつまらないおじさんになってました。趣味、、散歩(汗)。飲む!打つ!買う!じゃなく、飲まない!打たない!ほとんど買わない!と。自分の最近そうなんですが、自称ガンダム世代の野田君もほとんど買い物をしないようです。そもそも欲しいモノがない。唯一のコレクションとして買い続けているのがカシオのGショックらしいです(色、造形、ファンクションに萌える)。自分の場合はどうか?と言いますと、この先の人生に必要なワードローブはたいがい揃ったんですね。子供の頃から”ファッション=装備”と意識してましたし穂積和夫先生のイラストレーション通りに一生着られる(はずの)服を揃えれば買わなくてOKで現在そういった状況です。ま、こんな経済状況ですし自分の給料も少なくしました(汗)のと、毎月のお支払がありますので買い物(お金を使う、使いたい)と言うストレスが無いのが一番の原因かもしれません。毎月本を数冊と、外食の時にその時の最善の食べ物を食べる。おじさんを通り越しておじいさんかもです。それを考えると毎回パーツをご購入して下さるお客様にはほんと感謝しなくては!と思っております。自分は”眼が肥えた”つもりでおりまして、自分が欲しいものは”よっぽどのモノ”と考えております。消費に冷めた冷静さを基礎体温として、血圧が上がる程のワクワクする製品を創る事、見つける事に全力で取り組みます。日々精進。画像のGショック風のロレックスはちょっとテンション上がりましたw
ドイツトヨタ純正
ドイツTOYOTAのWebサイトを見ていたら、こんなストライプkitが純正オプションとして設定されておりました。似たようなのは日本国内でも製造可能ですが、純正品の有難さってありますよね。ちょっと気になる製品です。