カレラカップファイナルラウンドのインターバルを縫って撮影させて頂きました。特徴的なフロントフェンダーが外された911、997Gt3CupMY10!この画像を観て、”あ!ポルシェ!”って解る方は相当のアレですね(SpecialThanks/アデナウチーフメガニック相川さん)。
ココからはどーしても997の端整で由緒正しい顔が想い描けないのは僕だけじゃないでしょう。こーして見ると往年の930系スラント(フラット)ノーズって、理に適っているように思えてしまいます。さてさて問題は外皮(アウターフェンダー)では無く、普段見えない核心部分です。
はい!フロントストラット&ナックル全景です。もー壮観!絶景です。乗用の997GT3RSオーナーさんも必見かもしれません。Cup専用部品がてんこ盛り、、、ってナックル(スピンドル)アームとピロ化されたタイロッド、ロワアーム、ディスクローターの変則ベンチレーションフィン(これは同じですかね?)全てカッチリして”ポルシェ以外のレーシングカーにおけるワンオフ感”が全く感じられませんね。整然とし過ぎて、、でもそこがポルシェの凄いところ”レーシングカーも純然たる製品!”と公言するレーシングカーを量産出来る世界で唯一の企業。その中枢、超絶技術集団ヴァイスアッハ(ポルシェモータースポーツ)における技術力、、と、言うか工業力の高さが製品(カップカー)に投影されているんですね。で、皆さんの疑問、、(興味かな?)「このマシンの修理整備は次戦に間に合ったのか?レース中にそんな簡単にパーツ手配が出来るのか?」って思われる方もいらっしゃるでしょう、、、答えは簡単。しっかり出走しました。カレラカップジャパン事務局さんのサービス体制は万全です。サービストレーラーに詰まれたパーツのストック、、金額にして約¥4千万(推定)ホワイトボディを除けば数台分のストックを常に搭載しているようです。必要な時に必要なパーツを発注すればレースに復帰できる。エントラーさんは予備パーツのストックは一切必要ありません。で、、、BASISの中西社長っ!来年あたり如何ですか~?
お待ちかねの”確信部分”。RS-1ユーザーさんだったらこの997GT3Cupに搭載されたダンパー(サスペンション)が”ひと目”でザックスレースエンジニアリング(SRE)社製である事が解ると思います。僕もコノ角度からは初めて見てですね、、安心しました。VW、Audi、BMW&Mini、勿論Porsche用RS-1ストラット(部品)は世界最高峰のワンメイクレースマシン997GT3Cup由来ですからね、真に誇れる製品の証です。