その乗り心地はまさに”SpaceGlider(スペースグライダー)”。あれ?一気に宇宙な話なのねー。とレポート(インフォメーション)を読みながら思い出しました。あ!これがStudie鈴木社長が叫んでいたBMWにおける「2010年宇宙の旅」って事なんだぁ(と思いつつ、何でこんな情報までStudie鈴木さんが持っているか不思議、、、)。さて、SACHS(ザックス)の母体企業であるZF総本山が打ち出した全く新しい”乗り心地論=SpaceGlider(スペースグライダー)”言葉の意味を読んでそのまま考えると、無重力状態に飛ぶ慣性移動体、、?って事でよいのでしょうか?兎に角っ、移動振動は完全に制御出来たぜ!と言ったZFにおける勝利宣言である事は間違いありません。さっきまで次世代の乗り心地の代名詞であった”SkyHook(スカイフィック理論)”は過去の産物となった訳です。で、BMWの5GTはまさにそう言った乗り物のようで、もはや僕らのような”後付けダンパー屋”さんの出番は全くありません。ZF&SACHSがBMWAG(ミュンヘン総本山)に対してどんな企業であるか(距離感を含めて)を知る僕らとしては、ブランドへの期待感と同じ位不安感があります。従来までのユーザーさんへのセールス例として「純正部品のダンパーは、体外コスト落として創られているからボロいんですよ~。だから変えたほうが良いですよ!」何て事は全く通用しません。だから何?って言われると、完全オリフィス制御の機械式ダンパーが搭載されたクルマが走っているうちに頑張ってユーザーさんにアピールしてご購入頂く以外にありませんねー。頑張らなくちゃ。