SACHS PERFORMANCE 118451/118453 ザックスパフォーマンス

SACHS Performance Coilover 118451&118453&118456

 

 SACHS PERFORMANCE 118451/118453 ザックスパフォーマンス
SACHSパフォーマンスコイルオーバーのプロダクトがスタートした2007年から数回のマイナーチェンジを繰り返し、現在でも人気の高いロングラン製品です。PQ35シャーシ用で現在はゴルフ6系、8JTT、シロッコ、ザビートル用として118451、同じ製品構成のフロントストラット径50mmの118456。そしてゴルフ5系に118453と3つのパッケージにてラインナップしております。118XXX品番、つまり第1世代の製品ではありますが、マイナーチェンジ毎に進化している製品で、ユーザー皆様からも高い評価を頂いております。日本国内のVWゴルフワンメイクレース”Gti-Cup”に採用されたVW-Racing Damperを元にストリートでのパフォーマンスにチューニングされたレース直系のサスペンションセットです。今からゴルフ5、ゴルフ6?いえいえ、今だからゴルフ5、ゴルフ6!サスペンションをアップデイトして新しい世界(新しい振動制御)を楽しんで下さい。
SACHS PERFORMANCE 118451/118453 ザックスパフォーマンス
SACHSパフォーマンスコイルオーバーのパッケージングの基礎を築いたモデルで、全てはこの製品から始まったと言っても過言ではありません。500台以上の装着実績からも今でもPQ35シャーシ用サスペンションセットのトップレンジを維持できるポテンシャルを備えております。フロント倒立ストラット、リアアップサイドダウン。前後共減衰調整ダイヤルはダンパー下部に配置。減衰レートの変更はダイヤル1クリックで伸び、縮み同調(1way)。フロントストラットに刻まれた調整ネジ部は従来からの超高精度トラぺゾイダル(台形)ネジを採用。前後のコイルスプリングは不等長バリアブルの凝った線形を採用。レートの比較的弱く長いスプリングを潰してセットアップする手法は従来通り。調整用のレンチ2本が付属されます。Front18段、Rera18段の減衰調整。

■VAG-PQ35用製品バリエーションに関して。 118451、118453、118456と3種類のラインナップがあります。フロントストラットダンパー&フロントスプリングは全て共通(118456は50mm径)。主な相違はリアにあります。

118451&118456>リアダンパーケース長255mm(全長520mm)、リアスプリング自由長240mm

118453>リアダンパーケース長280mm(全長520mm)、リアスプリング自由長250mm

 SACHS PERFORMANCE 118451/118453 ザックスパフォーマンス
 VAGのPQ35プラットフォーム用サスペンションセットは幅広い車種バリエーションに装着可能です。と書くと「汎用製品なのか、、」と、思われがちですがそうではありません。各車両への適合は世界一厳格なドイツラインランド検査協会の認証を保持し、実装着テストを経て、1つの適合として認証されます。動力性能の違いや、車両重量の違い、これを車高調整機能と、ワイドレンジの減衰調整を使って最適化する事が出来ます。週末のワインディングから家族でのドライブ、仕事での長期長距離の移動、サーキット走行と、全てを1台で楽しむ事、これはVWのフィロソフィーに沿った開発理念であり、SACHS Performance Coilover性能の全てです。路面状況等のシチュエーションに限らず安全に、快適に、速く。私自身、デモカーで数万キロの距離を走りましたが、圧倒的な性能(高速巡行等の高負荷)の割りには疲労が少ない事を体感しております。ドイツ、アウトバーンで鍛えられたフットワークの本領はやはり高速巡行かもしれません。ゴルフでのインプレッションは全天候型無敵のマルチラウンダーでありましたが、車両重量やホイールベースの違う(最も短い8J-TTから最も長い3C-PASSAT)モデルに装着した場合は少しずつ体感感覚が変わってくるかもしれません。同じダンパーレートを使いつつも、TTではレスポンス良く、スポーツカーのステアリングフィールと車体挙動に。PASSATではアッパーミドルサルーンらしい、質感と乗り心地を。SACHS Performance Coiloverは単1シャーシ用に設計されつつも、その適合車種バリエーションのシャーシ性能を静かに底上げしつつ、チューニングサスペンションを装着した事を主張するような事無く、クルマのキャラクターに寄り添う性能を保持しております。

テスト車両データ : Golf6Gti+ミシュランパイロットスポーツ3-225/40-18装着。協力maniacs STADIUM様

 SACHS PERFORMANCE 118451/118453 ザックスパフォーマンス
実測の減衰バリエーショングラフです。左がフロント、右がリアー。グラフ上がBamp(縮み)、下がRebamp(伸び)です。グラフの外郭(フロント>ミントグリーン、リアーグリーン)が最大レートでオリジナルプロフィールです。-(マイナス)側に減衰ダイヤルをクリックする事でニードルバルブがレスポンスして減衰が変更されます。街乗り乗用、高速走行&サーキットグリップ時の最大使用域は横軸スタート目盛りから2つ以内です。その間に全ての減衰バリエーションが展開されておりますので、1クリックの減衰変更が誰でも体感できるはずです。このワイドレンジの減衰バリエーションをご覧頂ければ3つのパッケージ(品番118451&118453&118456)でありながら、PQ35プラットフォームの様々な車種バリエーションに対応出来る事がご理解頂けると思います。

Spring rate Front 43N/mm,Rear46N/mm (1G換算レート) / 推奨車高下げ幅Gti標準より20-30mm

Setup engineer –  Pierre Trumpp / Products supervisor – Rainer Kirchne    Made by ZF-Race Enginnering GmbH   Germany.