世界最高峰のサスペンションブランドSACHS(ザックス) 第二世代(製品番号000XXX)初のプロダクツであり、SACHS-Pereformanceレンジの二代目セットアップエンジニア”Pierre Trumpp氏”最後の作品(現在ドイツZF中央研究所R&Dに勤務)。この86&BRZ用サスペンションセットの開発と同時進行していた純正装着用SACHSダンパー(ブガッティヴェイロンとVW-XL1)の評価が高く、この製品が多くのジャーナリストとメーカーエンジニアから注目される結果となりました。これから発表される近未来ヨーロッパ製スポーツ車のサスペンションのトレンドが詰まった秀作です。開発指針は従来の欧州車通り、どんな速度域でも安全に快適に。それとFRスポーツカーらしいステアリングレスポンスを持ちながらロングツーリングも可能なユーティリティを持った製品です。微速域からサーキット走行などの高負荷高速域まで対応するSACHSパフォーマンスコイルオーバーは、ワイドレンジの減衰バリエーション(前後18段調整、伸び&縮み同調の1wayアジャスタブル)で好みのセットアップが可能です。ダンパーに搭載される内部パーツはPorsche991GT3CUPカップカーと一部供用となるレース直系ダンパーですが、皆さんが想像するようなハードな製品ではありません。「趣味性の高いサスペンションセットは使い辛い、、」この話はSACHSには全く当てはまりません。ユーティリティ、使いやすさ(乗りやすさ)こそがSACHSパフォーマンスコイルオーバーの性能です。 ■税別定価-改定確認中-(税込XXXXXX) |
86&BRZ用 SACHSパフォーマンスコイルオーバーは前後共に倒立式を採用。応力剛性の必要とされるフロントストラットには多くのサスペンションメーカーが倒立式を採用しておりますが、リア側も倒立レイアウトを採用した86&BRZサスペンションセットには珍しいかもしれません。リア側のマルチリンクサスペンションに倒立式が必要なのか?単なるオーバークオリティでは?発売当初はそういった意見もありましたが、走る度に倒立式の優位性が明確に体感できるようになりました。4アーム構成の86&BRZリアマルチリンクにセットされたリアダンパーは、想像以上に応力を受けるように感じます。この性能は数内には出ない”体感感覚”でありますが、高負荷でもスムースで、レスポンスの効いたストロークは応力剛性に優れた倒立式の優位性に感じます。減衰の調整ダイヤルは前後共ダンパーの最下部に装備されております。また、前後のコイルスプリングトップは純正アッパーマウントに対応しております。画像にはありませんが製品には調整用のレンチ2本が付属されます。Front18段、Rera18段の減衰調整。 |
横浜都筑ボッシュテクニカルセンターにてノーマルサスペンション対比のダンパー性能の実証テストを実施しました。車体に振動を与えてタイヤの路面接地性能を数値化しました。高周波~低周波の全域においてノーマルを上回る数値を計測しました。しかし、この測定には体感感覚(乗り心地)などの評価は一切加味されません。テストでの路面接地性能数値は減衰を上げれば上げる程、ハイスコアとなります。私達はこのデータを元に、その値でどのように”乗り心地”が確保されているのか?をデータと共にお伝えしております。サードパーティー製品と言えども、自動車パーツサプライヤー世界3位ZFグループの製品ですので社会的責任の上、実施致しました。詳細データを保持しておりますので、ご希望が御座いましたら随時公開致します。 |
SACHS Performance Coilover 000299 Force adjustable variation. 実測の減衰バリエーショングラフです。左がフロント、右がリアー。グラフ上がBamp(縮み)、下がRebamp(伸び)です。グラフの外郭(フロント&リア共にブルー)が最大レートでオリジナルプロフィールです。-(マイナス)側に減衰ダイヤルをクリックする事でニードルバルブがレスポンスして減衰が変更されます。街乗り乗用、高速走行&サーキットグリップ時の最大使用域は横軸スタート目盛りから2つ以内です。その間に全ての減衰バリエーションが展開されておりますので、1クリックの減衰変更が誰でも体感できるはずです。低重心ライトウエイトFRスポーツカーのキャラクターを意識しながらも、伸び(グラフ下側)減衰をダイナミックにチューニング。フロントに比べ、減衰の高いリア側の構造強度は、倒立式の応力剛性によって確保されております。FRスポーツカーのレスポンスの良い運動性能に、WRC由来の圧倒的な接地性能がプラスされた究極のセットアップです。120年以上続くSACHSサスペンションチューニングのセオリー通り、バンプ(縮み側)の減衰を程ほどに、リバンプ(伸び側)の制御に重点を置いたクルマの動きは微速域から高速までスムースに、コーナリングでは安心感を伴ったナチュラルなロール感と、イン側(伸び側)の接地性能により速度に関わらず安定した綺麗な旋回が楽しめるはずです。どんな速度でも、どんな路面環境でも、安全に、快適に速く。ドイツ基準でセットアップされたSACHSパフォーマンスコイルオーバーで高次元の、真の振動制御を是非とも体感して下さい。 Spring rate Front 38.50N/mm,Rear42.50N/mm (1G換算レート) / 車高調整範囲+10~-25mm、推奨車高-15~20mm Spring Location (前後共純正ゴムアッパーマウント対応逆台形型、ボトム内径60mm) Front自由長208mm/1Gセット長130mm、Rear自由長260mm/1Gセット長160mm Setup engineer – Pierre Trumpp / Products supervisor – Rainer Kirchne Made by ZF-Race Enginnering GmbH Germany. |