SACHS PERFORMANCE COILOVER 000300 000441 BMW F20 F30

SACHS Performance Coilover 000300&000441

 SACHS PERFORMANCE COILOVER 000300 000441 BMW F20 F30
  2007年から販売を開始したRS-1ことSACHS-Performance Coilover。ドイツ車用適合においてBMWのF2X/F3X系製品から事実上の第二世代へと進化しました。搭載する内部パーツを全て自社(ドイツZFレースエンジニアリングGmbH)のレーシングダンパー(RD45)規格に統一。ヨーロッパで展開されるワンメイクレース用ダンパーと同じポテンシャルを搭載した新世代の制御性能を体感して下さい。F2X/F3X系用Performance Coiloverは2つのラインナップ(4気筒エンジン専用付属コイルスプリング/6気筒エンジン&4気筒+ハイブリッド専用付属コイルスプリング、ダンパーは4気筒、6気筒共用)がございます。現車両をご確認の上、ご用命下さい。電子制御ダンパー(DCC)搭載車両に装着する場合、キャンセラーが追加で必要となります。※製品はプロトタイプ。
 SACHS PERFORMANCE 000300/000441 ザックスパフォーマンス
 第二世代を謳いつつも外観の変更点はほとんどありません。フロント倒立ストラット、リアアップサイドダウン。前後共減衰調整ダイヤルはダンパー下部に配置。減衰レートの変更はダイヤル1クリックで伸び、縮み同調(1way)。車高調整用のアジャストリング、カウンターリングがPorscheCarreraCUP等レース用に変更され、リア側のアジャスターブロックの強度見直しが施されております。フロントストラットに刻まれた調整ネジ部は従来からの超高精度トラぺゾイダル(台形)ネジを採用。前後のコイルスプリングは不等長バリアブルの凝った線形を採用。レートの比較的弱く長いスプリングを潰してセットアップする手法は従来通り。1G線間密着部分にはチューブが巻かれてセットアップされております。画像にはありませんが製品には調整用のレンチ2本が付属されます。Front16段、Rera16段の減衰調整。
 SACHS PERFORMANCE 000300/000441 ザックスパフォーマンス
 新世代3シリーズを中心としたF2X/F3Xプラットフォーム用SACHS-Performance Coilover。ドイツZFレースエンジニアリング社の開発担当(セットアップエンジニア)が代わり、従来製品(118品番から始まる第一世代)よりやや強めのコイルスプリングをセットアップするようになりました。勿論ダンパー減衰のセットアップに沿った選択ですので全く問題ありません。SACHS-Performance Coiloverはバネの反力に依存する事無く、ダンパー主導でサスペンションを制御しております。さて、F系BMWではMアダプティブサスペンション(電子制御)の搭載比率が多く、その電子制御を外してチューニングサスペンションに交換する意味はあるのか?多くのF2XF3X系オーナーが考える事だと思います。永くBMWとSACHSサスペンションに乗り続けてこられたオーナー様であれば、SACHSのBMWに対する独特のチューニング手法(BMW純正の延長線に感じる絶妙なモディファイ)に優位性を感じて頂けるはずです。乗れば何時ものSACHSライド、、私も乗ってそう感じました。言葉で説明するのがとても難しいのですが、気持ちのいい車体の動きは誰もが感じる優位性だと思います。電子制御を外して完全機械式(SACHSダンパーの純オリフィス制御)にする事で得られる最大の性能は”オーナードライバーの体感感覚”かもしれません。BMWイデオロギーである”Freude am Fahren(フロイデアムファウレン、駆け抜ける喜び)に、ドライバーに寄り添った気持ち良さを追加した仕立て。ドライバーの入力に対して、一瞬先の車体挙動が想像通りの安心感。電子制御であれば、もしかしたら過度な制御と感じる違和感は一切ありません。抽象的な言葉しかありませんが、今サスペンションを交換(チューニング&アップデイト)する最大の目的は性能向上は勿論ですが、好みや趣味を買う事だと思います。性能に関してはZFレースエンジニアリング社は厳格であり、性能向上が実証できなければ製品化しない。商売の為だけの製品は製品と呼べない。世界でも稀なF1とWRC、両方のダンパーサプライヤーとしてのプライドが紡ぎだした最もベーシックでありながら日々進化する機械式制御(オリフィス制御)を楽しんで下さい。

協力 ALLZU Motorenbau様

  SACHS Performance Coilover 000300&000441  Force adjustable variation.SACHS PERFORMANCE 000300/000441 ザックスパフォーマンス
  実測の減衰バリエーショングラフです。左がフロント、右がリアー。グラフ上がBamp(縮み)、下がRebamp(伸び)です。グラフの外郭(フロント>ミントブルー、リアーグリーン)が最大レートでオリジナルプロフィールです。-(マイナス)側に減衰ダイヤルをクリックする事でニードルバルブがレスポンスして減衰が変更されます(1クリックで伸び&縮み同調)。街乗り乗用、高速走行&サーキットグリップ時の最大使用域は横軸スタート目盛りから2つ以内です。その間に全ての減衰バリエーションが展開されておりますので、1クリックの減衰変更が誰でも体感できるはずです。前後16段減衰調整。このワイドレンジの減衰バリエーションをご覧頂ければ単一パッケージ(品番000300&000441)でありながら、F2XF3X系プラットフォームの様々な車種バリエーションに対応出来る事がご理解頂けると思います。前後の減衰レートを相対的に見ると従来からのE系(~E90)までと全く違う減衰展開がBMWの新時代と感じられます。特にフロントの縮み側減衰が高く、従来からのフロントでいなしリアで制御。が、F系車体剛性の更なる飛躍と、リアの車体電子制御(DSC,DTC)に併せて前後サスペンションの稼働率をバランス化した展開と考えます。現在、多くのBMW純正(標準)ダンパーは残念ながらSACHSではありません。しかしBMW創業当時からの技術供与と共同開発、SAUBER-F1ダンパーの供給と”BMWの走りの根幹”を永く支え続けるブランドがSACHSであり、BMWに対して特異なポジションを持つSACHSにしか出来ないセットアップがここにあります。

Spring rate 000300>Front38.00n/mm(Leng230mm>1G=130mm) Rear98.00n/mm(Leng255mm>1G=175mm)

Spring rate000441>Front50.00n/mm(Leng225mm>1G=125mm) Rera123.00n/mm(Leng260mm>1G=180mm)

推奨車高下げ幅標準より5~35mm

Setup engineer – Timo Tully  / Products supervisor – Rainer Kirchne    Made by ZF-Race Enginnering GmbH   Germany.